こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

こんなお悩みを解決できる記事になっています。
本記事の内容
- 労働事情のメリット・デメリット
- 講座の内容
- おすすめする人
本記事の執筆者
アガルートアカデミー法律系科目対策講座・労働事情(以下「労働事情講座」)は、単科講座で購入する必要はありません。
公務員試験道場として、厳しくチェックしたところ「デメリットや悪い点」が多くあり、自信を持っておすすめすることができませんでした。
しかし、セットコースで受講するのであれば選択肢としてアリです。
本記事では、以下の基準でレビューしており評価を星(5段階評価)で表しています。
労働事情講座の評価
- 講師の質:
- 講義の構成:
- テキストの良さ:
- 解説のわかりやすさ:
- 補足的な情報を解説しているか:
- 【総合評価】:
もくじ
結論:単科で受講する必要はなし!【総合評価:星2/5】
結論から言うと、とある条件を除き労働事情講座は単科講座(1講座のみ購入)する必要は全くありません。
理由は以下のとおり。
- テキストの内容を読んでいるだけ
- 学習方法などの解説がない
など。
僕自身は数多くの講座を受講してきて、アガルートが最も良いと感じています。
しかし、労働事情講座に関しては自信を持って受験生におすすめすることはできませんでした。
本章では「労働事情ってどんな講座なの?」を、実際に受講した感想をもとに簡単にまとめました。
- 法律系科目対策(労働事情)とは?
- 基本情報
- 担当講師
法律系科目対策講座(労働事情)とは?
労働事情講座は、労働基準監督官を目指す受験生向けに造られた講座。
基本的には「知っている前提」で、講座が進んでいくため初学者には向かない講座を言えるでしょう。
ただ、社労士資格を持つ講師の経験をもとに厳選された内容を中心に解説してくれるので、的をしぼった学習が可能です。
基本情報
講座名 | 【公務員試験】法律系対策科目(労働事情) |
販売元 | AGAROOT ACADEMY |
料金 | 10,780円(税込) |
視聴期間 | 2022年1月12日〜2023年10月31日 |
教材 | 法律系科目対策講座テキスト、問題演習用テキスト |
講義時間 | 合計7時間 |
講義時間としては、合計7時間と短め。
それだけ情報を絞っているということかもしれません。
担当講師
労働事情講座を担当しているのは、宮澤講師。
2010年ごろから社会労務士として現場で働いる知識を活かしながら講義を進めていきます。
僕の印象としては、
現場でバリバリ働ける人だが、講師には向いていないのかも・・・
という感じ。
確かに、知識や経験は素晴らしい物をお持ちですが、通信型講座ではあまり良さが発揮されていなですね。

講義風景は以下を参考にどうぞ。
アガルートアカデミー法律系科目対策講座(労働事情)のメリットをレビュー
個人的には、単科で受講するほどの講義ではないと感じていますが、もちろん良い点もあります。
- 現場で働いていた人の話が聞ける
- テキストがわかりやすい
- 大事な部分には印
現場で働いていた人の話が聞ける
労働事情で最も優れている点は、社労士として長年働いていた人も話を聞けるところです。
宮澤講師は、1994年から民間企業で労務関係を取り扱う職務を続けておられるそう。
そのため、具体的でリアルな講義内容に仕上がっています。
労働基準監督官を目指す人なら聞いておいて損はないでしょう。
テキストがわかりやすい
労働事情のテキストは比較的わかりやすいと感じました。
法律などの内容が多いため単調になりがちですが、グラフを多用することでわかりやすく解説してくれます。
大事な部分には印
講義スタイルとしては、テキストを電子化し画面上に映し出しながら進めていくスタイル。
テキストの文章の中で特に大切な部分には、赤ペンで印をしてくれます。
そのおかげで、全て理解するのではなく的をしぼった学習を実現していますね。
アガルートアカデミー法律系科目対策講座(労働事情)のデメリットをレビュー
労働事情のデメリットは以下のとおり。
- 講師が一切画面に出てこない
- 労働事情の全体像がわからない
- 最初にポイントを教えていない
- 講義名の掲載なし
- 講義時間が短かすぎるものがある
講師が一切画面に出てこない
驚くことに、本講座では宮澤講師が一切登場しません。
つまり音声のみ。
これは、かなりのマイナスポイント。
例えば最低限以下の事項は押さえておくべきです。
- 自己紹介
- どんな想いで講座をしているか
- 問題の特徴
など。
終始、テキストの内容を読んでいるだけに感じてしまいました。
そもそも、講座を始める前に一切自分の紹介をしない講師は常識的に「?」となりますね。
知識はあるわけですから、もっと受験生に寄り添う姿勢を見せれば講座の内容がより良くなるのでは・・・。
労働事情の全体像がわからない
僕は、労働事情に関して完全に初学者で受講しました。
初学者視点でレビューすると「結局どんな問題なの?」と感じてしまうんですよね。
知っている前提で講義が進められている傾向があるようです。
初学者のためにも、
- 労働事情の問題の特徴
- 出題傾向
- 学習方法
など。
特に学習方法など、講師の経験から幾らでもアドバイスできるはずです。

