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面接試験

公務員の集団討論試験で面接官の心に残るアピール方法を解説

2022年9月12日

公務員集団討論

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

集団討論に合格するコツはありますか?
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事になっています。

 

本記事の内容

  • 集団討論の全体像
  • 試験の流れ
  • コツと対策

 

集団討論は難しい試験だと思われていますが、コツを5つ守るだけで面接官から高評価を得ることができます。

実際に僕は、その方法を使い神戸市職員の採用試験に合格しました。

 

5つのコツを意識しつつ、対策を進めていけばライバルの受験生に差をつけることができます。

 

これから集団討論を受験予定の方は、本記事を活用してください。

 

面接は集団討論以外にも、面接の種類があります。集団討論以外の情報は下記の記事でまとめているので参考にしてください。

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【公務員試験】集団討論の全体像

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集団討論は、グループディスカッションとも呼ばれ、複数人の受験生同士で課題のテーマに対して討論させる形式です。

 

近年、集団討論は、国家公務員総合職や地方上級試験の2次試験で広く実施されています。

 

また、地方上級以外でも集団討論が実施されることも増えてきているため、必ず志望先に集団討論があるかどうか確認が必要になってきます。

 

見られるポイント

 

面接官は、3つのポイントを基準に受験生を採点しています。

 

グループに貢献できているか

 

テーマの解決に必要な知識や論点について、積極的に発言しているかどうかを見られています。

また、話し合いの流れが停滞してきたときに、合理的な意見を述べて問題を打開しようとしているかなどを評価されていますね。

 

社会性があるか

 

社会性とは、協調性のことでもありますね。

公務員として、上司や周りの人たちと協力しながら国民のために働くことができるかを評価されます。

 

リーダーシップがあるか

 

集団討論は、必ずリーダーになる人物が居ます。

いわゆる進行役ですね。

他のグループの人に影響を与え、より良い方向に進めることができるかどうか評価されます。

 

リーダーは進行役に限りません。

例えば、タイムキーパーなどそれぞれの役割でリーダーシップを発揮する場面があります。

 

テーマ

 

テーマは以下の4つに分けることができます。

4大テーマ

  1. 時事問題
  2. 国の政策
  3. 各地方自治体の政策
  4. 各地方自治体の課題

 

基本的には4大テーマに関係する問題が出題されると思っておいてください。

 

具体例は下記を参考にしてください。

具体例

【R3 神戸市職員採用試験】

東京圏の人口は転入超過が続いており,全人口の約3割が集中しています。中でも転 入超過数の大半を 10 代後半~20 代が占めており,進学や就職が一つのきっかけになっ ているものと考えられます。実際に,上場企業の本社所在地の割合では東京圏が約 60% を占めており,中でも外資系企業においては,東京圏が約 85%を占めています。 このように東京圏への一極集中が進む中で,神戸市のような地方自治体は,企業を誘 致し若い世代の定住を促進するために,どのような取り組みを行うべきか,グループで 議論し,具体策を提案してください。

【R2 熊本市職員採用試験】

本市では、小中学校において児童生徒一人ひとりにタブレット端末が使えるよう整備を進めているが、タブレット端末を授業等で使う上でのメリット・デメリットを踏まえ、今後どのような取り組みが必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。

 

配点

 

自治体によってばらつきはありますが、概ね全体の2〜4割(第1次試験を除く)程度を占めますね。

 

神戸市の場合(消防職)

  • 個別面接・200点
  • 集団討論:100点
  • 体力検査:60点

 

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ヤット
配点は受験案内に載っています。

 

【公務員試験】集団討論の流れ

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集団討論にはある程度流れが決まっています。

この流れを把握しておくと、必要以上に焦ることがなくなりますよ。

 

公務員試験集団討論

 

①テーマの発表

 

試験官から、テーマの発表があります。

テーマが用紙に書かれている場合や、口頭で発表される場合がありますよ。

そのため、面接官の発言を聞き逃さないようにしましょう。

 

  • 討論の手順
  • 制限時間
  • 注意事項

 

②自分の意見をまとめる

 

テーマを発表されたあと、受験者1人1人が自分の考える時間が与えられます。

その際の時間は、5〜10分程度です。

  • 自分の知っている知識
  • 自分の考え

 

③役職を決める

 

集団討論は、何も決めずに進めると各受験者が好き勝手発言してしまい、結論が出ない可能性があります。

そのため、討論を始める前に必要な「役職」を決める必要があります。

 

具体的な役職は下記を参考にどうぞ

  • 司会:進行役。グループ全員が発言できるように調整。本人も発言する必要がある
  • タイムキーパー:討論の時間経過の調整のために必要。司会と協力して討論の時間配分も調整を行う
  • 書記:討論の内容や各受験生の発言を用紙にまとめていく。最終的には、用紙を元にして面接官に報告する

 

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ヤット
僕は、本番の試験で書記を担当しました!

