- もう不安定な仕事なんてやってられない
- 早く公務員に転職したい・・・
- 将来が不安
こんな声を多くいただくので、社会人から公務員に転職する具体的な勉強方法を書きました!
僕自身は、社会人として働きながら公務員に転職した経験を持っています。
公務員への転職は、民間企業とは違い特有の準備が必要。
なので、僕の経験をもとに具体的な対策をお伝えしていきますね!
今回は、
- 勉強方法
- 予備校の重要性
- 実体験
などを中心に解説します。
勉強時間など、その他の情報を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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もくじ
社会人から公務員へ【具体的な勉強方法】
社会人で公務員になるためには、他の受験生と同じ公務員試験を受験しなければなりません。
最近では、社会人採用枠などの社会人専用の公務員試験が設けられてきていますが・・・。
基本的には、一般枠も社会人採用枠でも同じくらいの対策が必要です。
一番大切なのは時間を意識すること!
特に社会人は現役学生に比べて、圧倒的に対策に割ける時間が少ないので効率の良い勉強が求められます。
まずは、
- 筆記試験
- 面接試験
- 体力試験(公安職のみ)
に分けて解説していきます。
一般教養試験
一般教養試験には、一般知能分野と一般知識分野に分かれています。
ちなみにどちらが大切かというと、一般知能分野になります!
なぜかというと、
- 出題数が多い
- 効率が良い
この2つになります。
まず出題数は、全体の出題数の半分以上を占めています。
公務員試験において「出題数が多い=重要な分野」と認識しておいてください。
しかも!
一般知能分野は、解法パターンが確立されており、一度解法パターンを理解すれば全ての問題に対応できてしまうんですよね。

解法パターンが理解しているという定義は、
- 問題文を読んで「問題名」がわかる
- どの解法パターンで解くかわかる
ことになります。
例えば、下記の問題をご覧ください。
この問題を読んで「あ、あの問題だ!」と判断できるでしょうか?
ちなみにこの問題「割合の問題」と呼ばれています。
割合の方程式を駆使しながら、解いていくと3分以内で解くことができますね。
問題名を判断できないのと、どの解法パターンを使うか判断できません。
このように問題名と解法パターンが一致してようやく、一般知能の問題が解けるんですよね。
一般知能については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
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一般知識については、一般知能ほど重要ではありません。
なぜなら、
- 出題範囲が広すぎる
- ピンポイントに暗記していなければならない
このような理由があります。
例えば、日本の歴史で「〇〇時代の〇〇が行った政策はなんですか?」と聞かれた場合に、その部分をピンポイントに暗記していなければなりません。
基本的に暗記系の問題は効率が悪いので、ほどほどで十分です。
おすすめな勉強方法としては、過去問などを中心に問題の傾向をすかむことですね。
ある程度の傾向を掴んでおけば、どの試験でも対応できますね。
一般知識を得点源とするなどの戦略は大きな間違いなので、絶対にやめてください。
一般知能>一般知識
は絶対です。
特に社会人は限られた時間の中で、一般知能のレベルを上げることに注力しましょう。
専門試験:優先順位が大切
専門試験は、一般教養試験より深い内容を問われることになりますね。
基本的には、大卒区分などで採用される試験になります。
専門試験に関しては、一般教養試験と同時に対策する必要があるためバランスも大切。
どちらに偏重しても学習が疎かになるため注意してください。
優先順位を決める際は、
- 第一志望先
- 併願先と重なる科目
- コスパの良い科目(出題数が多い)
の順で決めていくといいでしょう。
第1志望先の指定された科目を勉強し、かつ併願先と被っている科目があれば一石二鳥で学習できます。
また、法律系と経済系はほとんど試験で採用されているので、選択しておくと安心ですね。
詳しくはこちらの記事で解説しているので参考にどうぞ。
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これは僕の意見ですが、どうしても最短で公務員になりたい人は、専門試験がある官公庁の試験を避けましょう。
例えば、
- 国家公務員一般職
- 専門試験のある自治体
など。
社会人はとにかく時間が足りないので、極力負担を減らすことも大切。
僕が転職した際は、専門試験がある試験は全体に受験しませんでした。
専門試験を避ける戦略も頭の片隅に入れておいてください。

