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自衛隊の給料は安い?【実は公務員の中で福利厚生No.1】

自衛隊給料

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを簡単に解説しています。

 

自衛隊の給料事情ってどうですか?
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事を作りました。

 

この記事の内容

  • 自衛隊の給料(月額・ボーナスなど)
  • 特別手当
  • 給料の上げ方

 

当サイト運営者のヤットは、公務員として10年間の職務経験があります。

僕自身が受験で大変苦労したため、初学者目線で公務員関連情報などを解説しています。

 

自衛隊の平均年収は、30代前半で500万円ほど。

一般的に「自衛隊の給料は安い」と揶揄(やゆ)されていますが、決してそんなことはありません。

不安定な民間企業などと比べれば、安定しています。

 

「自衛隊の給料が安いって本当なの?」という不安を抱えている人にもお役に立てる記事になっています。

 

自衛隊ならではの手当も解説しているので、給料を比較する際の参考にしてください。

※この記事は、3分程度で読んでいただくことができます。

 

自衛隊の給料まとめ

 

自衛隊はとにかく職種が多く、職種ごとで初任給や手当が異なります。

また、各個人の状況でも支給額に違いが生じることを理解しておきましょう。

 

初任給

 

各職種における初任給は以下のとおり。

職種初任給
自衛官候補生142,100円
一般曹候補生179,200円
幹部候補生(防大卒・一般大卒)226,500円
幹部候補生(大学院卒)247,500円

 

基本的には、大卒や院卒の受験生の初任給が高くなりますね。

 

年収(年代別)

 

年齢平均年収
20代前半約310万円
20代後半約469万円
30代前半約516万円
30代後半約534万円
40代前半約598万円
40代後半約677万円
50代以降約736万円

 

例えば、幹部候補生や航空機パイロットなどの場合は年収が1,000万円を超える場合もありますね。

難易度は断然上がりますが、目指す価値はあります。

 

詳しく知りたい方は、公式ページをご覧ください。

詳しくはコチラ

 

ボーナス(期末手当)

 

職種夏(6月)冬(12月)
自衛官候補生約40万円約44万円
一般曹候補生約42万円約43万円
幹部候補生(防大卒・一般大卒)約55万円約57万円
幹部候補生(大学院卒)約60万円約62万円

※夏のボーナスは、2,225ヶ月分で算出

※冬のボーナスは、2,275ヶ月分で算出

 

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自衛隊特有の手当

 

自衛隊には、他の公安職とは異なる手当があります。

それが、

  1. 自衛官任用一時金
  2. 特例退職手当

上記の2つになります。

 

自衛官任用一時金

 

自衛官として任用されると支給される特別手当。

全ての職員が対象となるわけではなく、下記のような条件があります。

  • 自衛官候補生として入隊後、3ヶ月以降
  • 2等陸士に任官された翌月に支給

 

支給額としては、221,000円となります。

注意点としては、1年3ヶ月以内に退職してしまうと、勤務期間に応じて返還義務が生じることに。

 

特例退職手当

 

自衛隊候補生で入隊した場合のみに支給されます。

また、任期満了ごとに支給されることに。

 

陸上と海上・航空で支給される額にちがいがあります。

陸上自衛官海上・航空自衛官
1任期1任期目

2年

約58万円1任期目

3年

約95万円
2任期2任期目

2年

約145万円2任期目

2年

約151万円
合計2任期

4年目

約200万円2任期

5年目

約246万円

 

 

条件などもありますが、任期ごとに支給されるため非常に大きい額となっています。

 

詳しくは下記の公式ページからどうぞ。

詳しくはコチラ

 

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自衛隊の福利厚生

 

自衛隊の福利厚生は、他の公務員とは事情が違います。

国家公務員であり、かつ国防に携わる職種であることから万全の体制が整っていますね。

 

衣食住は無料

 

実は、自衛官になると衣食住に関係する出費がほとんどありません。

例えば、

  • 家賃
  • 水道・光熱費
  • 食費
  • 仕事用衣類・靴

これらは全て無料。

なぜなら駐屯地で生活することができるからです。

自衛官は駐屯地内の宿舎に滞在することができるため、生活費がほぼかかりません。

 

食事に関しても、駐屯地内に食堂があるため無料です。

 

ヤット
僕も公務員宿舎に住んでいましたが、家賃等全てかかりましたね。

 

医療費など

 

医療に関しても自衛隊は格段に恵まれています。

自衛隊には、自衛隊内には病院を完備しているんです。

 

駐屯地や基地には医務室が、北海道には自衛隊病院(札幌市)があります。

驚くことに医療費は、ほぼかかりません。

 

通常であれば、民間病院に対して実費(3割負担)が発生します。

 

また、自衛官のみが加入できる団体保険があり、掛け金も格安。

 

ヤット
これほど恵まれている公務員はありません。

 

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【自衛隊】年収の上げ方

 

自衛官として、高年収をもらう方法は2つあります。

  • 幹部候補生などで就職
  • 階級を上げていく

 

幹部候補生などで就職

 

自衛隊にはとにかく多くの職種があります。

例えば、自衛官候補生で就職した場合は最低限の給料しかもらえません。(その分、就職の難易度も低め)

 

しかし、幹部候補生やパイロット枠で就職した場合、最初から高水準の給料をもらうことができます。

 

パイロットなどは、いわゆるキャリアと呼ばれる類で、年収も1,000万円を超える場合も。

 

自衛隊の職種については、こちらの記事をご覧ください。

>>自衛隊採用試験の内容【13の職種ごとに分類して解説】

 

階級を上げていく

 

階級を上げていく方法が最もシンプルです。

自衛隊では、

  • 士長→曹
  • 曹長→3尉

に昇任す場合に、昇任試験を受験することになります。

 

昇任試験は、

  1. 学科
  2. 実技
  3. 体力測定

からなり、基準点以上を取ることができれば昇任することが可能。

 

自衛隊は、階級社会なので階級が上がれば上がるほど給料が上がっていくことになります。

 

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まとめ:福利厚生が最高水準

 

自衛隊の給料に関しては、他の公安職と大きな差はありません。

しかす、幹部候補生やパイロットとなると、若年層でも年収1,000万円も夢ではありません。

 

また、医療費や衣食住の出費がほぼないなど、他の公務員ではあり得ない高待遇となっています。

 

これほど恵まれた公務員は、他にありません。

安定した給料や、福利厚生を考えれば自衛隊は非常に魅力的な職業と言えます。

 

詳しくは、自衛隊の公式ページからどうぞ。

詳しくはコチラ

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