最初にポイントを教えていない
本講座は、初めの段階で講義のポイントを解説せず、いきなり講義が始まっています。
そのため「何を意識して試聴すべきか」がわからないまま終わってしまう印象。
ちなみに、ある程度知識のある人が聞けば全く問題ありません。

講義名の掲載なし
労働事情講座では、動画がチャプター1〜4に分類されています。
そして、動画がチャプターごとに10本前後収録されています。
この動画1本1本に講義名が一切記載されていません。
これだと、該当する動画がどんな内容かわかりませんよね。
内容が良いだけに少し残念です。
以上が労働事情講座のデメリットや悪い点のまとめです。
セットコースに付属している場合は受講しても問題ありませんが、単科となるとおすすめはできません。
上記のデメリットを許容できるのでであれば、購入はアリです。
アガルート法律系科目対策講座(労働事情)の講義内容
労働事情の講義内容は、チャプター1〜4に分類されています。
そして、1チャプターに10講義ほど収録されています。
チャプター1
講義名 | 講義時間 |
労働政策 | 14分35秒 |
就業構造の多様化(非正規労働者) | 5分03秒 |
派遣労働者 | 19分23秒 |
労働契約法(有期雇用特別措置法) | 10分31秒 |
女性の雇用(M字型) | 5分42秒 |
若年層の雇用(就職率) | 3分27秒 |
七五三現象(早期離婚率) | 1分39秒←短すぎでは? |
高齢者の雇用(就業意欲) | 6分09秒 |
障害者の雇用(就業雇用促進法) | 3分12秒 |
外国人労働者(日本と世界経済) | 5分 |
チャプター2
講義名 | 講義時間 |
賃金(最低賃金制の確率) | 4分17秒 |
賃金の決定(賃金制度) | 9分45秒 |
賃金制度の類型 | 8分14秒 |
労働時間(法定労働時間) | 10分18秒 |
労働時間の変遷(年間総労働時間) | 12分24秒 |
労働関係(労働関係) | 12分09秒 |
推定組織率(労働組合員数) | 3分46秒 |
労働交渉(団体交渉権) | 5分57秒 |
ワークシェアリング(雇用安定・創出) | 7分18秒 |
失業(意義と分類) | 12分26秒 |
チャプター3
講義名 | 講義時間 |
失業率(労働力調査) | 7分49秒 |
有効求人倍率(定義) | 11分48秒 |
労働経済(年功賃金) | 18分40秒 |
社会保障(制度) | 18分57秒 |
公的年金保険(根拠) | 12分49秒 |
企業年金(3階部分) | 1分58秒 |
雇用保険(制度の体系) | 6分04秒 |
医療と介護(公的年金保険) | 6分19秒 |
高齢者医療制度(財政調査) | 7分48秒 |
介護保険制度の体系(最適なサービス) | 4分46秒 |
チャプター4
講義名 | 講義時間 |
少子高齢化対策(総人口) | 6分21秒 |
少子化対策(問題の現状) | 9分53秒 |
国の少子化対策(歴史) | 12分39秒 |
高齢化対策(現状) | 3分38秒 |
公的扶助と障害者福祉(ジニー係数) | 12分17秒 |
アガルート法律系科目対策講座(労働事情)はこんな人におすすめ
労働事情講座をおすすめする人・おすすめしない人にまとめてみました。
おすすめする人
- 労働事情の全体像を知っている人
- 現場で働いていたプロの話を聞きたい人
- 復習に意味で受講したい人
宮澤講師は、長年現場で社労士として第一線で活躍している方。
そのため、リアルな話を聞きたい人にはおすすめですね。
おすすめしない人
- 初学者
- 問題解説を期待している人
初学者はおすすめできませんね。
やはり、初学者にとって不親切な部分が多いところがあります。
また、労働事情講座では問題解説が全くないので注意が必要。
アガルート法律系科目対策講座(労働事情)のお得な購入方法
労働事情講座をお得に購入できる方法が現在のところありません。
単科で購入する場合は、正規の価格で購入する以外ないのが現状。

30パーセントOFF特典を活用する
労働事情に関しては単科で購入する必要はありませんが、セットで購入する場合は別。
実は、アガルートでは期間限定でセットコースを受講すると正規価格から30パーセントOFFが適用されます。
例えば、地方上級・国家一般職・専門職カリキュラムなど。
労働基準監督官は、労働事情以外にも対策が必要なため、この機会に活用しましょう。
アガルート法律系科目対策講座(労働事情)のレビューまとめ
労働事情講座に関しては、少し残念。
せっかく、経験豊富な宮澤講師の良さが出てない講座になっています。
評価のおさらいです。
労働事情講座の評価
- 講師の質:
- 講義の構成:
- テキストの良さ:
- 解説のわかりやすさ:
- 補足的な情報を解説しているか:
- 【総合評価】:
総合評価は5段階の中で星2。
この評価を見て、本当に自分に必要かどうか参考にしてください。
受験生のあなたに朗報です!
現在アガルートでは、期間限定で教育クレジットローン分割手数料0円キャンペーンを実施しています。
ちなみにキャンペーンは既に始まっており、2023年5月31日まで。
講座価格が10万円以上などの条件はありますが、急な出費ができない受験生にとっては嬉しい報せですよね!
内定特典やローン手数料0円など期間限定のキャンペーンを使えるのは今だけ。
この機会をぜひ活用してください。