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国家総合職

【国家公務員】総合職の試験内容【区分ごとに内容が変わるって本当?】

 

総合職の試験内容はどんなものすか?

周りで難しいという声を聞きますが、何が難しいのですか?

悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事になっています。

 

この記事の内容

  • 試験内容
  • 試験の流れ
  • 対策方法

 

国家公務員総合職の試験は、日本の公務員の中で一番難しいと言われています。

例えば、教養試験だけを見ても問題の質が全く違います。

 

初学者が総合職の試験内容を把握しようとすると、試験内容が複雑で中々理解できません。

そこで、この記事では図解などを用いて簡単に解説しています。

 

試験内容は複雑ですが、基本は以下の3つの試験。

  1. 筆記試験
  2. 面接試験
  3. 官庁訪問

上記の内容を噛み砕いて解説します。

 

総合職に興味がある方や、受験予定の方はぜひ参考にしてください。

 

【国家公務員】総合職試験内容【区分別】

 

国家公務員総合職(以下「総合職」)の試験と言っても、細かく区分に分かれており、そこから理解することが大切です。

なぜなら、区分ごとに試験内容が異なるため

 

区分を理解せずに受験しようとすると、不必要な科目を勉強してしまう危険性もあるので必ず把握しておきましょう。

 

国家公務員総合職試験内容

 

まず、総合職の試験区分は4つの区分に分かれています。

詳しく解説していきますね。

 

法律区分

 

試験試験科目試験内容解答時間配点
第1次試験基礎能力試験
(多肢選択式)
40題解答
【知能分野27題】
文章理解、⑪判断・数的推理⑯
【知識分野13題】
自然・人文・社会⑬
3時間2/15
専門試験
(多肢選択式)
49題出題 40題解答
【必須問題】
憲法⑦、行政法⑫、民法⑫の計31題
【選択問題】
商法③、刑法③、労働法③、国際法③、経済学・財政学⑥の18題から任意の計9題解答
3時間30分3/15
第2次試験専門試験
(記述式)
選択問題3題
次の5科目から3科目選択
憲法、行政法、民法、国際法、公共政策②
※公共政策からは1題のみ選択可。
4時間5/15
政策論文試験
(記述式)
1題
政策の企画立案に必要な能力その他総合的な判断力及び思考力についての筆記試験(資料の中に英文によるものを含む。)
2時間2/15
人物試験人柄、対人的能力などについての個別面接
(参考として性格検査を実施)
3/15
英語試験英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等

※スマホの場合は、右にスクロールすることができます。

 

教養区分

 

試験試験科目試験内容解答時間配点
第1次試験基礎能力試験
(多肢選択式)
I 部:知能分野24題
文章理解⑧、判断・数的推理(資料解釈を含む。)⑯
II 部:知識分野30題
自然⑩、人文⑩、社会⑩(時事を含む。)
I 部:2時間
II 部:1時間30分
I部:3/28
II部:2/28
総合論文試験
(記述式)
幅広い教養や専門的知識を土台とした総合的な判断力、思考力についての筆記試験
I :政策の企画立案の基礎となる教養・哲学的な考え方に関するもの 1題
II :具体的な政策課題に関するもの 1題
4時間8/28
第2次試験政策課題討議試験課題に対するグループ討議によるプレゼンテーション能力やコミュニケーション力などについての試験
6人1組のグループを基本として実施
レジュメ作成(20分)→個別発表(1人当たり3分)→グループ討議(45分)→討議を踏まえて考えたことを個別発表(1人当たり2分)
概ね2時間程度4/28
企画提案試験
(小論文及び口述式)
企画力、建設的な思考力及び説明力などについての試験
I 部:小論文 1題
課題と資料を与え、解決策を提案させる
II 部:プレゼンテーション及び質疑応答
小論文の内容について試験管に説明、その後質疑応答を受ける
I 部:2時間
II 部:1時間
5/28
人物試験人柄、対人的能力などについての個別面接
(参考として性格検査を実施)
6/28
英語試験英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等

