
こんな疑問を解決できる記事を作りました!
視力が原因で消防士の採用試験に不合格になることは、ほぼありません。
なぜなら、裸眼視力ではなく矯正視力で受ける検査だからです。
この記事では、
- 視力検査の詳細
- 注意点
- 対策方法
などを中心に解説しています。
実際に、僕は裸眼視力が0.3しかありませんでしたが、政令指定都市の消防局をはじめ3つの消防本部から内定をいただけました。
ぶっちゃけ、そこまで視力検査にビクビクする必要はありません。
「視力が悪いから採用試験が不安です・・・」
こんな人はぜひ読んでください。
消防士の全体像はこちらの記事詳しく解説しているので、参考にしてください。
もくじ
【消防士の採用試験】視力検査の詳細
消防士を目指す人にとって、視力検査は不安材料の1つですよね。
なぜなら「どんな検査かわからない」から。
まずは、採用試験で実施される視力検査がどんなものか詳しく解説していきますね!
視力検査(きょう正視力でOK)
具体的な条件を見ながら解説していきますね。
東京消防庁の視力検査の条件を見てみましょう。

出典:東京消防庁公式ページより
条件には「きょう正視力を含む」という文言があります。
ここがめちゃくちゃ重要で、実はメガネのやコンタクトレンズの着用が公式に認められています。
これは東京消防庁だけでなく、全ての消防本部で認められていますね。
ちなみに、コンタクトやメガネを着用すれば基本的には視力1.0以上確保できるので全く問題ありません。
色覚検査
採用試験には視力検査のほかに、色覚検査という検査があります。
この検査では、正確に「色を見分けられるか」をチェックしますね。
例えば消防士は、消防車や救急車を運転する機会があります。
緊急走行をする際は、通常走行とは異なり緊張状態でスピードを保ったまま交差点を通過するため信号の色を適切に判断しなくてはなりません。

身体検査の流れ(検査の詳細)
消防士の採用試験で実施される身体検査の流れを解説しますね。
これから消防士の試験を受ける人は、当日の流れを知っておくと安心です。
ちなみに、視力検査をはじめとする身体検査は筆記試験を突破しないと受けれないので、まずは筆記試験の合格を目指しましょう。
基本的には、
視力検査→色覚検査
の順番で実施されます。
視力検査
視力検査は、以下のような機械を使って実施されます。
まず、機械の前に進むと係員から「コンタクトを着用していますか?」と聞かれるので、着用している場合は「はい」と答えましょう。
既にメガネを着用していれば、そのまま検査を受けましょう。
この機械には、双眼鏡のようなものがあり、その部分を覗き込んで視力検査でおなじみのマークを見ていきます。
マークは以下のようなものをイメージしておいてください。
係員から「環が欠けている方向」を質問されるので、「上・下・右・左」を答えるといった流れです。
時間は1分程度で終わりますね。
参考
メガネやコンタクトが必要な人は、絶対に忘れないようにしてください。
裸眼で0.3以上あれば問題ありませんが、無ければ最悪不合格になることがあります。
色覚検査
色覚検査は、係員から色覚を検査する紙を見せられます。
まるで絵本のような本をランダムで見ていくような流れですね。
具体的には下記の画像を見てください。
この点で描かれた円形の図にはある数字か隠されています。
このような図を何枚も見て、適切に当てることができるか確認する試験なんですよね。

