公務員の面接試験で着用する服装は大切です。
なぜなら、服装を厳しくチェックしている面接官が居るから。
実際に間違った服装で面接に臨んでしまうと、自分が損をすることになります。
ちなみに、面接での服装はスーツ一択になります。
この記事では、
について解説していきます。
面接は服装に関する知識以外にも、数多くの押さえておくべきポイントがあります。面接の総合的な情報は下記の記事でまとめているので参考にしてください。
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もくじ
公務員の面接試験は絶対スーツを着用すべき
結論から言うと、公務員試験を受験するならスーツを着用すべきです。
しかし、公務員の面接試験では多くの場合「公務員としてふさわしい格好」と言う抽象的な指示があります。
これは決して自由な服装で来ても大丈夫と言うわけではありません。
結果的には、大多数の受験生がスーツで面接を受けています。
私服はNG、スーツは暗黙の了解で必ず着用しましょう。
そもそも、公務員は国民を代表して仕事をするため非常に「身だしなみ」に厳しい職種だと言えます。
そんな試験で、私服で行くような受験生はほとんど合格できないのが現実です。
ちなみに、筆記試験は例外として私服でもOKです。
なぜスーツを着るべきなのか?
スーツを着る理由は大きく2つあります。
- 第一印象が大切だから
- 判断する負担を少なくするため
第一印象が大切だから
面接試験は第一印象が命です。
受験生が入室してきて、だらしない格好だったり、私服であった場合は確実に減点対象となるでしょう。
スーツを着用している場合、社会人として清潔感や誠実さをアピールすることができるので、メリットしかないんですよね。
判断する負担を少なくするため
仮に私服で行くとなった場合、どのようなことを考えるでしょうか?
- 「ジャケットの方が良いかな?」
- 「Tシャツは白かな?」
- 「靴下は暗めの方が良いかな?」
- 「そもそも面接に合うカバンは?」
こんなことを考えていくはず。
人間は1日3,5000回判断や決断を行っていると言われています。(※1)
上記の悩みはハッキリ言って無駄ですし、脳に負担をかけるだけ。
スーツを着ていれば、こんな悩みで時間を取られる必要もありません。

(※1)出典元
STUDY HACKER「私たちは1日に”3,5000回”も決断している。「決断疲れ」を防ぐためにはどうすればいいのか?」より
公務員の面接試験で適切なスーツ例
この項では「スーツを着たことないから正解が分からない!」なんてあなたに、スーツの正解例を紹介します。
ちなみに、男性と女性とでは服装に若干の違いがあるため、男女別に解説していきます。
男性の場合
男性は、全体的に清潔感を意識しましょう。
スーツ
濃紺やグレーの色が無難ですね。
また、サイズが合っていないと全体的にだらしない印象を与えてしまうので注意が必要。
一般的に「リクルートスーツ」と呼ばれています。
社会人の受験生であれば、普段着用している服装で問題ないでしょう。
ワイシャツ
基本は無地で白色を選ぶようにしましょう。
また、普段からスーツに隠れているためシワが付きやすい服です。そのため、試験の前日にはアイロンを当ててから外出してください。
意外と、シワが目立つので注意してください。
ネクタイとポケット
ネクタイは、地味な色を選ぶこと。
またネクタイは曲がりやすいので、面接直前に鏡で曲がっていないかチェックしましょう。
スーツのポケットにフラップと呼ばれるフタのようなものがあります。
このフラップは左右対称が好ましいですね。(フラップを出すか出さないかは自由)
ズボン
スーツのズボンはスラックスと呼ばれ、上着を購入すれば基本的にセットになっています。
スラックスは折り目の部分に線が入っており、この線を整えておくと非常に見栄えが良くなりますよ。
足元
靴下の色は、無地で黒色かグレー。
靴の種類はプレーントゥが無難ですね。(※2)靴も黒でそろえて、汚れが無いようにしましょう。
おしゃれは足元からと言う言葉があるくらい、足元には人間性が出てしまいます。
※2
プレーントゥとは、直訳するとプレーン(真っ新)、トゥ(つま先)となります。
つまり、何も装飾が施されていないシンプルなデザインのこと。
女性の場合
女性の場合も男性と変わらず、清潔感が大切です。
しかし、男性とは若干服装が変わってくるので、その点について解説していきます。
スーツ
色は濃紺やグレー系を選びたいところ。
大きすぎるとだらしなく見え、小さすぎると身体のラインが強調され違和感があるので、必ずサイズを測ってから購入してください。
ブラウス
ブラウスの色は白が基本ですね。
また、スーツの上着の袖口からブラウスが出てしまうと、マナー違反となるためサイズにが注意が必要です。
