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刑務官の仕事内容【キツいと言われる3つの理由と適性】

刑務官仕事

 

こんにちは元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

刑務官はどんな仕事をしてるんですか?
受験生

 

こんな疑問を解決できる記事を作りました。

 

本記事の内容

  • 仕事内容
  • 1日の流れ
  • キツいと言われる理由

 

当サイトの運営者であるヤットは、公務員として10年間の職務経験があります。

僕自身が受験で大変苦労したため、初学者目線で公務員関連情報などを解説しています。

 

刑務官の仕事は、刑務所や拘置所でに勤務し収容されている人の指導や、社会復帰の手助けをすること。

刑務官は試験の難易度が低いものの、独特の仕事のキツさがあり有名です。

 

「ネガティブな部分も教えてほしい」という人も、この記事がお役に立ちます。

 

本記事は、3分適度で読んでいただくことができます。

 

刑務官の仕事内容

 

刑務官は、原則として刑務所や少年刑務所、拘置所で働く仕事。

収容されている者(受刑者)に対して、日常生活の指導、職業訓練指導に始まり受刑者の悩み事に対する助言なども行います。

 

その他には、受刑者の脱走や刑務所内での犯罪を未然に防ぐため保安警備も重要な仕事の1つ。

 

ちなみに施設の種類としては、

  • 刑務所、少年刑務所→社会復帰を実現するように多方面から働きかける
  • 拘置所→勾留中の被疑者、被告人が逃走・証拠隠滅などをすることを防ぐ

このようなイメージでいいでしょう。

 

具体的な仕事内容を解説していきますね。

 

刑務作業中の監督

 

受刑者は、刑務所に入っている間に何もしないわけではありません。

刑務作業という作業を、毎日決められた時間することになります。

刑務作業は、受刑者が出所後に再就職しやすいように必ず必要なものですね。

 

その刑務作業の監督をするのが刑務官です。

受刑者の中には、規則正しい生活に馴染めず刑務作業なども雑に行う者もいます。

そのため、そのような受刑者に指導・監督を行い受刑者の社会復帰を手助けしていますね。

 

日常生活での矯正指導

 

刑務官の主な仕事は、社会復帰した受刑者が再び罪を犯さないようようにすること。

 

そのため、時には受刑者に厳しく生活指導を行います。

なぜなら、生活態度を改めることで再犯率が大幅に下がるからなんですよね。

 

矯正教育については、非常にデリケートな仕事。

そのため、外部の専門家と連携して行うこともあります。

 

参考

矯正教育を実施するために、専門的な知識を身に付けることも重要。

しかし、知識以上に「経験」が大切で、何度も受刑者と向き合う必要があります。

 

刑務所内の点検・巡回

 

刑務官は、決められた時間で点検や巡回を行っています。

主な場所は、開房点検と閉房点検です。

 

開房点検とは、受刑者全員が決められた起床時間に、起床できているか確認する仕事。

受刑者は、全てのルールに従い規則正しい生活を受ける必要があります。

 

閉房点検とは、刑務作業を終えた受刑者が全員所定の場所に帰っているかどうか確認する仕事。

受刑者自身の房と刑務作業場所は離れている場合が多く、移動も長距離となります。

そのため、移動時の隙を狙い受刑者が脱走することも。

そのような危険性を排除するために、毎回必ず確認を行います。

 

拘置所業務

 

刑務官の多くは刑務所での勤務となりますが、拘置所勤務も忘れてはいけません。

 

拘置所とは、

  • 刑が不確定の被告人
  • 死刑が確定されている死刑囚

などを収容する施設です。

 

特に、刑が確定していない被告人や容疑者は、少しでも自分の刑を軽くしようとします。

例えば、証拠を隠滅したり最悪の場合逃走するなど。

このようなことを未然に防ぐのも刑務官の仕事の1つです。

 

事務作業

 

意外と知られていないのが、この事務作業。

刑務所などでは、受刑者の日々の変化や行動を日誌に記し他の刑務官と情報共有を図っています。

そのような書類を管理しているのが事務担当者。

 

また、受刑者に対する郵便物を検閲したり、刑務所内での物品の管理なども担当しています。

刑務官の世界では、

  • 日勤→事務担当
  • 課勤→刑務所の最前線で受刑者の監督を行う

という認識です。

 

実際に、僕ヤットの友人が刑務所で事務担当でしたが、非常に仕事の幅が広く大変そうでしたね。

事務担当が居なければ、現場は成り立ちません。

詳細については、法務省の公式ページをご覧ください。

詳しくはコチラ

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刑務官の1日の流れ

 

刑務官は担当する業務によって、1日の流れが変わってきます。

ここでは、現場で働く場合と、事務担当に分類して解説しますね。

 

刑務所の最前線で働く場合

出典:法務省公式ページより

 

世間一般的に最も知られている仕事で、24時間勤務となります。

朝の7時半〜翌日の朝7時半までの勤務で仮眠なども取れるようになっていますね。

 

