地方公務員

東京都庁採用試験の倍率と特徴【倍率は低いが試験内容は難しい】

2023年3月16日

東京都庁採用試験倍率

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

都庁の倍率を教えてください。
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事を作りました。

 

本記事の内容

  • 年度ごとの倍率
  • 試験の特徴
  • 倍率の背景

 

東京都庁の倍率は、5倍〜10倍と開きがあります。(職種による)

東京都庁の採用試験は、公務員試験の中でも難関と言われています。

しかし、特徴などをしっかりと理解していれば、合格の可能性は十分にあります。

 

本記事では、倍率を中心に東京都庁の採用試験の特徴なども解説しています。

 

詳しい情報については、東京都の公式サイトを確認しましょう。

東京都公式サイト

 

【東京都庁】採用試験の倍率

 

東京都庁の倍率は例年、5倍〜10倍となっています。

 

就職氷河期世代を対象と試験では30倍を超えていますが、学生を対象とした試験は倍率がそこまで高くありません。

 

以下の表は、令和4年度に実施された採用試験の倍率となっています。

職種 受験者数 一次合格者数 最終合格者数 倍率
Ⅰ類A採用(事務) 359 163 82 4.4倍
Ⅰ類B採用(行政・一般方式) 1,677 1,040 540 3.1倍
Ⅰ類B採用(行政・新方式) 521 352 139 3.7倍
Ⅲ類採用(事務) 682 190 93 7.3倍
キャリア活用採用 323 199 90 3.6倍
就職氷河期世代を対象とした採用(Ⅰ類B) 492 36 16 30.8倍
就職氷河期世代を対象とした採用(Ⅲ類) 434 38 15 28.9倍

 

例えば、Ⅰ類B採用であれば倍率が3倍となっており、狙い目であることがわかります。

 

ヤット
あくまで倍率だけの話です。

 

他の年度の倍率を確認したい方は、東京都の公式サイトをご覧ください。

東京都公式サイト

 

採用試験の難易度

 

採用試験の難易度は、他の採用試験と比較して高いと言えます。

理由は3つあります。

  1. 筆記試験の配点が高い
  2. 専門試験は記述式のみ
  3. プレゼン面接がある

 

筆記試験の配点が高い

 

地方公務員で実施される筆記試験の平均的な合格ラインは60%程度となっています。

しかし、都庁は75%以上なければ合格することができません。

 

筆記試験を合格しない限り、先に進めないため最初の難関ですね。

 

専門試験は記述式のみ

 

専門試験はⅠ類とⅢ類の一部の職種で実施されます。

 

記述式は、ある程度の専門知識がなければ答えることができず、択一式に比べて難易度が上がります。

 

プレゼン面接がある

 

全ての職種ではありませんが、新方式ではプレゼン面接が実施されます。

 

プレゼン面接は個別面接とは違い、自分で資料を作るなど独創性が求められます。

制限時間も短くコツをつかまなければ合格することはできません。

 

プレゼン面接については、下記の記事で詳しく解説しています。

>>【公務員試験】プレゼン面接を3つのステップで解説(情報・資料・実技)

 

倍率はそこまで高くありませんが、試験内容から難易度が上がってしまいます。

倍率だけで判断しないようにしましょう。

 

採用試験の内容と特徴

 

本章では、東京都庁の職種ごとの試験内容を紹介していきます。

 

職種

 

Ⅰ類A

  • 一次試験:教養試験、専門試験、論文
  • 二次試験:個別面接

 

Ⅰ類B(一般方式)

  • 一次試験:教養試験、専門試験、論文二次試験:個別面接

 

Ⅰ類B(新方式)

  • 一次試験:教養試験、プレゼンテーションシートの作成
  • 二次試験:プレゼンテーション個別面接
  • 三次面接:行政職:グループワーク、技術職:フィールドワークもしくはワークショップ

 

Ⅱ類

  • 一次試験:教養試験、専門試験
  • 二次試験:個別面接

 

Ⅲ類

  • 一次試験:教養試験、専門試験、作文
  • 二次試験:個別面接

 

キャリア採用

  • 一次試験:教養試験、専門試験、論文
  • 二次試験:個別面接(プレゼンテーション含む)
  • 三次試験:個別面接

 

詳しい試験内容は東京都の公式サイトで確認しましょう。

東京都公式サイト

 

特徴

 

東京都では、一般方式と新方式と呼ばれる採用試験が実施されています。

一般方式では専門試験がありますが、新方式では実施されません。

 

一方、新方式では3次試験ではプレゼンやグループワークが採用されています。

また、筆記試験では知能分野の配点が高く設定されており、確実に得点できるようにしましょう。

 

都庁は職種が多く、かつ新方式などの試験もあるため複雑。

各職種の特徴を考えて、受験するかどうか考えていきましょう。

 

まとめ:倍率に惑わされるな!

 

東京都都庁の倍率は約5倍〜10倍ほど。

 

倍率だけを見れば難易度は低いですが、試験内容には特徴がありしっかりと対策する必要があります。

 

共通して言えるのは、筆記試験で7割以上の得点を狙うこと。

都庁の採用試験は1次試験と2次試験の合計点数で、順位が決定していきます。

 

筆記試験でいかに高得点を獲得しているかどうかが、合否を左右します。

まずは、筆記試験を突破できる実力を付けていきましょう。

 

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