>>当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

公安職

刑務官の総合情報【給料・採用試験・仕事内容・・・】全て解説します

刑務官

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

刑務官ってなんですか?
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事になっています。

 

この記事の内容

  • 仕事内容
  • 給料
  • 採用試験の内容

 

当サイトの運営者であるヤットは、公務員として10年間の職務経験があります。

僕自身が受験で大変苦労したため、初学者目線で公務員関連情報などを解説しています。

 

刑務官は、犯罪を犯した受刑者の刑務作業を監督したり、社会復帰の手助けを行う職業。

基本的に刑務所外での仕事がないため、一般的に知られている仕事ではありません。

 

「刑務官を目指していますが、何かしたらいいかわかりません」という人は、この記事はお役に立てます。

 

この記事では、刑務官の全体像を大まかに解説しています。

そのため、詳細については詳しく解説した記事のリンクを貼っているので、参考にしてください。

 

本記事は、3分程度で読んでいただけます。

 

刑務官の仕事内容

 

刑務官の仕事は、犯罪を犯した受刑者を相手にすること。

働く場所は以下に限られます。

  • 刑務所、少年刑務所
  • 拘置所

 

この他に受刑者の輸送や病院の付き添いなども行いますが、滅多にありません。

 

刑務官は、受刑者の相手をするだけの単純な仕事と思われがちですが、そんなことはありませんよ。

 

刑務官の主な仕事

  1. 刑務作業中の監督
  2. 日常生活の矯正指導
  3. 刑務所内の点検・パトロール
  4. 拘置所業務
  5. 事務作業

 

主な仕事は上記の5つに分類されますが、この他にも数多くの仕事があります。

 

参考

刑務官はよく「キツい」と言われています。

主な理由は、やはり犯罪を犯した人間を相手にするため。

精神的にも強くないと、やっていけない仕事の1つでしょう。

 

仕事内容については、下記の記事で詳しく解説しています。

>>刑務官の仕事内容【キツいと言われる3つの理由と適正】

 

↑目次に戻る

 

刑務官の給料

 

刑務官の給料は、非常に恵まれていると言えます。

例えば、平均年収は約620万円ほど。

 

刑務官の給料については「公安職俸給表(一)」という基準に基づいて支給されます。

 

刑務官は、法務省に所属する国家公務員であるため福利厚生もバッチリ。

例えば、国家公務員共済組合の会員で病気や怪我などの不測の事態に備えることができます。

 

給料まとめ

  • 平均年収:約620万円
  • 平均給与額:約38万円
  • 初任給:約20万円
  • ボーナス:約120万円

 

刑務官は、学歴による区分が高卒のみとなっているため、昇給についても平等に上げていくことが可能。

その気になれば、他の公務員よりも早い段階で高水準の給料が支給されます。

 

給料については、刑務官の給料【初任給・ボーナス・福利厚生を解説してみた】で詳しく解説しています。

 

↑目次に戻る

 

刑務官になるためには?

 

刑務官になるためには、2つの壁を突破する必要があります。

  1. 採用試験
  2. 初等科研修

以上の2つですね。

 

採用試験については、他の公務員試験と同様に公務員採用試験を受験します。

特に変わった試験内容ではなく、一般的なもの。

特徴としては、大卒区分が存在せず全ての受験生が高卒程度の試験を受けることになります。

 

次に、初等科研修。

聞きなれない研修名ですが、要は刑務官の養成学校のようなものです。

警察で言えば、警察学校になりますね。

 

この研修は、採用試験合格者全員が修了する必要があり、避けて通ることはできません。

仮に、修了できない場合はもちろん刑務官として働くことはできませんよ。

 

刑務官になる流れは、下記の記事で詳しく解説しています。

>>刑務官になるためには?【採用試験の内容と極秘情報】

 

↑目次に戻る

 

刑務官採用試験の内容

 

刑務官採用試験は、国家公務員採用試験の中では比較的やさしい内容となっています。

なぜなら、試験区分が高卒程度しかないため。

 

だからと言って、簡単というわけではありませんが、誰にでも合格できるチャンスがあるといえる試験でしょう。

 

受験資格

 

受験資格については、基本的に年齢のみ。

また下記のような区分に分類されます。

  • 一般
  • 社会人
  • 武道

 

一般は、17歳以上29歳未満の男女。

社会人は、29歳〜40歳未満。

武道については、17歳以上29歳未満に加えて実技試験が課されます。

 

武道の資格条件はありませんが、試験に実技が含まれるため経験者でない限り合格することができません。

 

試験科目

 

試験科目は、一般的な公務員試験と同じです。

第1次試験と第2次試験に分かれており、それぞれをクリアしてやっと内定をもらえます。

 

第1次試験では、主に筆記試験が課されます。

一般知能や一般知識と呼ばれる公務員特有の試験ですね。

 

下記は、人事院で公開されている刑務官採用試験で出題された問題になります。

 

場合の数と呼ばれる問題で、勉強していれば難なく解ける内容です。

 

