こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。
こんな疑問を解決できる記事になっています。
東京消防庁の初任給は全国の消防本部の中でもトップレベルの高給与。
さて、それではその給料はどのような理由で決められているのかご存じでしょうか?
実は、様々なルールの中で東京消防庁の給料は決められています。
本記事では、そんな東京消防庁の給料を職種や区分別に解説していますよ。
この記事を読むことによって、東京消防庁の給料体系を理解できるようになります。
給料のルール等は、実際に消防士となってからも定年退職するまで付きまとってくるものです。
給料については今から知っておいて損はありません。
目次
東京消防庁の初任給っていくら貰えるの?
東京消防庁の初任給については、公式ホームページにて公開されています。
消防官
- 専門系採用者(約261,300円)
- Ⅰ類採用者(約253,000円)
- Ⅱ類採用者(約239,000円)
- Ⅲ類採用者(約213,900円)
一般職員
- Ⅰ類採用者(約220,400円)
- Ⅲ類採用者 障害者含む(約174,700円)
- 自動車整備採用者(約171,600円)
参考
この初任給は、令和4年1月1日現在の給料月額に地域手当を加えたものです。
詳しくは、東京消防庁の公式ホームページを確認してみましょう。
東京消防庁で他に貰える手当
東京消防庁の公式ホームページで公開されている給料には「約」という文字が付いています。
実は、初任給は人によって違います。
なぜなら、バックグラウンドによって給与が加算されるから。
本章では、どのような項目が給与として加算されるか紹介しますね。
扶養手当
扶養とは、家族を養っている場合に支払われる手当のこと。
奥さんや子供が居る場合は該当しますよ。
住居手当
住居手当とは、職員の生活負担を減らすために支払われる手当のこと。
例えば、アパートを借りている際の家賃等の一部が補助されます。
通勤手当
通勤手当とは、職員が職場まで通勤にかかる費用が一部補助されます。
例えば、江東区に住んでいて、渋谷区の消防署に通う場合等になりますね。
職歴加算
転職で東京消防庁に就職する場合に、職歴に応じて給料が上がる可能性があります。
例えば、消防士の職務経験がある場合など。
初任給がそのまま貰える訳ではない!【引かれる税金を把握しよう】
東京消防庁を目指す受験生たちに是非、覚えておいてほしいことは給料は満額貰える訳ではなく、税金が引かれるということ。
そのため、思いのほか給料が安いことはよくあることです。
ここでは、代表的な税金を紹介しますね。
所得税
所得に対して差し引かれる税金のことを言います。
例えば自分の所得が400万円の場合、20%の税金がかかってくるので、
400万円×20%=80万円
は税金として国に持っていかれます。※330万円〜695万円までは、20%の所得税がかかります。
住民税
住民税は、所得の多い少ないに関わらず、所得に対して10%かかる税金です。
住民税は正確に言うと、都道府県が徴収する都道府県税と、市町村が徴収する市町村住民税(東京特別区23区の場合は、特別区民税)と言われています。
参考
住民税は、前年の所得に応じて課税されるため2年目の方が安いと感じるかもしれません。
健康保険料
健康保険の保険料は、給料やボーナスに一定の掛金率をかけて算出されます。
そのため、給料によって金額は異なってきます。
公務員の目安としては、1年目でも2万円前後引かれると思っておいて良いでしょう。
公務員年金
公務員年金は、計算がややこしいので「年金分が毎月引かれる」くらいの認識で良いです。
大まかに計算すると、自分の給料の18.3%分が年金として国に持っていかれます。
その他
忘れてならないのは消防学校での費用。
東京消防庁の消防士として就職した場合には、必ず消防学校に入校する必要があり、期間は6ヶ月間にも及びます。
その期間中、食費やその他諸経費が毎月引かれることになることを忘れてはいけません。
東京消防庁の初任給と他の消防本部との比較
他の消防本部も初任給を公開してます。
参考にしてみてください。
順位 | 政令指定都市 | 初任給(大卒) |
2位 | 相模原市 | 23,1392円 |
3位 | 神戸市 | 221,200円 |
4位 | 川崎市 | 220,632円 |
5位 | 京都市 | 213,510円 |
参考資料:平成30年地方公務員給与実態調査より
※スマホの場合は、左右にスクロールすることができます。
東京消防庁は堂々の1位
ちなみに東京消防庁の初任給は堂々の1位です。
理由としては、東京消防庁が日本最大の消防組織であると同時に、家賃の高さや物価の高さが関係しています。
そのため、相対的に給料も高かくなる傾向にあります。
まとめ
初任給は個人によって、大きな違いがあります。
東京消防庁は、全国の消防本部と比較しても高水準の初任給が支給されていますね。
もう一度、初任給の平均額を確認しておきましょう。
- 専門系採用者(約261,300円)
- Ⅰ類採用者(約253,000円)
- Ⅱ類採用者(約239,000円)
- Ⅲ類採用者(約213,900円)
高卒区分でも、20万円以上の初任給が確保されています。
給料が高水準であるということも東京消防庁の魅力の1つですよね。
年収については、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
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