>>当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

国家公務員

国税専門官の試験科目と特徴【4つの対策法とコツを大公開】

国税専門官試験科目

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

国税専門官の試験科目を知りたいです。
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事を作りました。

 

この記事の内容

  • 試験科目
  • 試験の特徴と対策のコツ

などについて解説しています。

 

国税専門官の試験科目は専門試験の必須科目に、会計学や商法が含まれます。

他の試験と併願する際には、バランスよく学習を進めていくことが国税専門官の採用試験突破には欠かせません。

 

「試験科目ごとの学習方法も知りたい」

こんな悩みを持っている人は、この記事がお役に立てます。

 

国政専門官の全体像については、国税専門官の全て【仕事内容から最短で合格する方法まで徹底解説】をご覧ください。

こちらもCHECK

国税専門官
国税専門官の全て【仕事内容から最短で合格する方法まで徹底解説】

続きを見る

 

国税専門官の試験科目

 

国税専門官の採用試験は、第1次試験と第2次試験で構成されています。

第1次試験

  • 基礎能力試験
  • 専門試験(多肢択一式)
  • 専門試験(記述式)

 

第2次試験

  • 人物試験
  • 身体検査

 

順番に解説していきます。

 

基礎能力試験

 

基礎能力試験は、教養試験とも呼ばれておりほぼ公務員としての教養を確認するための試験です。

基本情報

  • 制限時間:2時間20分
  • 出題数:40題
  • 配点:2/9

 

具体的な出題数などは下記のとおり。

分野科目出題数
一般知能文章理解(現代文)6
文章理解(英文)5
判断推理8
数的推理5
資料解釈3
一般知識時事3
政治1
経済1
社会1
物理1
化学1
生物1
日本史1
地理1
思想1

 

ヤット
一般知識は各科目1問ずつと特徴的ですね。

 

専門試験(多肢択一式・記述式)

 

国税専門官の試験では、専門試験が実施されます。

国税専門官として必要な専門知識などについての試験。

 

まずは、専門試験(多肢択一試験)から。

基本情報

  • 制限時間:2時間20分
  • 出題数:40題
  • 配点:3/9
  • 必須選択科目:2科目16題((民法・商法、会計学(簿記を含む。))
  • 選択科目: 9科目54題(各6題)から4科目24題選択(憲法・行政法、経済学、財政学、経営学、 政治学・社会学・社会事情、 英語、商業英語、情報数学、情報工学)

 

具体的な出題数は下記のとおり。

科目出題数
必須科目民法・商法8
会計学8
選択科目憲法6
行政法6
経済学6
財政学6
経営学6
政治学6
社会学6
社会事情6
英語6
商業英語6
情報数学6
情報工学6

 

次に専門試験(記述式)です。

記述式は、第1次試験合格者を対象に評価した上で、最終合格者決定の際に使用されます。

 

基本情報

  • 制限時間:1時間20分
  • 出題数:1題 5科目(各1題)のうち1科目選択 (憲法、民法、経済学、会計学、社会学)
  • 配点:2/9

 

文字数は1,000字程度ですね。

 

人物試験

 

人物試験は、人柄や対人的能力などを確認する試験。

近年では面接が重視されており、生半可な自己分析ではなかなか合格できないと言われています。

 

基本的には個別面接形式で実施され、面接カードの内容を中心に質問されますね。

そのため、面接カードに記載した内容は深掘りした状態で試験に臨みましょう。

 

面接カードの内容は以下のとおりです。

  • プロフィール
  • 志望動機・受験動機
  • 専攻分野・得意分野
  • 最近関心や興味を持った事柄
  • 印象深かったこれまでの体験
  • 自己PR
  • 特技・趣味

 

ヤット
あらゆる質問を想定しておきましょう。

 

身体検査

 

身体検査は試験というより、受験生が健康かどうか確認するだけですね。

内容としては、

  • 主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む。)
  • 尿
  • その他一般内科系検査

など。

 

対策などは必要なく、普通に生活していれば特に問題はありません。

何か思い当たる節があるのであれば、早い段階で改善しておきましょう。

 

↑目次に戻る

 

【国税専門官】採用試験の特徴

 

国税専門官の採用試験は、他の公務員試験とは異なる特徴があります。

特徴を知っておくことで、対策にもつながるので結構大切ですね。

 

明確な基準点がある

 

国税専門官の採用試験は受験生の評価をA〜Eまでの5段階で評価しています。

国家一般職などでも5段階評価を行っており、即不合格の評価はE判定から。

 

しかし、国税専門官の場合はD判定の場合でも即不合格となってしまいます。

そのため、よりシビアは評価が行われると意識しておいた方が良いでしょう。

 

地域ブロックで採用人数は決まっていない

 

国税専門官の採用試験を受験する場合、希望する勤務地に関わらずそれぞれ受験に便利な地域を選んで受験できます。

但し、1次試験の場合に限ります。

 