パンツ・スカート
公務員の面接試験の場合、パンツでもスカートのどちらを着用しても構いません。
スカートの場合は、イスに座ったときに膝上5cmくらいが適切なサイズ感と言えるでしょう。
以前はスカートが多かったですが、近年はパンツスタイルも増えてきています。
特に公安職(消防士や警察官)志望の女性は、パンツスタイルを選ぶことが多くなっています。
足元・ストッキング
靴は、プレーントゥのものを選びましょう。
また、ヒールは3cm〜5cmが主流です。
ストッキングは、無地のナチュラルカラーが良いでしょう。
破れやすいので、予備を持っておくと安心ですね。
公務員の面接試験で減点される服装やメイク5選
公務員試験では、着用すると減点対象となってしまう服装があります。
せっかく面接の内容が良くても服装だけで、減点されてしまってはもったいないですよね。
そこで、本章では減点対象となる服装を紹介しています。
①サイズが合っていない
サイズが合っていない服装を着ていると、だらしなく見えてしまいます。
また、
サイズが合っていない
↓
事前にサイズを測っていない
↓
事前準備ができない人間
と判断され、減点対象となるでしょう。
②派手なメイクとノーメイク
派手なメイクは、清潔感がなく不潔な印象を与えてしまうのでNGです。
メイクは、ナチュラルメイクを意識してください。
また「ノーメイクなら大丈夫?」と考える人も居るかもしれませんが、これもNG。
ノーメイクは男性で例えると、ノーネクタイや無精ヒゲのまま面接を受けるようなものです。
清潔感のあるナチュラルメイクは、社会人のマナーという認識を持ちましょう。
参考
メイクは服装とは少し違いますが、服装と同じくチェックされているため、この記事でも一緒に解説しています。
PERFECTの公式サイトで、女性のメイクや髪型について詳しく解説されています。
画像もあり、分かりやすいので女性の受験生は一度見ておきましょう。
③カジュアルな服装
近年では、社会人枠の試験が増えてきたためオフィスカジュアルで受験する人も増えてきました。
しかし、このカジュアルな服装は難易度が高め。
そのため、着こなしを間違えるとかえって低評価を受ける可能性があります。
無難なのは、やはりリクルートスーツでしょう。
④派手な服装やアクセサリー
ストライプ柄や色付きのシャツ、柄の入ったクツなどは面接試験に相応しくありません。
公務員の受験生も就活生なので、高価なものを身に付ける必要がないんですよね。
アクセサリーなどを付けていると、面接官から金銭感覚を疑われてしまうので、何も付けないでください。
⑤不潔な服装
受験生にとって、清潔感やフレッシュさは大切。
清潔感がなければ、話すら聞いてもらえません。そのため、服装の最重要事項です。
服装や髪型等の清潔さには細心の注意を払いましょう。
クールビズと言われた時の対応策
結論から言うと「クールビズでお越しください」と言われた場合、クールビズでも問題ありません。
公務員試験は春以降に試験がスタートすることが多く、面接の時期は暑い時期に実施されます。
そのため、官公庁から「クールビズでお越しください」と言うお知らせがある場合があります。
その際は、半袖シャツやノーネクタイで面接に臨むようにしましょう。
イメージとしては下記のような感じです。
スーツで行っても大丈夫?
クールビズでも構わない旨のお知らせがあるのにも関わらず、バッチリとスーツで行ってしまうのはNGです。
理由としては、面接官の受験生に対する印象が悪くなってしまう可能性があります。
なぜなら、採用側が受験生の負担を減らそうとしているのに、採用側の意向を無視していることになるからです。
良かれと思ってクールビズを推奨しているのに、暑苦しいスーツで来られたら戸惑ってしまいますよね。
そのため、クールビズのお知らせがある場合は、半袖ノーネクタイで試験に臨む方がベターです。
とは言え、スーツで行ったからと行って不合格になるわけではありません。
その場にいる面接官が最終的に判断するので、無難な方を選びましょう。
まとめ:何より清潔感が大切
服装の組み合わせは何通りもあり迷うところですが、基本は清潔感が備わっていれば大丈夫です。
また、自由な服装と言われていても、とにかくスーツを選びましょう。
何度も言っていることですが、スーツはとにかく安全な服装です。
公務員の面接試験で、個性は全く必要ありません。
要は、減点されない服装を着ていれば大丈夫です。
服装が整えば、同時に面接時に守りたいマナーを学んでいきましょう。
マナーについては、下記の記事で解説しています。
>>基礎から学ぶ公務員面接試験のマナーと面接官に響く所作のまとめ
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