こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

こんなお悩みを解決できる記事になっています。
本記事の内容
- 講座の内容
- メリット・デメリット
- おすすめする人
本記事の執筆者
僕ヤットは、公務員として10年間働いた経験があります。
受験生時代は、自身の勉強嫌いから大変苦労しました。
その経験から、初学者目線で徹底レビューしています。
アガルートアカデミー(以下「アガルート」)法律系科目対策の1つである行政法講座。
講座の中身は、初学者でも理解しやすいように丁寧に造り込まれています。
これから専門試験に臨む受験生にはぜひ受講してほしい講座となっています。
講座のデメリットや悪い点についても、忖度なくレビューしています。
本記事を読んでいただくことによって、購入してから「思っていた講座と違った・・・」などの後悔を防ぐことができます。
もくじ
【結論】:本気の人は受講すべき!
アガルート法律系科目対策の行政法講座は、専門試験を突破するための講座。
講座の中身は、行政法の条文を初学者でも理解できるように詳細に解説されている内容となっています。
そのため、これから初めて行政法を学習する受験生には超おすすめの講座と言えます。
しかし、動画には問題解説は収録されていないため実践的とは言えないかも・・・。
担当講師曰く、
- 講義で行政法の幹の部分を知る
- 自分で、過去問を解きまくる
ことを前提としているそうです。
確かに、行政法の問題は条文に対する理解度が重要で、問題については条文の理解度が高ければ、講師からの解説は無くても十分に対応できます。
本章では「アガルート法律系科目対策(行政法)とはどんな講座なのか?」を、実際に受講した感想をもとに簡単にまとめました。
- 法律系科目対策(行政法)とは?
- 基本情報
- 担当講師
他の法律系科目対策のレビューを確認したい方は、下記の記事をご覧ください。
法律系科目対策(行政法)とは?
アガルートの法律系科目対策(行政法)は、数多くある行政法を厳選して1つ1つ丁寧に解説してくれている講座。
行政法は、民法などと比べると理解すべき条文は少ないものの、闇雲な暗記はNG。
そのため、的をしぼった効率の良い学習が必須です。
その点で、行政法講座は申し分のない講座と言えるでしょう。

基本情報
講座名 | 【公務員試験】法律系対策科目(行政法) |
販売元 | AGAROOT ACADEMY |
料金 | 16,280円(税込) |
視聴期間 | 2022年9月29日〜2023年10月31日 |
教材 | 法律系科目対策講座テキスト2冊、問題演習用テキスト1冊 |
講義時間 | 合計10時間 |
法律系科目対策(行政法)は、単科(1科目のみ)から購入することが可能。
つまり公務員の講座を2万円以下から受講できます。
ちなみに、通信型で単科講座を採用しているのはアガルートくらいです。
テキストについては、行政法のテキスト1冊と、問題演習用テキストが1冊です。
担当講師
法律系科目対策(行政法)の担当講師は、小林講師。
講師歴が長く、受験生の目線で講義を展開してくれるので、人気のある講師です。
ちなみに、法律系科目は3科目あり全て小林講師が担当しています。
実際の講義映像は下記を参考にしてください。
動画を見てもらってわかるように、非常に詳しく解説してくれているので、初学者にとってはありがたいですよね。
アガルート法律系科目対策(行政法)のメリットをレビュー
行政法科目のメリットは以下のとおりです。
数多くのメリットがありますが、今回は6個にまとめました。
講義の全体像を教えてくれる
行政法講義では、講義がスタートした直後に必ず条文のポイントを解説してくれます。
講義の早い段階で、重要な部分を2〜3個箇条書きで記載してくれています。
例えば「行政行為の附款」講義では、
- 用語の整理
- 附款を付けられる場合
など。
上記のようなポイントを解説してくれることにより、的を絞った学習を実現できます。
