こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。
こんな疑問を解決できる記事になっています。
本記事の内容
- 面接前のマナー
- 入退室のマナー
- 面接中のマナー
- 面接後のマナー
公務員面接には、マナーが存在しマナーを守っていないと、どれだけ面接の内容が良くても不合格になる可能性があります。
マナーと聞くと難しいように感じますが、意識すべきことは少なく簡単に変化させることができます。
ちなみに、僕は政令指定都市の消防局をはじめ、数多くの面接試験を経験し内定も勝ち取っています。
結果を出せたのは、最低限のマナーを理解していたため。
今回は、「面接のマナーをもっと知りたい!」という受験生のために、面接で最低限守っておいた方が良いマナーについて解説してみました
これから、面接を受ける人だけでなく公務員に興味がある人もぜひご覧ください。
面接はマナー以外にも、数多くの押さえておくべきポイントがあります。
面接試験を網羅した情報は下記の記事でまとめています。参考にしてください。
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公務員試験の面接においてマナーが大切な理由
世の中には面接試験でのテクニックが溢れていますが、大前提としてマナーを理解していないと、面接官に話すら聞いてもらえません。
マナーとは、言い換えれば人間関係の潤滑油のようなもの。
マナーを守るからこそ、人間関係にとどまらず、社会生活や仕事が円滑に進んでいくのです。
こういった理由から、マナーが守れていないと面接試験での評価が、下がってしまう危険がありますよ。
面接官が見ているポイント
第一印象に関するアンケートの結果からも、マナーを重視していることが分かっています。
上記のアンケートは民間採用者のアンケートになりますが、公務員試験でも同じようなポイントが見られています。
アンケート結果では、「態度や仕草」「挨拶」など、ほとんどがマナーに関することです。
つまり、
マナー>面接での話の内容
という事実が分かります。
それだけマナーは大切。
面接官に「お!この受験生は見込みがあるぞ」と感じてもらうためにも、社会人として最低限のマナーを知っておきましょう!
面接前のマナー
面接前に準備しておくマナーは、身だしなみです。
身だしなみで大切なことは清潔感ですね。
ここでは身だしなみについて、
- 服装
- 髪型
の順番で解説していきます。
イメージとしては下記の画像を参考にしてください。
服装
服装については、スーツ、シャツ、靴について解説します。
スーツ
スーツの色は、黒、濃紺、ダークグレーの3色が無難。
特に何色という定義はありませんが、最近は濃紺やグレーが定番ですね。
ファッション雑誌で有名な、MEN'S NON-NOでも濃紺やグレーについて言及しています。
またサイズ感は、大き過ぎるとダラしない印象を与えてしまうので、身体のサイズを測ってから購入しましょう。
シャツ
シャツは基本的に白で統一しましょう。
淡い色であれば着ても大丈夫ですが、多くの受験生が白のシャツを着ているので、浮いてしまう危険性がありますね。
靴
スーツに合わせるため、革靴を履きましょう。
最寄り駅から試験会場まで、10分以上歩く必要な場合もあるため、適切な靴のサイズを選ぶこと。
また、座った時に最も面接官に近づくのが革靴。
そのため、革靴はきれいに磨いておきましょう。
髪型
額や耳が見える方が無難ですね。
なぜなら、額や耳が見える方が面接官に対して明るい印象を与えることができるからです。
面接でNGな髪型
- 長髪
- 金髪
- ツーブロック
- パーマ
【出典:マイナビEGENT「面接時のふさわしい髪型とメイクは?」より】
とにかく清潔感重視です。
入退室時のマナー
入退室時のマナーは、ドアを開ける作業や挨拶に関することです。
入室〜着席まで
面接での第一印象は、入室時に全て決まってしまいます。
第一印象が良ければ、面接で良い流れを作れるので、入室時のマナーを知っておきましょう。
①ノックする
ノックは2回〜3回が暗黙の了解ですね。
ノックが弱過ぎると面接官が聞こえないため、適度な強さでノックしましょう。
②ドアを開けて入る
面接官から「どうぞ」と言われるので、受験生は「失礼します」と言ってから入室するようにします。
ドアを開ける前に言いましょう。
③ドアを閉める
丁寧にドアを閉めると、面接官に背中を向けてしまいますが、問題ありません。
逆に中途半端に面接官の方を向いてしまうと、失礼な印象を与えてしまいます。
④面接官にお辞儀する
ドアを閉め終わってから、面接官に方を向いて「よろしくお願いします」と言います。
お辞儀と同時に挨拶しないようにしましょう。
発言と動作は必ず別々で行うようにしてください。
⑤椅子まで移動
椅子の横まで移動して、面接官に正対します。
カバンを持っている場合は、イスの横に置くようにしましょう。
⑥指名等を伝える
面接官から「受験番号と氏名を述べてください」と言われます。
受験生は「(受験番号・氏名)です、よろしくお願いします」と答え、面接官に対してお辞儀するようにしてください。
⑦着席する
面接官から「どうぞ(お掛けください)」と言われるので、受験生は「失礼します」と言って軽くお辞儀します。
その後、着席します。
面接終了後から退室まで
退室時の振る舞いが悪いと「入室〜面接本番」での努力が水の泡になってしまいます。
退室の手順は以下のとおり。
順番に解説していきます。
①面接が終わる
面接が終われば、面接官が「これで面接を終わります」とか「ありがとうございました。終了です」など終了の宣言をしてくれます。
そのタイミングで「はい!」と返事をしてイスから立ち上がるようにしましょう。
②お礼を伝える
面接官に向かって「本日はありがとうございました」と言います。
感謝の気持ちを述べてから、お辞儀するようにしてください。
③ドアの前まで移動
お辞儀が終われば、ドアの前まで移動します。
カバンを持って入室している場合は、忘れないように注意が必要です。
④面接官にお辞儀する
ドアの前に到着すれば再度、面接官の方に向き直って「失礼いたします」と言います。
その後、丁寧にお辞儀するようにしましょう。
⑤ドアを開けて退室
ドアを開けて、静かにドアを閉めるようにしましょう。
その際に、お辞儀等は必要ありません。
何回もお辞儀してしまうと、面接官にしつこい印象を与えてしまうので注意が必要です。
面接中のマナー
面接で話す内容にばかり気を取られがちですが、まず面接官に伝わらなければ意味がありません。
ここでは、面接官に伝わりやすくなるマナーを解説していきますね!
