こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。
こんな疑問を解決できる記事になっています。
本記事の内容
- 社会人面接の特徴
- 合格するコツ
- 注意すべきこと
社会人には、現役受験生とは異なり注意すべきポイントがあります。
最も大切にすべきことは「今の会社に感謝する」ことです。
社会人の場合は、今を大切にできる人が合格を勝ち取ることができます。
僕自身も、社会人から難関公務員試験に合格しており、その時の経験談も交えて解説しています。
面接は数多くの押さえておくべきポイントがあります。
面接試験を網羅した情報は下記の記事でまとめています。参考にしてください。
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もくじ
社会人が心得ておくべきこと
社会人の場合、現役受験生(高校生や大学生)と同じような気持ちで受験しては一生かかっても合格することはできません。
- 社会人だからこそ
- 現役受験生との違い
などを理解しておくことが大切。
まずは、絶対に心得ておくべき4つを紹介します。
心得①:今の会社に感謝の気持ちを表す
育ててもらった会社に感謝できない人は、人として難ありと判断されます。
社会人の場合、現在働いている会社の存在を無視することができません。
面接官としては「今の会社を大切にできない人は、転職してきても大切にしてもらえないかもな・・・」なんていう心理が働くんですよね。
そもそも、会社として多額の人件費をあなたにかけているわけです。
自分が成長させてもらったかどうか置いといて、客観的に見ても感謝を表すべきでしょう。
心得②:辞職する際に揉めないかどうか
官公庁としては、トラブルを避けるためにも「揉めずに転職してほしい」と思っています。
実際に、働いている会社に嘘をついて転職する受験生が居ます。
例えば、いきなり辞めてしまうとか・・・。
そうなると、採用した側である官公庁にクレームが入る危険性があるんですよね。
会社側に対する根回しなどは、確実にやっておきましょう。
心得③:今の経験をどう活かすか
会社で培った経験を、転職先である官公庁で「どう活かすか」を論理的に説明できるようにしておきましょう。
社会人は期間に関わらず社会で働いている時点で、ある程度の経験があるはずです。
ここが現役生とは大きく異なる点。
説明できない場合は、あなたの良さは面接官に伝わりません。
何より、社会人の一番のアピールポイントは「経験」なんですよね。
心得④:現役生との違いをアピールする
社会人は、若さで現役生に勝つことはできませんよね。
しかし、社会人特有の経験であるとか論理的思考能力であれば、確実に現役生に勝つことができるはず。
自分の武器を理解して、どのようにアピールしていくかを考えておきましょう。
間違っても勢いだけで面接に臨むようなことはやめてください。
【社会人経験者】面接試験の特徴
社会人経験者試験の特徴として、面接試験が重要視されている点があります。
なぜなら、社会人に求められていることが現役生とは異なるからなんですよね。
そのため、採用側としては「まずは人間性や経験を確認したい」という思いがあります。
以前の試験では必ず、
教養試験→面接試験
の順で試験が行われていました。
この試験の流れになると教養試験で不合格の場合、面接試験を受験することはできません。
そうなると、優秀な人材が面接を受験できなくなるという弊害が発生してしまいます。
そう言ったことを防ぐためにも、近年では面接試験>教養試験という認識が広がっているんですよね。
実際に京都市では、
第1次試験の時点で面接試験を採用しています。
この試験制度だと、面接を受験できないという弊害は避けることができますよね。
京都市のような試験制度を採用している自治体などは年々増えています。
社会人の面接でよくある質問5選
社会人が面接試験でよくされる質問が幾つかあります。
代表的な質問を5つ紹介します。
自分が質問された時を想像しておいてください。
なぜ最初から公務員を目指さなかったのですか?
民間企業に就職する道は一般的ですが、公務員試験を受験しなかった理由を説明できるようにしておきましょう。
公務員試験は基本的に、18歳上であれば受験することが可能。
そのため、社会人が公務員試験に挑戦できる機会は無数にあったわけですよね。
面接官は、その理由をよく聞いてきます。
ただ、別に公務員試験を受験しなかったことに関して責められるようなことはありません。
論理的に「受験しなかった理由」を簡潔に説明できれば大乗です。
民間企業ではダメなのか?
民間から公務員へ転職するということは非常に大きな決断。
そこには必ず理由があるはずですよね。
例えば、
- 安定しているから
- やりがいがあるから
などのありきたりの理由では、面接官は納得してくれないでしょう。
給料が下がっても大丈夫か?
公務員へ転職する場合、職歴や年齢などに応じて給料が決まります。
民間での長期間働いている場合ある程度考慮されますが、給料は下がることを避けれません。
転職と言えども、公務員の新人だからです。
ポイントとしては「お金だけではない」部分をアピールすることでしょう。
誰かに相談したか?
転職は、会社からすればマイナスです。
そのため転職活動を秘密にしたまま、受験することはよくあること。
全くの相談なしで受験している場合、採用側としては「しっかりと人間関係を作れているのかな?」と心配になるケースがあります。
日頃から人間関係が構築できていれば、相談できる相手がいるはず。
民間での経験をどう活かすの?
社会人では民間での経験が大きな武器。
これは民間のどんな職種であろうと、変わりません。
民間での経験をどう活かして官公庁に貢献できるかは、必ず説明できるようにしておきたいですね。
回答に何が正解ということはありません。
一番の間違いは、自分をよく見せようとして嘘をつくことですね。
嘘は必ずボロが出るので、事実を述べるようにしましょう。
僕がやってしまった失敗例
実際に僕自身も、社会人から消防官に転職しました。
僕の場合は、消防官→消防官という特殊な経歴なんですが・・・それは置いといて。
実は、一度面接試験で不合格になっています。
その時の失敗談をお伝えします。
元の職場に感謝できていなかった
僕は転職したいという気持ちが先行してしまい、元の職場に感謝することができていませんでした。
しかし、消防官としてだけでなく「人間としても」成長できたのは、間違いなく元の職場のおかげ。
その職場に感謝できないのは論外ですよね。
僕は感謝していたものの、言葉として面接官に説明できなかったため不合格になってしまいました。
1つの仕事に固執していた
僕は小さい頃からレスキュー隊になることが夢でした。
そのため、面接でも「レスキュー隊を目指している」部分を全面的に押していました。
しかし、これはNG。
そもそも社会人は様々な経験をしているため、幅広い仕事ができる部分を期待されています。
1つの仕事に固執してしまうと「え?それだけしかできないの?」と思われてしまい、採用からは遠ざかってしまうんですよね。
まとめ
社会人で公務員になる場合は、綿密な対策が必要。
社会人だからこそ突っ込まれるようなことも多くあります。
しかし、近年では「社会人採用枠」などと呼ばれている社会人専用の試験も新設されています。
こういったことから、社会人が公務員になる可能性が間違いなく広がっていることが分かりますよね。
面接試験は特に重要視されているので、しっかりと対策していきましょう。