※スマホの場合は、右にスクロールすることができます。

 

経済区分

 

試験試験科目試験内容解答時間配点
第1次試験基礎能力試験
(多肢選択式)
40題解答
【知能分野27題】
文章理解⑪、判断・数的推理(資料解釈を含む。)⑯
【知識分野13題】
自然・人文・社会⑬(時事を含む。)
3時間2/15
専門試験
(多肢選択式)
46題出題 40題解答
【必須問題】
経済理論⑯、財政学・経済政策⑤、経済事情⑤、統計学・計量経済学⑤の計31題
【選択問題】
経済史・経済事情③、国際経済学③、経営学③、
憲法③、民法(担保物権、親族及び相続を除く。)③の15題から任意の計9題解答
3時間30分3/15
専門試験
(記述式)
必須問題1題
経済理論
選択問題2題
次の3科目から2科目選択
財政学、経済政策、公共政策②
※公共政策からは1題のみ選択可。
4時間5/15
第2次試験政策論文試験
(記述式)
1題
政策の企画立案に必要な能力その他総合的な判断力及び思考力についての筆記試験(資料の中に英文によるものを含む。)
2時間2/15
人物試験人柄、対人的能力などについての個別面接
(参考として性格検査を実施)
3/15
英語試験英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等

※スマホの場合は、右にスクロールすることができます。

 

政治・国際区分

 

試験試験科目試験内容解答時間配点
第1次試験基礎能力試験
(多肢選択式)
40題解答
【知能分野27題】
文章理解⑪、判断・数的推理(資料解釈を含む。)⑯
【知識分野13題】
自然・人文・社会⑬(時事を含む。)
3時間2/15
専門試験
(多肢選択式)
55題出題 40題解答
【必須問題】
政治学⑩、国際関係⑩、憲法⑤の計25題
【選択問題】
行政学⑤、国際事情③、国際法⑤、行政法⑤、民法(担保物権、親族及び相続を除く。)③、
経済学③、財政学③、経済政策③の30題から任意の計15題解答
3時間30分3/15
第2次試験専門試験
(記述式)
選択問題3題
次の6科目から3科目選択
政治学、行政学、憲法、国際関係②、国際法、公共政策②
※国際関係又は公共政策を含む選択をする場合にあっては、2科目又は3科目
4時間5/15
政策論文試験
(記述式)
1題
政策の企画立案に必要な能力その他総合的な判断力及び思考力についての筆記試験(資料の中に英文によるものを含む。)
2時間2/15
人物試験人柄、対人的能力などについての個別面接
(参考として性格検査を実施)
3/15
英語試験英語の能力の程度に応じて加算:TOEFL(iBT)、TOEIC等

※スマホの場合は、右にスクロールすることができます。

 

ヤット
区分ごとに試験内容が変わってきます!

 

【国家公務員】総合職試験の内容【筆記・面接・官庁訪問】

 

総合職の第1次試験〜官庁訪問について解説していきます。

各試験は、一般職や地方公務員などと内容自体は変わりません。

しかし、それぞれの問題の難易度は非常に高く、簡単に得点できる試験ではありませんね。

 

第1次試験

 

第1次試験である筆記試験は、基礎能力試験と専門試験で構成されています。

基礎能力試験は、いわゆる教養試験になります。

重要科目は、知能分野と言えるでしょう。

これは、一般職や地方公務員と変わりません。

 

総合職には、合格基準点があるのでその基準点は確実に越える必要があります。

 

一般知能に関しては、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

>>【公務員】一般知能に地頭の良さは関係ない【数学0点の僕が解説します】

 

専門試験は、大学の専攻や配置を希望する省庁に応じて専門区分を選択する形になります。

選択した分野について、それぞれ専門的な知識が問われますね。

 

