地方公務員

消防士の1日【消防署での毎日の流れを簡単に解説】

2022年11月27日

消防士1日

 

  • 消防士は普段どんな風に過ごしているのですか?
  • 出動が無い日は訓練ばかりしていますか?

 

こんな疑問を解説できる記事になっています。

 

消防士の1日と言えば、消防署をイメージされるかもしれませんが、消防署以外でも数多くの消防士が働いています。

この記事では、

  • 消防署の1日
  • 勤務体制の違い

などを中心に解説していきます。

 

実際に僕自身は、10年間にわたり第一線で消防士として働いてきました。

その時の経験から「知られざる消防士の1日」を解説していきますね!

 

この記事を読んでいただければ、普段消防士がどんな1日を過ごしているか理解できるようになります。

消防士の仕事内容については、こちらの記事を参考にしてください

あわせて読みたい

消防士の仕事内容と本当のやりがい【元消防士が徹底解説します】

続きを見る

 

【消防士】勤務の種類を知ろう

 

消防士と一言で言っても、その働き方は幅広いんですよね。

勤務の種類を大別すると、

  • 毎日勤務
  • 交代制勤務

の2つに分けることができます。

 

交代制勤務は、消防署をはじめとする24時間勤務。

毎日勤務は、現場には出動せず事務が中心の仕事になりますね。

詳しく解説していきます。

 

毎日勤務

 

毎日勤務は、休憩時間を1時間含む8時間45分働くことになります。

仕事のスタート時間はおおよそ8時半からが多いですね。

毎日勤務は基本的に現場には出動せず、制服を着用しながら事務仕事が中心。

 

交代制勤務

 

交代制勤務は、昼休憩や仮眠時間を含む24時間働くことになります。

この仕事が、一般人の皆さんの「消防士としてのイメージ」があるのではないでしょうか。

一般的には消防署で働いている消防士になります。

 

実は、この消防士の働き方にも3パターンあるので紹介しておきますね。

 

2交代制

消防士1日

 

2交代制は、勤務・非番・勤務・非番を繰り返す勤務体制のことです。

比較的、小規模の消防本部で採用されている勤務体制。

定期的に非番以外の休みもあります。

年次休暇なども取りやすいとされていますね。

 

3交代制

消防士1日

 

3交代制は、勤務・非番・週休を繰り返す勤務体制のことです。

政令指定都市をはじめとする、大規模な消防本部で採用さいれていますね。

勤務のパターンは全て決まっており、非常に分かりやすいのが特徴。

 

ヤット
神戸市消防局は3交代制でした!

 

変則3交代制

 

変則3交代制は、2交代制と3交代制のハイブリッド型のようなもの。

東京消防庁などで採用されている勤務体制ですね。

 

ヤット
働く場所によって異なります!

 

↑目次に戻る

 

消防士の1日

 

ここからは実際に、消防士がどんな1日を過ごしているか解説していきます。

 

毎日勤務

 

毎日勤務は、24時間勤務ではなく朝から夕方までの勤務になりますね。

 

消防士1日

 

予防受付業務

届出や申請、建物の新築・改修などに伴う事前相談に訪れる方の対応を行う。

申請された書類は、法令の基準と照らし合わせながら確認する。

基本的には、午前中に相談に来ることが多い

 

会議・打ち合わせ

業者などから申請された書類を確認しながら法令の基準に合っているか、どのように検査を実施するかなど係内で打合せを行う。

難しい事例は、上司に相談しながら業務を進めていく。

必要があれば、他機関との連携も図る場合がある。

 

事務処理

受付業務や電話対応の合間を縫って、防災指導や検査の準備、届出書類の審査・整理などのデスクワークを行う。

その他に物品の購入や出勤簿整理など、庶務の仕事も行う。

各自治体で消防システムが存在しており、その方式はそれぞれ異なる。

 

立ち入り検査

管轄区域内の建物や店舗に立ち入って、消防関係法令に基づき、消防用設備などの状況を検査する。

もし、重大な法令違反には警告や命令などの違反処理を行う。

毎日勤務の最も大切な仕事と言える。

 

防火指導

町会や自治会の防災訓練に出向して指導を行う。

万一の災害に備え、自助と共助の大切さを伝え、消火器やAEDの使い方、火災及び地震発生時の適切な避難方法などを指導する。

消防隊などと協力して防火指導を行うことも多々ある。

 

交代制勤務

 