第2次試験では、人物試験や体力試験が実施されます。

近年の傾向として、人物試験が重要視されており他の試験科目の点数が悪くても、この試験で挽回することが十分に可能。

 

武道区分の受験者は、実技試験があるため体力試験は免除されます。

 

詳しくは、人事院の公式ページを確認してください。

詳しくはコチラ

 

日程・試験値

 

日程については、年度によって多少のズレはありますが、毎年同じ時期に実施されています。

  • 試験受付:7月中旬
  • 第1次試験:9月中旬
  • 第2次試験:10月中旬
  • 合格発表:11月中旬

 

日程については、必ず人事院の公式ページで確認するようにしましょう。

 

刑務官は国家公務員であるため、全国で試験が実施されます。

試験区分によって、試験場所が異なるため要確認です。

 

ヤット
公式ページは、定期的に確認しておくのがベターでしょう。

 

↑目次に戻る

 

【刑務官】採用試験の難易度

刑務官の難易度は、国家公務員の試験の中では易しいといえるでしょう。

下記は、近年の倍率の推移です。

刑務官倍率

ピーク時の半分以下の倍率になっています。

しかし、油断は禁物。

 

刑務官は、受験できる年齢幅が広い上に社会人枠なども設定されていることから、人気が高い職種の1つ。

 

そもそも、倍率だけで難易度を判断するのは危険です。

仮に周りの受験生のレベルが高ければ、合格ラインが上がってしまいます。

 

難易度は低いとはいえ、対策を抜かりなくやっていきましょう。

 

ヤット
難易度はあくまで数字だけの話です。

 

難易度については、<刑務官>採用試験の倍率【地域差で倍率が大きく異なる特徴あり】で詳しく解説しています。

 

↑目次に戻る

 

【刑務官】採用試験の対策方法

 

採用試験の対策方法としては、筆記試験対策と人物試験対策が必要です。

 

筆記試験

 

まずはなんと言っても、一般知能を解く力を付けましょう。

刑務官の教養試験では、全体の半分を知能が占めています。

つまり、知能の出来が合否に大きく関わってくることになるんですよね。

 

知識も同数出題されますが、コスパの良さは大きな差があります。

知能は、解き方さえ理解すればどんな問題でも解けてしまいます

 

ヤット
解き方を理解するまでに時間を要しますね。

 

作文試験に関しては「自分系」のことを問われるので、そこまで難しくありません。

ただ、時間内に起承転結を意識しながら書く練習が必要。

 

書き終われば、必ず第三者に添削してもらいましょう。

自分の文章のクセや、日本語のルールは意外と間違っていることの多いもの。

 

人物試験

 

人物試験でまず、すべきことは自己分析です。

組織についてや、数値関係を必死に答えようとする受験生がいますが、完全にまちがい。

 

そもそも、面接官が知りたいのはあなた自身なのです。

そのため、

  • 自分が歩んできた歴史
  • 過去に頑張ったこと
  • 部活動での役割
  • バイト経験

などは、質問されても難なく答えられるようにしておきましょう。

 

それが、終われば次は実践。

模擬面接に進みましょう。

模擬面接では、場慣れすることは勿論のこと、自分が考えていることを相手に伝える練習を何度もすべき。

 

どれだけ良い内容を頭の中にイメージしていても、相手に伝わらなければ全く意味がありません。

こればかりは練習あるのみです。

 

無理せずプロに頼もう

 

独学で刑務官採用試験に合格することも可能ですが、初学者はできるだけ公務員系学校を活用しましょう。

 

上記で挙げた対策を全て1人で行うのは、相当の実力がなければできないでしょう。

仮に合格できるとしても1年で結果を出すことは難しい。

 

そんな時は、迷わず公務員試験のプロである公務員系学校を活用するべき。

デメリットとしては、学費などが挙げられますが、近年ではオンライン予備校の登場で学費が大幅に下がりました。

 

公務員試験道場では、独学は推奨しておらずできる限り公務員系学校を活用するように指導しています。

 

公務員系学校については、こちらの記事が参考になります。

>>【2023最新】公務員予備校の費用まとめ【予備校7社を徹底比較・費用を抑える○○】

 

↑目次に戻る

 

まとめ:公安職の中でも合格のチャンス大

 

刑務官は、他の公安職の中でも合格のチャンスが多い職種。

 

受験区分が高卒程度のみとなっており、試験の難易度もさほど難しくありません。

また、国家公務員の一員であることから福利厚生もバッチリ。

 

警察官は犯罪者を捕まえて終わりですが、刑務官は受刑者の社会復帰まで関われる、非常にやりがいのある仕事です。

 

もちろん、仕事の特殊性からキツい部分もありますが、それ以上に得るものが多いにあります。

 

刑務官について気になった方は、人事院の公式ページをチェックしてみましょう。

詳しくはコチラ

 

↑目次に戻る

-公安職
-

© 2024 公務員職種道場 Powered by AFFINGER5