しかし、毎日平和に過ごせるわけではありません。

例えば、受刑者同士のトラブルなどが発生すれば、夜間に関係なく対応することに。

 

勤務が終わっても、引き継ぎや書類作成などで残業することもありますね。

深夜勤務や残業をした場合には、しっかりと手当が支給されます。

 

1日の流れ

  • 朝7時、職員の携行品チェックや引き継ぎ
  • 開房点検
  • 刑務作業
  • 受刑者の昼食
  • 受刑者の面会や運動の監視
  • 刑務作業再開
  • 翌朝7時に職員に引き継ぎ、事務作業

 

上記のようにスムーズにいくことは少ないでので、あくまでイメージ程度にとどめておきましょう。

 

厚生労働省が刑務官の紹介動画を作ってくれているので、参考にどうぞ。

 

日勤業務

 

主に事務を担当する職員は、朝7時〜夕方17時までが仕事となります。

勤務時間としては8時間となりますが、途中で30分休憩をはさみ合計で2時間取得することに。

 

日勤業務だからといって、休憩時間などに刑務所外に出ることは禁じられています。

 

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「キツい」と言われる3つの理由

 

刑務官の仕事内容についてネガティブな意見はよく目にします。

  • 上下関係が厳しい
  • 受刑者の相手がしんどい
  • 残業が多い

などなど。

実際のところ下記の3点が「キツい」部分にあたります。

犯罪者を相手にしなければならない

 

刑務官の主な相手は、言わずもがな受刑者です。

軽微な犯罪(万引きなど)にはじまり、重大な犯罪(殺人など)を犯した受刑者が相手。

要は、犯罪者を日々相手しているのです。

 

日常生活でそのような特異な人間を相手するようなことはなく、非日常的な光景にメンタルをやられるケースも多々あります。

 

人間関係

 

刑務官も公務員。

そのため、同僚や上司の存在は無視できません。

刑務官は職性上、受刑者に対して威圧的な態度を取ることが多く、受刑者からも恐れられています。

そのような状況に長く身を置いていると、中には勘違いしてしまう職員がいるのも事実。

 

勘違いした上司や先輩に、パワハラや理不尽な要求をされる可能性もありますよね。

 

極度の閉鎖空間

 

他の公務員であれば、ある程度自由に行動できますが、刑務官は別。

勤務時間内には、外に出ることは一切許されていません。

 

なぜなら、むやみに外に出てしまうと外部の人間と接触してしまう危険性があるから。

例えば、刑務官とわかって近づいてくる受刑者の関係者がいるかもしれません。

 

賄賂(ワイロ)を渡して、便宜を図ってもらうなんてことになれば大問題です。

そのため、刑務官は刑務所で缶詰状態で、非常にストレスが溜まってしまうことに。

 

参考

刑務官に限らず、どの公務員でも必ずデメリットやネガティブな部分があります。

「なんとなく」で就職すると、負の部分に負けてしまうことになるため、しっかりと考えて就職するようにしましょう。

 

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どんな人が刑務官に向いてる?【必要な能力を紹介】

 

刑務官の仕事をこなすためには、以下の3つの要素が必要。

  1. 強い精神力
  2. 体力
  3. 正義感

強い精神力

 

刑務官は公安職に一種。

そのため先輩や上司からは厳しく指導されることもあります。

また、受刑者から粗暴な発言や威圧的な態度を取られることも。

 

精神的な負荷に耐えられないと、刑務官は厳しいでしょう。

 

体力

 

刑務官は、時には暴れる受刑者を制圧することもあります。

犯罪を犯している人間は、一度スイッチが入ってしまうと手がつけられないことも多く、刑務官が抑えなくてはなりません。

 

また、24時間勤務の中でトラブルは時間を選んでくれません。

深夜帯から朝までずっと対応にあたることも考えられるため基礎体力は必要です。

正義感

 

正義感が最も大切。

犯罪を犯した受刑者は、一筋縄でいかず刑務作業を真面目に取り組まない者もいます。

 

そのような受刑者に対しても見放すのではなく、適切で根気強い指導教育を続けていかなければなりません。

 

刑務官として仕事をする上で、

「受刑者を社会復帰させたい」

「再犯を防ぎたい」

このような想いがなければ続くような仕事ではありません。

 

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まとめ:メンタル面の負担をいかに乗り越えるか

 

刑務官の仕事は、他の仕事に比べメンタル面の負担が大きいと言えます。

やはり、閉鎖空間に加え厳しい上下関係や犯罪を犯した受刑者を相手にするため、常に非日常と言わざるを得ません。

 

しかし、刑務官は非常にやりがいのある職種。

受刑者を適切に社会復帰させることができるのは、刑務官の他にはいません。

 

強い正義感を持っていれば、精神面や体力はいくらでも克服できます。

 

詳しくは、法務省の公式ページをどうぞ。

詳しくはコチラ

 

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