交代制勤務は、24時間勤務し日常発生する災害に備えている。

消防士1日

 

交代

当番日は交替から始まりまる。

人員を確認し、非番隊から前日の災害発生状況や使用した資器材などの申し送りを受け、業務を引き継ぐ。

朝、消防署の前で行われているのが交代作業である。

 

車両・資機材点検

車両や資器材に不具合がないかを点検する。

災害出場に備え、迅速かつ丁寧に点検を行わなければならない。

点検を実施するのと同時に、資器材の取扱い方法を再確認する。

部隊によって資機材も異なってくるため終了する時間は異なる。

 

訓練

毎当番、いついかなる時も活動できるよう訓練に励んでいる。

消火活動や救助活動など、様々な想定の訓練を繰り返し行う。

時間の縛りはなく、隊長の一声で訓練が実施されることになる。

 

体力トレーニング

現場活動を支える体力の維持・向上のため、仲間とともにトレーニングを行う。

訓練に加え、こうしたトレーニングで強靭な身体とチームワークを育む。

組織で筋トレを実施しなければならない決まりになっている。

 

ミーティング

当番隊の全員が集まり、各担当からの伝達事項や、各種災害での活動の検討などを実施。

組織全体の統一事項などの情報共有を図り、より効果的な災害活動に努めている。

午前中に実施されることが多い。

 

事務処理

総務、警防、予防の担当業務を行う。

災害出場に関する報告書の作成や、届出対応など様々な業務を担当する。

機関員であれば、管轄区域の地図作りも大切な仕事も含まれている。

 

東京消防庁が作成している動画が分かりやすいので、参考にどうぞ。

 

↑目次に戻る

 

勤務の内容は日によって変わる

 

上記で解説した1日の流れはあくまで、一般的なもの。

出動など緊急事態が発生すれば、どの仕事よりも優先して対応にあたります。

また、それ以外にも様々な業務があるため、ほとんど予定通りにはいきません。

以下で紹介するものは、よく予定が狂う要因となるものです。

 

災害出動

 

災害が発生すれば、どのような時間でも対応しなければなりません。

例え、お風呂に入っていようが、食事を取っていようが、関係ありませんね。

消防士は消防署で仮眠時間が認められていますが、寝ている間にも対応する必要があります。

 

災害によって対応する時間が異なりますが、火災などが発生すれば長時間の対応を強いられることも。

 

ヤット
僕は1日寝ずに消火活動にあたったことがあります!

 

訓練

 

訓練については、隊長次第のところが多いですね。

訓練の時間が特に決まっておらず、隊長が訓練すると決めた時間に実施することになります。

例えば、救助隊や救助隊上りの隊長の場合は、1日中訓練を行っている部隊も少なくありません。

 

逆に訓練嫌いの隊長もおり、全く訓練を行わない部隊もありますね。

 

ヤット
僕が最後に所属した京都市の隊長は、全く訓練してませんでしたね!

 

パトロール

 

交代制勤務をしていると、日常的にパトロールに行くことがあります。

例えば、市民から「ゴミが放置されていて放火されそうだから来てくれ」と依頼されれば、対応しなければなりません。

また、火災などのあとは近辺をパトロールすることもあります。

 

査察・立入検査

 

査察や立入検査とは、特定の建物や新築建物に立ち入って、消防法などに適合しているかどうかチェックする仕事です。

主な担当は毎日勤務者ですが、消防隊なども共に実施することが多くあります。

体を動かすより、消防ほなどの法律を扱うため交代制勤務者は苦手な人が多いですね。

 

ヤット
僕もめちゃくちゃ苦手でした!

 

↑目次に戻る

 

自治体によって異なるルールがある

 

多くの消防本部では「消防士の1日」と題して、消防士の1日の流れを紹介していますが、大体同じですよね。

 

でも、実は自治体によって全く異なります。

例えば「暗黙の了解」や「ルール」が存在しています。

ルールなどは、表に出ないため受験生は知る術がないんですよね。

 

そのため、働き始めてから「え?こんな決まりがあるの?しんどい・・・」なんてことがあります。

 

仮に、驚くようなルールを目の前にしても「これが消防の世界なんだ」と思っておきましょう。

 

ヤット
特に転職すると驚くことが多いですね!

 

消防士の全体像はこちらの記事詳しく解説しているので、参考にしてください。

>>消防士とは?【元消防士が疑問に全てお答えします】

-地方公務員
-

© 2023 公務員試験道場 Powered by AFFINGER5