国家一般職などは、地域ブロックごとに採用人数が決まっているんですよね。

しかし、国税専門官の場合は「全国で○人」という採用の方法。

 

最終合格者は、国税専門官の候補者として「採用候補者名簿」に得点順に登録されますね。

その中から全国の各国税局及び国税事務所に採用されます。

 

ちなみに第1次試験は下記の地域で受験することが可能。

札幌市 盛岡市 仙台市 高崎市 さいたま市、東京都、新潟市、松本市、名古屋市、金沢市、京都市、大阪市、松江市、岡山市、広島市、高松市、松山市、福岡市、熊本市、鹿児島市、那覇市

 

ヤット
主要都市は一通りカバーしていますね。

 

第2次試験は希望する地域で受験しよう

 

第1次試験とは異なり、第2次試験以降は可能な限り希望する国税局がある地域で受験すべきです。

理由はシンプルに、第1志望先の国税局に採用される可能性があるから。

 

実は、第2次試験の人物試験では各地域ごとの国税局人事担当者が混ざっています。

つまり、地域の人事担当者からすれば目ぼしい受験生を選別しており、ある程度受験生をマークしているんですよね。

 

そのため、もし働く場所にこだわりがあるのであれば、必ず地域を見極めながら受験するようにしましょう。

 

意向確認の電話がある

 

地方公務員試験などでは絶対にあり得ないことなのですが、国税局の人事担当者から受験生に対し「ぜひうちで就職してほしい」という電話があることも。

 

国税専門官の採用試験は辞退者なども多いため、人事担当者は優秀な受験生の確保に必死です。

そのため、合格順位の高い受験生には8月の時点で電話がかかってくることがあります。

いわゆる「囲い込み」。

 

これは国税専門官の採用試験あるあるです。

 

↑目次に戻る

 

【国税専門官】採用試験の4つの対策法とコツ

 

国税専門官の試験は、専門試験があり教養試験などとバランスをとりながら効率よく学習を進めていかなければなりません。

 

バランスよく学習していくコツを解説していきます。

 

一般知能が超重要

 

基礎能力試験では、一般知能を中心に勉強していきましょう。

一般知能は、出題数が多い上に解法パターンを理解してしまえば、ほとんどの問題を解くことが可能。

 

一方、一般知識は1科目から1問と非常にコスパの悪い問題です。

特に時間が限られているのであれば、知識はほどほどで全く問題ありません。

 

ちなみに得点が4割〜5割でも合格することがあるので、ハードルは低いですね。

 

それでも心配な方はこちらの記事を参考にしてください。

>>【公務員試験】一般知識が重要でない理由を解説【正答率5割で十分】

 

専門試験の配点が高い

 

専門試験の配点は、基礎能力試験より高く設定されています。

択一式と記述式を合計すると4/9にもなります。

また、合格点も6割〜7割で難易度が高い傾向。

 

専門科目は選択できるので、得意分野を選択するようにしましょう。

英語が得意であれば英語の2科目、ITなどの知識があるのであれば情報系2科目を選択するとよいですね。

これらの科目は、専門課程で学習経験のある人にとって難易度は高くありません。

 

捨て科目を決めておく

 

国税専門官は、商法と会計学が必須科目となっています。

しかし上記の2科目ばかり勉強している暇はありません。

 

併願を考えると、他の職種と共通する科目を勉強するのが鉄則。

そのため、捨てる科目を決めておくべき。

 

例えば、商法などは範囲が膨大にも関わらず出題も2点ほどなので、捨てても構いません。

 

ヤット
国税が第一志望なら、捨てずに勉強しましょう。

 

専門記述対策はほどほどに

 

実は専門記述が合否に与える影響は低いんですよね。

なぜなら、第1次試験合格者を対象に評価した上で最終合格者を選ぶ際に、他の試験成績と合算して使うため。

要は、数多くある科目の1つであり、かつ評価も最後にしかされないということです。

 

択一試験で確実に基準点に達していれば、あとは人物試験で勝負を決めにいきます。

他の受験生との力が拮抗(きっこう)しない限り、専門記述が合否に関わってくることはありません。

 

↑目次に戻る

 

効率よく対策しよう

 

国税専門官の採用試験は特徴を把握していないと、無駄な対策をしてしまいます。

例えば、専門試験で必須科目があることや、専門記述の重要度が低いなど。

 

巷では、国税専門官の難易度は低いなどの噂がありますが、決してそんなことはありません。

しっかりとした学習計画に基づいた勉強をする必要があります。

 

難易度については、国税専門官の難易度が低い噂って本当?【簡単と言われる理由を考えてみた】をご覧ください。

こちらもCHECK

国税専門官難易度低い
国税専門官の難易度が低い噂って本当?【簡単と言われている理由を考えてみた】

続きを見る

 

↑目次に戻る

-国家公務員
-, ,

© 2024 公務員職種道場 Powered by AFFINGER5