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筆記試験

【公務員試験】一般知識が重要ではない理由を解説【正答率5割で十分】

2022年7月1日

公務員試験一般知識

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

一般知識はどのように対策するべきですか?
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事を作りました。

 

本記事の内容

  • 知識が重要でない理由
  • 対策方法
  • 得点するポイント

 

一般知識は出題範囲が非常に広く、まともに勉強しようとすると幾ら時間があっても足りません。

実は、一般知識は教養試験の中で重要ではないのです。なぜなら、範囲が広い割に得点に繋がらない分野であるためです。

 

本記事では、一般に知られていない情報を中心に勉強方法や戦略について解説しています。

 

一般知識は、教養試験の中の1つの分野になります。

教養試験については、公務員教養試験の全体像と対策【具体的な勉強方法】をご覧ください。

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そもそも一般知識ってなに?

 

公務員試験には、教養試験と専門試験という筆記試験が実施されます。

一般知識分野は、教養試験の中の1つの分野。

公務員試験一般知識

 

一般知識は、ほとんどの試験で採用されており、出題形式は教養択一式(5つの選択肢から適切な選択肢を選ぶ)方式になっています。

 

教養択一の問題は、高校までに勉強した内容を中心に出題されます。一般知識分野では、公務員として必要な知識と教養を求められますね。

 

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ヤット
一般知識は暗記系がほとんどです。

 

そして、一般知識の中でも科目が分かれています。

 

公務員試験一般知識

 

上記の4分野。

ちなみに、この4分野だけで相当な範囲になってしまいます。

 

社会科学

政治、経済、法律、社会

 

人文科学

世界史、日本史、地理、思想、文学、芸術

 

自然科学

物理、数学、科学、科学、生物、地学

 

時事

時代を反映した問題(例えば、COVID-19等)

 

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ヤット
これだけ範囲が広いと、何から手を付けて良いか分からないですよね。

 

出題数

 

それでは、一般知識の出題数を確認していきましょう。

 

出題数は下記のとおり。(大卒程度)

職種名 総出題数 一般知識出題数
国家一般職・国税専門官 40問 13問
裁判所事務官一般職 40問 13問
東京特別区Ⅰ類 40問 20問から12問選択回答
東京都ⅠB 40問 16問
地方上級・全国型 50問 25問

※スマホの場合は、左右にスクロールすることができます。

 

実は、一般知識の出題数は年々減少しています。

 

そのため、一般知識は教養試験に出題されるものの、採用側もあまり重視していない傾向があると言えまね。

 

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ヤット
重視されていない分野を勉強するのは苦痛です。

 

一般知識はそこまで重要ではない【3つの理由】

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「重要ではない」なんて言ってしまうと怒られてしまうかもしれませんが、一般知能に比べれば重要ではありません。

なぜなら、一般知識で受験生同士の差が生まれることが少ないためです。

 

理由は3つあります。

 

理由①:出題数が少ない(勉強が報われない可能性あり)

 

一般知識の出題数が、一般知能を上回ることはありません。

しかも、出題数が少ない割に科目が分散しているため、勉強の費用対効果が非常に少ない分野。

 

理由②:範囲が広すぎる(全てを勉強できない)

 

上記でも述べていますが、とにかく科目が分散しており勉強する範囲が広すぎるのです。

 

そのため、全ての科目をカバーするような勉強は現実的に不可能。言い換えれば、ほとんどの受験生は未完成のまま試験に臨むのです。

 

理由③:応用が効かない

 

一般知能には解法パターンと呼ばれる、問題毎の解き方が存在しています。

しかし、一般知識にはそのようなものがありません。

 

そのため、ピンポイントで暗記していなければ答えられないのです。

 

点数の差が生まれるのは、圧倒的に一般知能です。そのため、必然的に一般知能の勉強に重きを置くべき。

ただし、一般知識でも解ける問題はあるためノー勉強はダメです。

要は、勉強に工夫が必要になってきます。

 

一般知識の中身と考え方

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一般知識にはそれぞれ4科目以上の出題数があります。

詳細を確認していきましょう。

 

社会科学

 

政治・経済、法律、社会、国際などこの科目が含まれます。特に、政治・経済は出題数が多いのが一般的。

 

この科目は、時事や面接でも使えることが多いので勉強する価値はあると言えるでしょう。

 

人文科学

 

高校までの日本史、世界史、地理、思想、文芸で勉強した内容。

日本史や世界史は年表で暗記する等の工夫が必要。

 

自然科学

 

高校までの物理、化学、生物、地学、数学等の、理科と数学に該当する内容。

全体的に出題数は少ない。

 

時事

 

社会保障、労働問題、環境問題、消費者問題など現代日本の重要な政策課題についての内容が中心。

 

職種によっては、一般知識で最も多く出題されることもある。

 

各科目の主題数内訳

 

内訳は以下のとおり。(大卒程度)

職種名 総出題数 一般知識出題数
国家一般職・国税専門官 40問 人文科学4問(日本史、世界史、地理、思想)

自然科学3問(物理、化学、生物)

社会科学6問(政治、経済、社会)

時事3問

裁判所事務官一般職 40問 人文科学4問(日本史、世界史、地理、思想)

自然科学4問(物理、化学、生物)

社会科学5問(政治、経済、社会)

東京特別区Ⅰ類 40問 人文科学4問(日本史、世界史、地理、思想)

自然科学4問(物理、化学、生物)

社会科学8問(法律、政治、経済)