可能な限り笑顔をキープする
面接はどうしても緊張してしまうものですが、笑顔をキープできるようにしましょう。
面接官は、常に一緒に働いた場合を考えています。
そのため、面接において笑顔の受験生の場合「一緒の働いたときに、職場を明るくしてくれそう」という評価をしてくれます。
一緒に働きたい=内定なので、いかに一緒に働きたいと思わせるかが勝負ですね。
意識的に笑顔を作りことは結構難しいですよね。
そこで、口角を少しだけ上げるようなイメージを持つと良いでしょう。
口角が上がれば自然と笑顔に近づくので、口角を上げることは効果的になります。
聞こえる声で、はっきりと話す
面接では、普段以上にゆっくりと大きな声で話すようにしてください。
ほぼ間違いなく、緊張から早口になる傾向があります。
自分でも「やり過ぎじゃないかな?」と思うくらいが、実際にはちょうど良いんですよね。
質問者の目を見て話す
質問されれば、必ず質問者の目を見て話すこと。
目を見て話すことによって、自分の熱意も伝わりますし、面接官の印象にも強く残ります。
慣れないうちは、相手の目を見て話すことをためらわれますので、ネクタイか喉元を見るようにしましょう。
結論ファースト
質問に対して簡潔に結論から伝えることが大切です。
面接の時間はとにかく短いため、周りくどい話し方をしていると、結論を言う前に会話が終わってしまう可能性があるんですよね。
そのため「はい、いいえ」や「〇〇だと考えています」のように、結論を始めに伝えるようにしましょう。
面接後のマナー
面接が終われば、緊張感から解放されて気を抜いてしまうものです。
しかし、何も面接中だけが試験ではありません。
控え室や建物内に居る人に注意
面接会場ですれ違う人や、建物内に居る人たちは採用関係者と思って行動しましょう。
すれ違う人に挨拶をするなど、当たり前のように出来ないと、何処でどのようなチェックをされるか分かりません。
面接会場を離れてからも気を抜かない
面接会場を離れたからと言って、試験が終了したわけではありません。
面接会場近くのコンビニで受験生同士が、試験について話している際に、近くに試験関係者が居ることは普通にあります。
もし仮に、試験官の悪口を言ってしまい聞かれていたら・・・。
試験は常に何が起こるか分かりません。
そのため、本当に気を抜くのは自宅に帰ってからにしましょう。
その他のマナー
試験会場への到着時間
遅刻は論外ですが、あまりにも早過ぎる到着も試験関係者に、迷惑をかけてしまいます。
時間の定義はありませんが、10分〜15分前までに控え室に到着しておけば問題ないでしょう。
何事も極端はいけないのです。
面接官の話は最後まで聞く
気持ちが早って、面接官が質問の途中で話し始める受験生が居ますが、これも減点対象ですね。
質問を最後まで聞いていないので、面接官の意図と違う解答をしてしまう危険もあります。
必ず最後まで質問を聞きましょう。
女性のメイクやネイル
女性の受験生は、普段どおりのメイクでOKです。
普段からメイクをあまりしない人も、メイクをおすすめします。
なぜなら、メイク1つで顔色を明るくしたり前向きなイメージを、面接官にアピールすることができるからです。
一方、ネイルは基本的に何もしなくて良いでしょう。
だらしない印象を与えないためにも、長さや形を整えるだけで問題ないです。
公務員の組織風土として、ネイルは印象があまり良くないんですよね。
持参するバッグ(自立式を選ぶ)
もし、バッグを持って面接試験の部屋に入る場合は、自立するカバンが良いですね。
底が柔らかいカバンだと、イスにもたれ掛けさせるか、地面に寝かせて置く方法しかないため、印象がよくありません。
上記のような形で自立できれば良いでしょう。
まとめ:マナーは武器になる
マナーは、社会人として当たり前のルールのようなもの。
しかし、多くの受験生が理解していない部分でもあります。
質疑応答も気になると思いますが、まずはマナーをしっかりと理解しておくこと。
マナーが理解できていないと、その時点で面接は終わりです。
そこから面接の準備が始まりますよ。