ポイントを最初に解説してくれるかどうかで、学習の質がまるで変わってきます。
出題率を教えてくれる
行政法講義では、条文の出題率(重要度)を講義の初めに教えてくれます。
数値ではなく下記のような星の数ですね。
- △
- ⭐️
- ⭐️⭐️
- ⭐️⭐️⭐️
ちなみに星3つが重要(出題率が高い)な問題となります。
オリジナルの図解を多用
行政法講義では、小林講師が記載したオリジナル図解が幾度となく登場します。
そして、この図解がとにかくわかりやすい。
特に行政法などは暗記の色こく単調になりがち。
しかし、わかりやすい図解のおかげでキーワードで理解するのでなく、イメージ図で理解することができます。
これは、アガルートの小林講師だからこそ成せる技ですね。
テキストがわかりやすい
行政法講義は、初学者でも理解できるテキスト構成になっています。
アガルートの講義の特徴として、講師自身がテキストを監修する点が挙げられます。
特に、条文などの小難しい言葉が並ぶ行政法を、表などを活用しながらテキストが作られていますね。
そのため、イメージとして理解しやすくなっています。
テキストについては、公式サイトで一部閲覧することができます。
特に大事な部分に印
行政法講義では、テキストを画面に映しながら進行していくスタイル。
行政法は条文の全てが大事なわけでなく、文章のポイントを押さえていくことが大切。
小林講師は、テンポ良く講義しながら特に大事な部分に的確に波線やマーカーをしてくれます。
印のおかげで理解すべき部分が明確になり、強弱をつけながら学習できますね。
具体的な判例を活用
行政法講義では、具体的な判例を多数掲載されています。
基本的には条文の解説がほとんどなのですが、条文を理解した上で最後に判例を見ながら最終チェックのような流れになります。
全ての講義でなはく、ポイントごとに解説してくれるので飽きることなく学習することが可能。
アガルート法律系科目対策(行政法)のデメリットをレビュー
いくら質の高い講義だからと言っても、決して完璧な講義はありません。
行政法講義もデメリットがあります。
今回は、僕が初学者目線で厳しくレビューしています。
視聴画面で講義名の記載がない
残念ながら行政法に限らず、法律系科目全てで講義名の記載がありません。
これは本当に改善してほしいところ。
通信型講義は基本的に視聴画面を見ながら自分で講義視聴を進めていくスタイルだからです。
そのため、進捗状況は自分で管理する必要があり動画を見返したりする可能性も大いにありますよね。
そのような時に、講義名の記載がないと一体どこまで視聴したのか忘れてしまったら・・・。
該当する動画を見つけるだけでも一苦労です。
講義内容が良いだけに残念ですね。

チャプターの構成が複雑
行政法講義では「1章、2章、3章・・・」と章の解説を進めていきます。
動画自体はチャプターと呼ばれる塊で保存されており、幾つものチャプターが存在します。
1チャプターで章を1つ固めず、章がチャプターをまたいで収録されているため、若干複雑に感じます。
恐らくシステム上の都合なのか、1チャプター10講義分しか収録されていません。
受験生の負担を減らすのであれば、チャプターと章をまとめるなどしてほしいところですね。
テキストのページ数がわかりにくい
小林講師は、講義を始める際に「章」と「条文の題名」については呼称してくれるのですが、テキストのページ数は呼称してくれません。
これは不親切ですよね。
途中で講義動画を中断して、後日講義動画を再開した際に一体テキストの何ページかわかりません。
よりレベルの高さを目指すなら、やはり親切過ぎるくらいやってほしいものです。
問題解説はなし
行政法講義では、問題解説が一切ありません。
そのため、問題解説を中心とした実践的な講義を期待している人には、少し物足りない内容になっています。
以上が、行政法講義のデメリットでした。
どのデメリットも講義の内容自体に関わるようなものですはないので、質の高さに影響はありません。