 

④討論スタート

 

集団討論は大体の場合60分前後で行われます。

この制限時間内に、グループで協力しながら結論を出していきます。

 

⑤結論をまとめる

 

おおよその意見が出れば、司会が主導で全員の意見をまとめ、結論を出します。

 

その際に、書記の役職の人と一緒に用紙やホワイトボードに結論をまとめていくことが多いですね。

 

⑥面接官に結論を報告する

 

司会が代表して面接官に報告します。

報告後、面接官から各受験生に質問される可能性があるので、気を抜かないようにしましょう。

 

【公務員試験】集団討論で高評価を得るコツ

公務員集団討論

 

5つのコツを意識するだけで、面接官から高評価を得ることができます。

コツ自体は難しいものではなく、社会人として当たり前のことでもあるので、皆さんもすぐに実践することができますよ。

 

相手の意見を否定しない

 

集団討論で最もNG行動と言われているのが、相手の意見を否定する行為です。

集団討論は、潰し合いではありません。

 

受験生の討論に対する姿勢や態度を評価するものなので、相手を尊重するようにしてください。

大切なのは協調性です。

NG行動例

・揚げ足を取る

・相手の意見の欠点を強調する

 

適切な軌道修正

 

受験生の中には緊張からテーマとかけ離れた意見をしてしまう場合があります。

 

そのような意見を放置してしまうと、議論が停滞したり最終的に結論が出なくなってしまう危険があるんですよね。

 

その際には、司会役が中心となって適切に議論の方向性を修正することが求められます。

 

軌道修正は誰が行っても構いません。

もし議論が違う方向に進んでいることに気付けば、積極的に修正しましょう。

 

グループ全体で共通認識を持つ

 

テーマが抽象的な場合、受験生同士の意見も的を得ずフンワリしたものになりがち。

そのまま、議論が進んでしまうとグループとして意見形成が不可能になるなることもあります。

 

グループ全体で共通認識を保つためには、

  • どのような前提に立っているのか
  • どのような考えを持っているのか

などを全員で共有する必要がありますね。

 

必要に応じてメモを取る

 

集団討論は短くても50分〜という長い試験になります。

 

他の受験生が発言したことなどは、全て暗記しておくのが困難なので、必ずメモを取るようにしましょう。

メモを取ることによって、他人の考えを自分の意見に盛り込むことができるので、面接官から高評価を得ることができます。

 

平等に意見が言える環境作り

 

メンバーの中には、積極的に意見できな人も居ます。

そのような人は、周りの人たちが話を振るなどしてグループ全体が平等に発言できるように心がけること。

 

受験生同士はライバルでもありますが、同時に仲間でもあります

みんなで助け合って最高の結論を出しましょう。

 

【公務員試験】集団討論対策

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集団討論の対策は、個別面接の準備と大きく変わりません。

ここでは、最低限実践してほしい対策をお伝えしていきます!

 

まずは知識を得ること

 

集団討論は、すぐに面接官に評価してもらえるようなレベルにはいきません。

そこで様々な知識を蓄える必要があります。

 

過去問を調べる

 

志望先で過去に実施された集団討論のテーマを把握しておきましょう。

ネットで掲載されているので、過去3年分は把握しておきたいところ。

 

過去のテーマを知ることによって、志望先のテーマの傾向を知ることができるので、対策しやすくなりますね。

 

時事情報をチェックしておく

 

集団討論は、少なからず社会情勢の影響を受けます。

最近でいえば、コロナウイルスに関することや、ロシア・ウクライナ問題など。

 

そのため、時事情報をある程度集めておく必要があります。

また、志望先が独自で進めている政策なども知っておくと、自分の意見に説得力が増しますよね。

 

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ヤット
明確な根拠があると、面接官にアピールできます。

 

模擬面接を行うこと

 

知識を蓄えておくことは必要ですが、それ以上に大切なのが模擬面接を行うことです。

 

実際に自分の考えを他人に伝えるという行為は、非日常であり中々ありません。

そのため、自ら模擬面接を行える環境を作ることが大切。

 

インプット(知識の習得)が4割、アウトプット(模擬面接)が6割くらいのイメージが良いでしょう。

 

必ずプロに教えてもらう

 

集団討論にはある程度の型が決まっていますが、時代によって変化していきます。

 

例えば、僕が集団討論を受けたのが2012年。

仮に、今の状態で集団討論に挑戦しても合格することはできないでしょう。

 

プロの意見を聞かないと、これからの集団討論は戦っていけません。

 

まとめ:ライバルを味方につけよう

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集団討論は、個別面接とはちがい他の受験生が大きく関わってくる試験です。

 

しかし、だからと言って必要以上に心配する必要はありません。

 

集団討論に関する基本的な知識や相手を思いやる気持ちがあれば、十分に面接官から高評価を得ることができます。

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