こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。
こんなお悩みを解決できる記事になっています。
本記事の内容
- 数的推理の全体像
- 解き方のコツ
数的推理が苦手で得点につながらないという人は多いですよね。
しかし、数的推理は誰でも解けるようになります。
なぜなら、解法パターンという解き方が確立されており、難しく考える必要は無いからです。
本記事では、数的推理の問題の概要や問題を解いていく際のコツを余すことなく解説しています。
記事を読み終えると「数的推理は難しいかもしれない」という漠然とした不安は消え、迷わず勉強することができます。
数的推理は一般知能分野の中に含まれるため、他の科目も知っておいた方が効率的に対策することができます。
一般知能全体の情報を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
>>【公務員試験】一般知能に地頭の良さは関係ない【数学0点の僕が解説します】
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もくじ
数的推理の全体像
数的推理とは、数的処理という大きな科目の中の1分野になります。
「数的処理」と「数的推理」は紛らわしい用語なので注意しましょう。※1
数的推理を簡単に説明すると、以下のとおりになります。
- 問題を読み込む能力
- 論理的に思考して計算する能力
- 短時間で答えに辿り着く能力
上記3つの能力を試されている分野になっています。
この3つをまとめて事務処理能力といいますね。
※1
「数的処理」なのか「数的推理」なのかで勉強する内容がまるっきり変わってきます。
受験案内等では読み間違いもあるため、注意しておきましょう。
出題科目
数的推理には頻出の問題があります。まずは代表的なものを確認していきましょう。
頻出問題
- 約数、倍数
- 整数
- 比と割合
- 売買算
- 食塩水
- 記数法
- 最大、最小
- 速さ
- ニュートン算
- 仕事算
- 年齢算
- 平均算
- 場合の数
- 確率
- 図形
このような問題が出題されます。
内容的には中学3年生までの数学の教科書にあるような問題になります。
出題数
数的推理の出題数は、判断推理と同程度でどちらか一方に出題数が偏るということはありません。
しかし、職種によっては偏る可能性があるのでしっかり調べておきましょう。
職種 | 出題数 |
国家一般職 | 5 |
国税専門官・財務専門官・労働基準監督官 | 5 |
裁判所(大卒) | 7 |
地方上級(全国) | 6 |
地方上級(関東型) | 5 |
東京都Ⅰ類B(行政一般) | 5 |
東京都特別区(事務) | 5 |
おおよその試験で5問以上出題されているので、出題数は多い問題に入るでしょう。
数的推理って本当に難しいの?
結論から言うと、数的推理の問題は難しくありません。
なぜなら、数的推理には他の分野と同様に解法パターンが存在しており、そのパターンさえ理解していれば短時間で答えを出せるから。
実際に、僕は解法パターンを徹底的に頭に叩き込んでいった結果、難関と言われる試験に幾つも合格した実績があります。
受験生が「難しい」と感じてしまう理由は大きく2つ。
この理由が自分に当てはまっていないか、確認していきましょう。
理由①:過度に「数学的知識が必要だ」と思われている
数的推理は、他の分野に比べ数学的知識が多く求められるのは事実。
しかし、考えてみてください。出題される範囲の多くは中学3年〜高校生までです。
つまり、そこまで高い学力は必要はありません。
とはいえ数学的知識を多用するので、ある程度の知識は必要になってきます。
理由②:難しい問題に手を出している
数的推理の出題される問題の中には、難しい問題があります。
この難しい問題を解こうとしているため、数的推理が嫌いになったり「難しい」と感じてしまうのです。
実は、この難しい問題は一切解く必要がありません。
なぜなら、他の受験生もあなたと同様に解けないから。
他の受験生も解けない問題を落としたところで、合否には影響しません。
それなのに必死で難しい問題を解こうとするのは非常に勿体無いことなのです。
数的推理の対策3選
数的推理の対策には多くの項目がありますが、突き詰めれば3つです。
この項で説明する3つは最低限意識しておいてください。
対策①:解法パターンを理解する
数的推理に限らず、数的処理には解法パターンと言われている解き方が確立されています。
そして、この解法パターンを理解しない限り数的推理を短時間で解くことはできません。
そもそも数的推理には、各問題に必ず名称があります。
例えば下記のような問題が出題されたとしましょう。
問題例
ある電車がA町から時速100km/hで終点のB町までに向かっていた。
この電車がB町に到着したのは1時間後であった。A町からB町までの距離はいくらか。
このような問題を目にした時に瞬時に問題の名称が分かりでしょうか?
名称が分からない限りどの解法パターンを使って良いか分からないため、問題の名称と解法パターンはセットで理解するべき。
ちなみに上記の問題は時間・距離・速さの問題と言われています。
対策②:短時間で解けるように訓練する
数的推理の問題にかけて良い時間は3〜4分です。
短いと感じるかもしれませんが、実際にこれくらいの時間しかありません。
地方上級であれば多くて数的推理は6問出題されます。仮に1問4分かけたとすると、
4分×6問=24分
全体の試験時間が2時間程度なので、この中の24分がどれほど大きいか・・・。
勉強する際に漫然と問題を解くのではなく、時間を測って問題を解くようにしましょう。
もし、1問を4分以上かかっているようであれば改善が必要になります。
対策③:毎日解くようにする
数的推理が解けるようになってくるには、ある程度の時間が必要です。
解法パターンを身につけるためにも、毎日1問でも良いので問題を解くようにしましょう。
毎日解くことによってある種の「慣れ」が出てきます。
問題を見ただけで瞬時に問題の名称が分かり、使う解法パターンを選別できるようになっていただきたいですね。
このレベルにいくまでには毎日やっていなければ到達できないでしょう。まさに反復練習です!
まとめ:数的推理は難しくない!
数的推理を勉強した経験がない受験者の方はハードルが高いように感じてしまうかもしれませんが、そこまで心配する必要はありません。
まずは、解法パターンを徹底的に頭に叩き込んでください。
この記事の要約
【数的推理を難しく感じる理由】
- 過度に数学的知識が必要と思い込む→高校生レベルまでの知識で十分対応できる
- 難しい問題に取り組んでいる→一切取り組む必要なし
解法パターンさえ理解してしまえば基本的にはどんな問題でも解くことが可能になりますよ。
一般知能に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。