アガルート法律系科目対策(行政法)はこんな人におすすめ
法律系科目対策(行政法)をおすすめする人・しない人をまとめました。
おすすめする人
- 現時点で初学者の人
- 独学だが、結果が出てない人
- 時間がない社会人
講義の内容は、厳選された条文を詳細に解説されているので、基本的にどんな人でもおすすめできます。
その中でも、初学者の方にはおすすめですね。
おすすめできない人
- 既に知識がある人
- 問題の解説を求めている人
初学者目線で講義が進められていくので、既に知識がある人からすれば少し物足りない可能性も。
また、問題の解説が一切ない点にも注意です。
ただ、既に知識がある場合でも小林講師から学ぶ民法には受講する価値があります。
アガルート法律系科目対策(行政法)の講義内容
行政法(講義)の講義内容はチャプター1〜チャプター8に分類されています。
チャプターには10講義ずつ収録されています。
内容は以下のとおり。
チャプター1
講義名 | 講義時間 |
行政法の基礎(深煎りせず効率よく学習する) | 6分51秒 |
法律による行政の原理(行政の三段階) | 13分 |
一般原則(適正手続) | 8分55秒 |
行政法の適用範囲 | 10分46秒 |
行政活動の種別(権力的行為) | 2分13秒 |
行政組織法(行政主体) | 5分 |
国の行政組織(内閣) | 8分55秒 |
行政機関の関係(法令全体に通づる用語) | 7分46秒 |
公物に関する法律関係(分類) | 4分17秒 |
公務員(分類) | 6分22秒 |
チャプター2
講義名 | 講義時間 |
行政過程論(行政独立) | 8分16秒 |
法規法令(委任する法律の側) | 14分39秒 |
行政規則(種類) | 7分51秒 |
行政行為(総説) | 12分59秒 |
行政行為の効力(成立と発生) | 8分15秒 |
行政裁量(行政原理) | 18分16秒 |
行政の瑕疵効果(実体の違法) | 7分26秒 |
行政行為の取消し(職権取消し) | 12分19秒 |
行政行為の取消しの判例 | 7分53秒 |
行政行為の附款(種類) | 8分23秒 |
チャプター3
講義名 | 講義時間 |
行政上の強制手段(行政目的の実現) | 4分32秒 |
行政上の強制手段(実力行使法) | 9分56秒 |
代執行(手続き) | 6分32秒 |
即時強制(課税処分) | 2分45秒 |
行政罰(特色) | 8分04秒 |
行政調査(判例・手続き) | 10分08秒 |
行政契約(契約自由) | 10分12秒 |
行政指導(行政手続法) | 9分51秒 |
チャプター4
講義名 | 講義時間 |
行政計画(都市計画) | 3分09秒 |
情報公開(分類) | 13分14秒 |
個人情報保護法(意識) | 4分39秒 |
行政手続法(原則) | 9分07秒 |
行政手続法の基本構造 | 11分09秒 |
不利益処分契約(基本構造) | 11分51秒 |
行政指導(勧告・助言) | 8分15秒 |
処分等の求め(届出手続き) | 1分23秒 |
行政手続き法(根拠の法令) | 6分20秒 |
届出をすべき義務の履行 | 2分27秒 |
チャプター5
講義名 | 講義時間 |
行政救済法 | 5分46秒 |
行政不服審査法(行政府の違法) | 8分43秒 |
不服申立ての対象 | 10分16秒 |
不服申立ての審理(対象) | 9分33秒 |
不服申立て・手続き終了(裁定・決定) | 10分45秒 |
執行停止制度(公定力) | 6分10秒 |
行政不服申立て制度(職務による教示) | 5分14秒 |
行政事件訴訟法(類型) | 11分45秒 |
取消訴訟総説(排他的管轄) | 3分17秒 |
処分性(公権力の講師にあたる行為) | 13分11秒 |
チャプター6
講義名 | 講義時間 |
原告適格(処分の相手以外の第三者) | 12分33秒 |
狭義の訴訟の利益(判決を出す意味があるかどうか) | 9分11秒 |
