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筆記試験

消防士の論文試験対方法を解説【4つのステップで勉強するだけ】

2022年8月11日

消防士論文試験

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

消防士になりたいのですが、論文が苦手です。どのような対策が必要ですか?
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事になっています。

 

本記事の内容

  • 論文を書くときのポイント
  • 頻出のテーマ
  • 対策時期
  • 勉強方法

 

消防士になるための採用試験では必ず論文試験が出題されます。

合格のポイントは、3つあり最も大切なことは第三者に添削してもらうことです。

本記事では、試験官が見ているポイントや対策方法について詳細に解説しています。

 

この記事を読んでいただければ、消防士の論文試験を突破できる具体策がわかるようになるはず。

 

消防士の採用試験を受験予定で論文が全く書けないという人でも、コツを押さえれば必ず書けるようになります。

 

論文試験の全体像については、下記の記事で詳しく解説しています。消防以外の試験を受験予定の方は、参考にしてください。

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消防士の論文試験の全体像【見られるポイントなど】

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消防士の採用試験では基本的に論文試験が採用されています。

そのため、論文対策は必須。

ここでは、どのような点を見られているのか、また論文の役割等を解説していきます。

 

論文試験は、正式に言うと「教養記述試験」となります。

しかし、実際にはほとんどの場合、論文試験や論作文試験(論文・作文試験)と言われていますね。

 

①試されている力(ポイント)

 

論文は、主に2つの力を試されています。

それが、読解力と文章作成能力

読解力は、課題に対して論理的に解釈する能力です。文章作成能力は、単純に「読みやすく」「分かりやすく」書ける能力になりますね。

 

②論作文の役割

 

論文試験は、文章で人間性を見られています

言い換えれば、文章を通してコミュニケーション能力を試されているんですよね。

 

一方、口頭でコミュニケーション能力を見られているのが面接になります。

 

③難易度は若干低い

 

消防士の論文試験は、他の論文試験(国家一般職、事務系公務員)に比べて、難易度が低めに設定されています。

ちなみに論文試験は下記の2つに分類されます。

  • 論文試験:課題に対して自分の考えを述べる
  • 論作文試験:自分のことについて述べる

 

消防士の論文試験のほとんどで、論作文試験が採用されています。

また、他の採用試験と比較して難易度は低いです。

 

消防士の論文試験【文字数と制限時間】

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消防士の論文試験は、ほとんどの場合、800字〜1200字程度となっています。

また、時間は60分〜90分程度に設定されているようです。

ごく稀に、時間制限だけ設けられ文字数を設定されていない自治体もありますね。

時間制限 文字数
東京消防庁 1時間30分 800字〜1,200字程度
大阪市消防局 1時間 制限なし
横浜市消防局 1時間 750字程度
川崎市消防局 1時間20分 1,000字〜1,200字程度
川崎市消防局(高卒) 1時間20分 800字〜1,200字程度

※スマホの場合は、スクロールすることができます。

 

主要都市は、上記の通りになっています。

 

消防士の論文試験頻出のテーマ

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消防士の論文試験には頻出のテーマが幾つかあるので、参考に紹介します。

 

種類 テーマ例
社会問題 少子高齢化

働き方改革

女性の社会進出

環境問題 ゴミ問題

温暖化対策

災害・防災 自然災害対策

災害に強い街づくり

地方創生 観光復興

過疎化対策

安寧秩序 市民の安全を守るためには

住みやすい街づくり

チームワーク チームワークを高める方法

集団生活

自分系 困難を乗り越えた経験

自分自身の強み

理想の公務員像

※スマホの場合は、スクロールすることができます。

 

政令指定都市で出題されたテーマ

 

全国の消防本部で出題されたテーマを掲載すると膨大になるため、主要都市で出題されているテーマを紹介していきます。

消防本部名 年度 課題
堺市消防局 H28 あなたが消防職員となった時、市民の安心・安全のために挑戦したいことをその理由も含めて具体的に述べなさい。
新潟市消防局 H29 近年、大規模地震や集中豪雨、台風等の自然災害が各地で発生しています。このような大規模災害における消防活動体制を強化するため、どのような取り組みを行うべきか、あなたの考えを述べなさい。
熊本市消防局 H29 災害の多くは予防でき、自然災害は減災することは可能だ。しかし、そのためには行政のリーダーシップは欠かせない。このことについてあなたの考えを1,200字以内で述べなさい。
北九州市消防局 H30 北九州市が求める人材像 の一つとして 『 豊かなコミュニケーション 力を有する人 』を掲げています。消防士という立場を踏まえた『豊かなコミュニケーション 』とはどのようなものか、あなたの考えを述べなさい。また、あなたの過去の経験を挙げ、コミュニケーションをより豊かにするために、その経験をどのように 活かすのか、考えを述べなさい。
川崎市消防局 H29 川崎市においては、今年度4月に人口が150万人を超え、さらに当面は増加が続くことが予想されています。この急激な人口増加によりさまざまな問題が発生することが懸念されています。このような状況を踏まえた上で、防災の観点から発生が予想される問題及び川崎消防が取り組むべき課題を上げ、その課題に対する対策について、あなたの考えを具体的に述べなさい。
さいたま市消防局 H30 大地震をはじめとした自然災害による被害が懸念される中で、安全で災害に強い地域づくりのために、行政はどのようにすべきか、あなたの考えを述べなさい。
横浜市消防局 R1 全国各地で大災害が頻発していることや、災害が複雑・多様化している状況等を踏まえ、横浜市では社会からのニーズを的確に捉え、それに全力で応えられる消防職員の人材育成を行っています。これを踏まえ、あなたが横浜市において、消防職員としてどのように仕事に取り組むべきか述べなさい。
大阪市消防局 H29 巨大地震等大規模災害の発災時には、消防機関はもとより地域住民の自助・共助が必要であり、地域における防火・防災の取組を推進し、市民の災害対応力の強化を図ることが求められている。「災害に強いまち」をめざし、市民の防災への意識を高めるためどのような取組が必要か、あなたの考えを論じなさい。
京都市消防局 R1 最近5年間で,他者との関わりの中で自分が成長できたと思えることと,それを活かして,現在取り組んでいること(600字以内)

