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こんなお悩みを解決できる記事を作りました!
警察官採用試験で実施される面接試験は、他の公務員試験のと大きな差はありません。
しかし、大きな違いが1つだけあります。
それが、卓越した洞察力を持つ面接官の存在。
いつも以上に気を引き締めていないと、一瞬で人間性を見抜かれてしまいます。
面接を突破する鍵は、面接官の意図を確実につかむこと。
この記事では、警察官採用試験で実施される面接で大切なポイントや、面接官の隠された意図などについて解説していきます。
目次
【警察官採用試験】面接の全体像
警察官の面接自体は、他の公務員試験と大きな違いはありません。
形式としては、個別面接か集団面接が多いですね。
集団面接とは、複数人の受験生が一斉に面接を受けるスタイル。
警察官は受験生の数が多いため、1人1人面接していると時間が幾らあっても足りません。
そのため、集団面接である程度の人数を絞ってから見込みのある受験生を選別する流れになります。
集団面接の目的は、見込みのある受験生を見つけるより「変なやつ」を見つける面接です。
変なやつとは、コミュニケーションが取れなかったり、自分のことしか考えていないような受験生のこと。
明らかに浮いていれば集団面接で不合格になるでしょう。
集団面接については、こちらの記事で詳しく解説しています。
集団面接に不安のある方は、参考にしてください。
>>【公務員試験】集団面接の注意点と対策方法【よく聞かれる質問7選も紹介】
【警察官採用試験】よくある質問5選
警察官の試験には、典型的な質問があります。
これらの質問は毎年のように聞かれるので、ある程度予想できます。
他のサイトでは、1から10まで回答を掲載していますが、公務員試験道場ではそういったことはしません。
ネットに溢れている回答例を面接官に伝えたところで、何も響かないんですよね。
回答を丸暗記するより、なぜその質問をしているのかを考えるべきです。
質問には必ず面接官の意図が隠されていることを理解しましょう。
各質問に対して、細かい回答は掲載しませんが、要点などをまとめているので参考にして自分で回答を作るようにしてください。
質問①:なぜ警察官になりたいのですか?
いわゆる志望動機ですね。
質問の意図
- どれくらいの情熱があるか
- 論理的に回答できるか
志望動機は、自分の過去の経験から派生することが多いので、そこまで詰まるようなことはないでしょう。
一番大切なのは警察官という仕事に対して、情熱を持っているかどうかです。
質問②:なぜこの場所を選んだのですか?
警察の仕事に場所による差はありません。
質問の意図
- 論理的な説明ができるかどうか
- 矛盾がないか
そのため、本来であればどの場所で働こうが違いがないことになりますよね?
それでも、特定の都道府県を選んで受験している部分には何か狙いがあるはず。
その部分を面接官に伝えられるようにしておきましょう。
ちなみに「場所にこだわりはない」という回答でも、理にかなっていれば全く問題ありません。
質問③:どの部署で働きたいですか?
これは仕事への理解度を確認しています。
質問の意図
- 明確なビジョンが描けているか
漠然と「警察官になりたい!」という受験生がほとんど。
具体的に「組織犯罪対策チームで外国人犯罪の対応にあたりたい」と、自分の考えを持っている受験生は圧倒的に少ないですね。
そのため、具体的な部署名や仕事の内容を説明できれば、面接官の印象に残ります。
質問④:不合格の場合はどうするか?
これもよく聞かれる質問ですね。
質問の意図
- 仕事への本気度の有無
- 論理的思考
公務員試験の受験者のほとんどは、他の試験も受験している併願スタイル。
そのため、採用側としては「合格を出せば本当に来てくれるのだろうか?」という部分が気になるわけですね。
そもそも、滑り止めくらいにしか思っていないような受験生なんて取りたくないわけです。
返答次第によっては「本気ではない」と判断されるので注意してください。
質問⑤:緊急事態は仕事を優先できるか?
この質問は、自らを犠牲にして他の人に貢献する覚悟があるかどうかの確認です。
質問の意図
- 仕事への貢献
- 仕事を優先する覚悟
大災害や国際的なテロが発生すれば、警察官は緊急招集され事態の鎮圧にあたらなければなりません。
自分の家族との時間は後回し。
普通なら考えられませんが、それが警察官の仕事なのです。
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質問の意図を読み取れてる?
公務員試験道場には連日のように、警察官採用試験で実施される面接についての質問や悩みが寄せられます。
一番多い相談が、
〇〇の質問のときはなんて答えたら良いですか?
ですね。
要するに、個々の質問に対しての模範回答を知りたいのでしょう。
結論から言うと、受験生によってバックグラウンドが異なるため模範解答などありません。
もちろん「言ってはいけない」ことはありますが模範回答は存在しません。
模範回答を知りたい心理
模範回答を知りたいと言うことは、考えることを放棄しているのと同じです。
だって、自分で考える行為って想像以上に疲れます。
だから早く答えを知りたくなってるんですよ。
しかし、これは危険です。
自分で考えなくなった瞬間に面接は終わりだと思ってください。
個々に考えるのではなく、意図を考える
面接失敗する人の特徴は、個々の質問に対応していることです。
だから模範解答が必要になってしまうんですよね。
そんなことよりも、質問を通して面接官が本当に知りたいことを理解すべき。
例えば、
「不合格だったらどうする?来年も挑戦する?」
と聞かれた場合、隠された意図がわかりますか?
この質問の意図は「本気度」です。
もちろん話している内容も大切なのですが、質問の本質である本気度を示せるかの方が大切です。
極端な話、話の内容が微妙でも本気度が面接官に伝われば、面接は合格できますよ。
質問の意図をつかめなければ、話の内容がどれだけ良くても不合格になります。
それだけ、面接官の質問の意図をつかむのは大切です。
面接対策については【公務員試験】面接対策はいつから始めるべき?【自己分析は「今から」やるべき】で詳しく解説しています。
参考にしてください。
警察官の全体像については、下記の記事で詳しく解説しています。