訴訟要件(比較適格) | 9分57秒 |
取消訴訟の審理の判決(裁判所の審理) | 17分45秒 |
執行停止制度(仮の権利保護の必要性) | 5分21秒 |
無効等確認の訴え(取消訴訟との違い) | 3分31秒 |
不作行為の違法確認の訴え(訴訟要件) | 5分10秒 |
義務付けの訴え(種類) | 6分24秒 |
差し止めの訴え(拒否処分) | 2分25秒 |
労働者訴訟(形式的・実質的) | 3分32秒 |
チャプター7
講義名 | 講義時間 |
教示制度(行政庁) | 2分39秒 |
国家賠償法(概要) | 6分39秒 |
国家賠償法1条の要件(行使について) | 18分25秒 |
国家賠償法2条に基づく(公営物責任) | 15分14秒 |
損害責任者第3条(概要) | 3分35秒 |
損失補償(根拠) | 7分27秒 |
国家賠償と損失補償の谷間(問題の所在) | 3分10秒 |
地方自治法(法原理と歴史) | 3分07秒 |
チャプター8
講義名 | 講義時間 |
地方公務員法の組織(二元代表制) | 10分41秒 |
直接請求権(代表制民主主義) | 5分19秒 |
住民監査請求(請求権者) | 10分40秒 |
条例(条例制定権の限界) | 5分56秒 |
関与等係争処理(基本類型) | 8分43秒 |
アガルート法律系科目(行政法)をお得に購入する方法
法律系科目対策(行政法)をお得に購入する方法を詳しく解説していきます。
ちなみに全てオンラインで完結するため超カンタン。
- セットで購入する
- 内定特典を使う
セットで購入する
アガルートは、各講座を「単科」で購入することが可能。
法律系対策科目も例のごとく単科で購入できるのですが・・・、単科で購入するよりお得になる方法があります!
それが法律系対策科目をセットで購入する方法。
実は、この法律系対策科目は3科目からなります。
- 憲法:16,280円(税込)
- 民法:32,780円(税込)
- 行政法:16,280円(税込)
単科で、購入すると上記の料金になってしまうのですが、法律系科目対策には3科目パックというセット料金で購入することが可能。
通常:65,340円(3科目合計)→セット価格:54,780円
なんと、10,560円もお得に購入できるようになっています。
そもそも、行政法単体で購入する人は少ないんですよね。
結局は、他の行政法や憲法も勉強するので、トータル考えればセットの方がお得になります。
内定特典を使う
これは、最強のお得情報。
実はアガルートでは特定のコースを受講し、官公庁から内定をもらった場合に受講料を全て無料になるというキャンペーンを実施しています。
つまり、自分が志望する官公庁に就職できるだけでなく、勉強代として出費した学費が全てタダになるという最高のキャンペーンになります。
内定特典は、合格者インタビューを受ける必要があるなど、所定の条件があるので注意してください。
ちなみに内定特典は、セットコースが対象となっているため、法律系科目対策の(憲法)もしっかりカリキュラムの中に入っていますよ。
アガルート法律系科目対策(行政法)のレビューまとめ
行政法講義では、問題解説がないなどのデメリットがあるものの、誰が受講しても価値のある講座となっています。
行政法は、専門記述や憲法の科目に足を突っ込んでいるので、効率の良い学習が大切。
ぜひ、行政法講義を活用して効率の良い学習に挑戦してみてください。
特に初学者の受験生は最初が肝心なので、初めての行政法はアガルートで決まりです。
受験生のあなたに朗報です!
現在アガルートでは、期間限定で教育クレジットローン分割手数料0円キャンペーンを実施しています。
ちなみにキャンペーンは既に始まっており、2023年5月31日まで。
講座価格が10万円以上などの条件はありますが、急な出費ができない受験生にとっては嬉しい報せですよね!
内定特典やローン手数料0円など期間限定のキャンペーンを使えるのは今だけ。
この機会をぜひ活用してください。