専門試験は、教養試験のより深い部分を問われるイメージしてください。

教養試験の学習ペースのバランスが難しく、どちらかに偏重してしまうと合格点を取ることが難しくなるため、注意が必要があります。

 

専門試験については、下記の記事で詳しく解説しています。

>>専門試験の科目一覧と勉強方法【勉強の優先順位が合格の鍵になる】

 

第2次試験

 

第2次試験は、院卒者試験と大卒程度試験で異なります。

院卒者試験の内容

  • 専門試験(記述式)
  • 政策課題討議試験
  • 人物試験

大卒者試験の内容

  • 専門試験(記述式)
  • 政策論文試験
  • 人物試験

 

人物試験とは、いわゆる面接試験になります。

面接試験では、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を問われます。

また、答え方に関しても論理的思考力も同時に求められますね。

 

面接試験では、政策やデータなども必要な知識ですが、そこまで重視されていません。

やはり、一番大切なのは「人柄」や「熱い気持ち」などの、人間そのもの力を問われます。

 

総合職と言えども、最後は人の力が大切なんですよね。

 

面接試験については、公務員の面接試験は3つのステップで進めていこう【全体像とコツを紹介】で詳しく解説しています。

 

官庁訪問

 

官庁訪問は、国家公務員特有の試験と言えます。

総合職でも実施され、2週間に及ぶ長丁場の試験となりますね。

 

朝から晩まで続く試験で、身体的にも精神的にも非常に負担がかかる試験としても知られています。

ライバル達は、全員最終合格を勝ち取った受験生たちなので、最後の難関と言っても過言ではありません。

 

面接というより、各官庁と受験生との相性を確かめる試験の側面が強いですね。

 

官庁訪問については、【国家公務員】総合職・官庁訪問の流れ【試験内容や対策方法など】で詳しく解説しています。

 

【国家公務員】総合職試験の流れ

 

総合職の区分では4年生が受験できる「法律・経済・政治国際区分」、3年生から受験できる「教養区分」があります。

教養区分の場合、3年生時に受験することが可能で採用は翌々年の4月になります。

2022度の試験を参考に解説していきますね。

 

法律・経済・政治国際区分の流れ

国家公務員総合職試験内容

国家公務員総合職試験内容

国家公務員総合職試験内容

国家公務員総合職試験内容

国家公務員総合職試験内容

 

 

基本的には、例年同じ日程だよ!

教養区分の流れ

 

教養区分は他の区分と他の同様ですが、一番の特徴として大学3年生から受験できることにあります。

試験の流れは基本的に同じで3年生の場合は、最終合格が12月で翌年の4年生時の6月に官庁訪問を受けることになりますね。

 

詳しい流れは、人事院の公式ページをご覧ください。

教養区分はこちらから

 

【国家公務員】総合職と一般職のちがい

 

総合職は一般職とちがい、大卒以上でないと受験できません。

つまり、大学を卒業していない社会人や高卒の受験生は、総合職の試験を受験することはできません。

 

やはり、国家の中心で企画立案などを行うため高度な知識や経験が求められます。

そのため、国立大学をはじめとした大学で一定の経験を経ていないと、受験できないのです。

 

また一般職の2次試験は人物試験試験のみですが、総合職は政策論文試験などの試験が課され非常に難易度が高いと言えます。

 

もちろん一般職と総合職に優劣はないですが、総合職の方が幅広い仕事をできると言えるでしょう。

 

総合職は海外留学などもあるからね!

 

まとめ

 

総合職の試験内容は、他の公務員試験と変わらない部分もありますが、やはり相当難易度が高いでしょう。

 

他の試験には無いような、政策論文試験や難易度の高い専門記述試験などがあります。

また区分ごとによって、実施される試験が異なるため事前に試験内容をしっかりと把握しておくことが必要。

 

基本的には、

  1. 筆記試験
  2. 面接試験
  3. 官庁訪問

の3つの試験があると思っておいてください。

 

そこから、自分が受験する区分によって試験内容を把握するようにしましょう。

 

 

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