視力検査の対策方法
まず、消防士の採用試験で視力検査について不安に感じる必要はありません。
基本的には、メガネとコンタクトレンズのどちらかを着用すれば確実にパスできる試験です。
視力低下のほとんどは、眼精疲労や日常生活によるものです。
視力検査はきょう正視力で突破できるとは 、視力が悪いより良い方が決まっています。
実際に僕が実践していた対策方法を紹介しますね。
紹介する方法は、簡単で誰でも行うことができますよ。
就寝前のスマホなどを避ける
ほとんどの人が持っているスマホ。
就寝前にスマホを触るのが日常化している人も居るかもしれません。
これは眼に相当な負担をかけてしまいます。
また、寝る前にスマホを見てしまうと交感神経を刺激し質の良い睡眠の妨げになってしまうんですよね。
就寝は眼の疲労回復にもつながるので、就寝前に刺激の強いスマホなどは避けるようにしましょう。
参考資料:DIAMOND online「寝る前のスマホ厳禁!目の老化は認知障害に繋がる」より
眼の周辺を温める
この方法は、就寝前などに眼の周りを温めることにより下記のような効果があります。
- 筋肉がほぐされる
- 新陳代謝の促進
- 眼精疲労の改善
実際に僕自身も毎日のように、眼を温めていたため眼精疲労が改善されました。
よく使っていたアイテムはこちら。
眼精疲労が気になる方はぜひお試しください。
参考資料:メガネハットのブログマガジン「疲れ目には温める?冷やす?どちらが効果的?」より
視力検査より色覚検査に注意しよう
実は、視力検査よりも色覚検査で引っかかる人が毎年います。
そのため、視力検査よりも色覚検査に注意してほしいですね。
そもそも、視力検査はメガネとコンタクトレンズでほぼ乗り切れます。
しかし、色覚検査は別。
どれだけきょう正したところで、実際には特に効果がありません。
というより、きょう正なんてできないんですよね。
色覚検査は「慣れ」の要素が強い。
そのため、どれだけ色覚検査に慣れておくかが鍵になってきます。
Amazonなどでは、実際に色覚検査の本が購入できるので、心配な人は事前に練習しておくと良いでしょう。
色覚検査に引っかかるとどうなる?
もし、正常に色覚を判断できない場合は、再検査になることがほとんどです。
東京消防庁の場合でも「後日、眼科医による診断を受けていただきます」という記載がありますね。
つまり色覚検査で異常が見つかってもすぐに不合格になることはありません。
また、色覚検査に関しては環境要因で色覚を正常に判断できないこともあるんですよね。
例えば、極度の緊張状態など。
実際に僕も就職への重圧から、必要以上に緊張してしまい色覚を正常に判断することができませんでした。
少し時間を置いたら普通にわかりました・・・。
つまり、時間や場所を変えれば意外と正常に判断できます。
色覚検査の基準は厳しいの?:意外と曖昧(あいまい)
色覚の基準は地方自治体によって異なり、その基準も曖昧(あいまい)です。
具体的には、
- 全ての色覚に条件を設けている
- 赤・青・黄色のみに条件を設けている
- 色覚検査はないものの運転免許の取得が条件としている
などの基準のパターンがありますね。
仮に、特定の色が判断できない場合でも採用される可能性は十分にあります。
消防の仕事は、車を運転するだけではなく日勤業務など数多くの種類があり、幅広い人材が求められているんですよね。
つまり、色覚異常だけで不合格になることは少ないと言えます。
実際に、僕の友人は色覚異常がありましたが採用されています。
参考
小規模な消防本部の場合、採用人数が少ないため能力の高い人材を欲しています。
そのため、色覚異常などの問題がある受験生を避ける傾向にあります。つまり不合格になる危険性があるということ。
もし、色覚異常などの問題を認識している場合は、比較的大規模な消防本部の受験をおすすめしますね。
まとめ:視力はそこまで気にする必要なし
ここまで記事を読んでくださった受験生の多くは、
「視力ってそんな大したことないじゃん・・・」
と感じてくれたはず。
まさにその通りで、そんな気にする必要はありません。
今回の記事の要約です。
- きょう正視力で基本乗り切れる
- 色覚検査に注意する
- 意外と曖昧(あいまい)な基準
こんな感じですね。
視力検査に不安を抱えている人は、特に気にする必要はありません。
それ以外の筆記試験や面接試験の対策に力を入れてください。
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