時事4問

東京都ⅠB 40問 人文科学3問(日本史、世界史、文学、芸術)

自然科学3問(物理、化学、生物)

社会科学4問(法律、政治、経済)

時事6問

地方上級・全国型 50問 人文科学7問(日本史、世界史、地理、文学、芸術)

自然科学7問(数学、物理、化学、生物)

社会科学11問(法律、政治、経済、社会)

※スマホの場合は、左右にスクロールすることができます。

 

一般知識の勉強方法【ポイント3つ】

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一般知識は公務員試験の中でも、勉強の計画が非常に立てにくい分野です。なぜなら、とにかく出題範囲が広すぎるため。

 

そこで、この項では効率の良い勉強計画の立て方や、勉強方法について解説していきます。

 

ポイント①:勉強する順番

 

一般知識は、一般知能に比べれば重要度は低い。

 

おすすめの勉強の順番は以下のとおり。

  1. 数的処理
  2. 文章理解
  3. 人文科学(日本史、世界史、地理、思想、文学)
  4. 社会科学(法律、政治、経済、社会)
  5. 自然科学(生物、科学、数学、物理、科学)
  6. 時事

 

数的処理・文章理解

 

数的処理や、文章理解は得点できるようになるまで、ある程度時間がかかるためま一般知能からスタートしましょう。

 

人文科学

 

人文科学は、出題数が少ない割に暗記すべき部分が膨大な科目のため、早めに暗記をスタートさせるのが無難かもしれないですね。

 

社会科学

 

社会科学は、専門試験を受ける人にとって、ほとんど勉強する必要がない科目です。専門科目と被らない部分だけを勉強するのもあり。

 

自然科学

 

自然科学は、ある程度出題される範囲が限定されているため、試験直前期に勉強することをおすすめします。

直前に暗記しても、十分に本番で戦えます。

 

時事

 

時事は、勉強するというよりも「ながら」勉強で十分。

参考書も1日1問ずつ読んでいけば本番でも半分くらいは得点できるので、順番は最後になります。

 

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ヤット
あくまでこの順番は、参考程度でとどめておいてください。

最終的には、ご自身の状況と志望先で順番を決定していくべき。

 

ポイント②:得意な科目を伸ばして武器を作っておく

 

苦手な科目に目が向かいがちですが、それは間違い。

得意な科目があるのなら、まずその科目を絶対に得点できるようにしておきましょう。

 

絶対に得点できる科目を作っておくことで「最低これくらいは得点できるな」ということが分かってきます。

 

イメージとしては、一般知識だけで4割〜5割取れれば十分に戦えます。(例えば知識20問であれば8点〜10点)

 

あとは一般知能で得点すれば良いだけ。

 

ポイント③:出題数が多い科目を中心に勉強しよう

 

試験の種類にもよりますが、どの試験でも出題数が多いのは社会科学です。

出題数が多い科目で得点できれば、得点が伸びるので効率は良いでしょう。

 

逆に出題数が少ない科目は思い切って捨てて良し。

 

一般知識で得点するために必要なルール

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一般知識を解く上で、知っておいてほしいルールがあります。

 

ルール

  1. 勉強にかける時間は極力短く(普段の勉強)
  2. 過去問をうまく活用する(読むだけでもOK)
  3. 時間配分(自分流の時間配分を見つけておこう)

 

最低限、上記の3つのルールを守っていれば一般知識で安定した得点が可能になってきますよ。

順番に解説していきます。

 

①勉強にかける時間は極力短く(普段の勉強)

 

基本的に勉強の時間配分は、知能と専門>知識で大丈夫です。

 

一般知能と一般知識の出題比率は以下のとおり。

出題比率(知能:知識)

  • 国家公務員(27:13)
  • 東京都  (3:2)
  • 特別区  (7:3)

明らかに知能の方が出題数が多くなっていますね。

しかも、配点が知能や専門に偏っているため、知識はさらっと勉強しておきましょう。

 

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ヤット
僕が地方上級を受験する時は知能7割、知識3割の割合で勉強していました。

 

②過去問をうまく活用する(読むだけでもOK)

 

過去問は知識においても重要な勉強の武器になります。

どのような問題が出題されるか把握していないのは非常に危険です。

 

いきなり勉強するより、過去問を流し読みしてどのような問題がよく出題されるか把握しておきましょう

 

③時間配分(自分流の時間配分を見つけておこう)

 

知識の1問にかけられる時間は2分程度です。なぜなら、一般知能で多くの時間が必要になるため。

 

一般知能は脳が疲労する問題が多いため、先に知識を一気に解いてしまい余った力を全て知能にぶち込む受験生が多いようです。

 

しかし、これは一般論。自分なりに時間のかけ方や解く順番を見つけておくと安心。

 

ちなみに、知識は暗記系の分野なので、いくら悩んでも覚えてなければ一生解けません。

問題を読む+5つの選択肢を全て確認するのに大体2分ほど。

2分で解けなければ、それ以上悩んだところで先には進まないのです。

 

まとめ:知識はほどほどに〜

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何度もお伝えしている通り、知識はそこまで重要ではありません。

まずは、知能や専門に力を注ぐべき。

 

ここで、もう一度記事の内容を確認しておきましょう。

 

一般知識は、そこまで深刻に考える必要はありません。

実際に僕は一般知識で、幾つもの捨て問題を作っていました。

 

それでも、難関の地方上級試験を突破しているので、問題はありません。

一般知識だけで、4割〜5割程度取れるような勉強を意識しましょう。

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