※スマホの場合は、スクロールすることができます。

 

他の頻出テーマについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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対策時期はいつから始めるべきか?

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消防士の論文試験は、そこまで難易度が高くないものの、やはり早めに対策しておいて損はありません。

 

なぜなら、実際に書いてみてプロにチェックしてもらわないと合格するラインまでいくか不明だから。

 

多くのサイトでは「3ヶ月前から対策を始めたら十分だ」と書いてありますが、僕はそうは思いません。

理想は、教養試験等の準備と同時くらいに論作文試験の対策を始るべき。

 

対策時期と方法の具体例

 

ちなみに、注意してほしいのが教養試験の対策と同じレベルで対策を行わないことです。

 

なぜなら、教養試験の対策するべきものが圧倒的に多いので、そこまで論作文試験に力を割けないんですよね。

 

だからこそ、論文試験の対策を早めに行っておいて、必要なければ対策の濃度を薄めれば良い

 

イメージとしては下記のとおり。

消防士論文試験

 

要は、早めに対策をスタートしておけば、得意でも苦手でもどちらにも転べると言うことです。

 

3ヶ月まからで良いと言う情報を鵜呑みにして添削してもらった結果、ボロボロだった場合に対応しようとしても難しいんですよね。

 

公務員試験対策予備校の大手アガルートアカデミーでも、年明けから対策するべきと書いていますね。

少なくとも半年以上前から対策をしていることになります。

 

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ヤット
僕は早い時期から始めて、そこまで対策が必要ないなと思ったので、2週間に1回のペースで論文を書いていました。

 

対策時期については、こちらの記事で詳しく解説しています。

>>公務員の論文試験対策はいつから?【早く始めた方が良い3つの理由】

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公務員の論文試験対策はいつから?【早く始めた方が良い3つの理由】

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消防士の論文試験の対策と勉強方法【4ステップ】

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消防士の論文試験対策は4つのステップに従って進めていきましょう。

 

ステップ①:知識のインプットと情報収集

 

論文はいきなり書けるようにはなりません。

まずは、ネタが無いと一体何を書いて良いかわからない状態になってしまいます。

例えば自分系のことであれば、

  • 学生時代に努力したこと
  • アルバイトの経験
  • ここ最近頑張ったこと

などを、書けるようにしておくこと。

 

時事や消防系のことであれば、

  • 消防白書をチェックする
  • 新聞やYahoo!ニュースをチェックする

こんな感じ。

 

合わせて15〜20テーマくらいのネタがあれば、大体の課題に対応できると言われています。

 

ステップ②:模範解答を読む

 

一番、上達する方法は良質な文章を真似ること。

世の中にはすでに、多くの公務員試験に関する模範回答が出回っています。

なので、そういった文章に多く触れてみる。

良質な文章に触れることで、どんどん自分の書く技術が上がっていきます。

 

ステップ③:実際に書いていく

 

ネタの暗記や良質な文章に触れることができれば、実際に書いていきましょう。

やはり、書かなけばいつまで経っても文章を書くことができません。

苦手なのであれば、短文でも良いので定期的に書いたりするようにしてほしいですね。

短文の積み重ねが、長文に繋がっていきます。

 

ステップ④:第三者に添削してもらう

 

実際に書いた後に満足して、そのままにしておくのはNG。

必ず、第三者(プロ)に添削してもらってください。

 

誤字脱字はもちろんですが、文章の癖や、論理性などは自分は中々気付きにくいものです

 

しかし、誰に見てもらっても良いと言うわけではありません。

公務員試験に精通したプロ(予備校講師など)に見てもらうこと。

 

公務員試験は、一般の論文試験に比べて特徴があるため、精通している人でなければ適切な判断ができないからです。

 

おすすめの予備校については下記の記事を参考にしてください。

>>公務員通信講座・予備校おすすめ10選を元公務員が比較解説

 

まとめ:まずは添削を受けてみよう

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消防士の論文は、他の論文試験に比べて難易度が低いですが、しっかりと対策していないと不合格になってしまう可能性もあります。

 

そこで、この記事でお伝えしてきた勉強方法や考え方を参考にしてください。

現時点で、消防士の論文試験の対策を始めていない人は、今すぐにでも始めましょう。

 

消防士の仕事と同じく、準備8割本番2割なのです。

 

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