論文試験
論文試験は、受験生の文章読解力や文章作成能力を試す試験。
社会人の場合は、現役受験生の同じレベルの文章能力では合格することは難しいでしょう。
なぜなら、社会人の場合は「社会経験」があるから。
年数に関係なく、それ相応の能力を求められてしまうんですよね。
例えば極端な話、感想文のようなレベルでは絶対に合格できません。
具体的には、
- 民間企業での経験をどう活かすか
- 問題解決能力
- 提案能力
- 論理的思考
などなど。
これらは、社会人であれば最低限身に付けておかなければならない能力ですし、現役受験生との大きな違いでしょう。
対策としては、過去問から自分なりに書いてみて定期的に添削を受けてほしいところ。
自分で書いた後は客観的に意見を言ってもらわないと正解がわからないので、必ず添削してもらってください。

論文については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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面接試験
面接試験では、社会人だからこその強みを活かしましょう。
社会人は社会で働いている特性上、コミュニケーション能力や問題解決能力に長けていると考えられています。
そのため、採用側は会社での経験を活かして多方面での活躍を期待しています。
例えば人事や総務部門など。
どちらかといえば、幹部候補的な位置付けでしょう。
間違っても「勢いや元気」だけで望むことはないように。
パワーで押せのるのは高校生までです。
社会人は社会人に求められている能力があるので、きちんと理解しておきましょう。
面接については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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体力試験(公安職のみ)
公安職が対象なので事務系の方は、読み飛ばしてくだささい。
社会人が警察官や消防官に転職したければ、体力試験で現役学生と同等若しくは上回る結果が必要ですね。
体力試験では基本的に優劣を決めるというより、平均値以上の結果を残せるかどうかが主眼。
しかし、社会人が別なんですよね。
やはり、現役学生に比べて体力的な衰えがあるため、試験官に厳しくチェックされてしまいます。
例えば、体力試験の成績が同じの場合には現役学生の方が優先されてしまうでしょう。
そういったことを防ぐためには「私の体力は衰えていない」と結果で示すしかありません。
極端な成績は必要ありませんが、可能な限り好成績を狙っていきましょう。

可能な限り予備校を活用すべき
社会人は公務員予備校を活用するべきです。
まず社会人から公務員を目指すパターンとしては、
- 民間しか受験せずに、働き始めて公務員に魅力を感じた
という人が大半です。
つまり、公務員試験の経験がない人がほとんどなんですよね。
この状態から公務員試験の合格は結構しんどいし、厳しいのが現実。
初学者から公務員になろうと思えば最低でも1,000時間以上の時間を要します。
これは1日3時間勉強してようやくこなせる学習量です。
しかし、この時間を社会人が効率よく確保できるでしょうか。
答えはNOですね。
上記の期間は、あくまで順調に進んだ時の話です。
しかし、そんなうまくいかないのが公務員試験なんですよね。
公務員試験特有の問題などを突破する必要があり、初学者が全て対応するのは不可能です。
そこで、助けてくれれるのが公務員予備校です。
社会人が公務員系学校に通う場合は、予備校一択となります。
ちなみにこちらの記事で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
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本当に学校は必要なの?
結論から言うと絶対に必要。
と言うのも、僕自身が独学で大きな失敗をして、予備校を活用して合格を手にした経験があるからです。
独学はとにかく全て自分で行う必要があるため、大変の一言です。
正直、近年では現役学生ですら独学は厳しいといえます。
学費の問題などもありますが、オンライン予備校であれば限りなく学費を抑えることができますし、キャンペーンなどを利用すれば無料になることも。
何より、学費以上に受験生という苦しい立場を短くできるのであれば、先行投資として予備校を活用してほしいですね。
資金がどうしても作れない人の戦略

こんな人は、とりあえず単科講座を受講しましょう。
単科講座とは1つの単科から講座を受講できるコースです。
このコースであれば2万円程度から受講することが可能。
単科で受講できる学校は限られているので注意が必要ですね。
ちなみにアガルートアカデミーであれば、ほとんどの科目で単科受講可能なので、ご活用ください。

学習法と戦略・考え方
さて、最後に僕自身の学習方法と戦略を紹介しておきますね。
参考にしてください。
受験場所の選び方:戦える場所を探す
まず、年齢条件のみと専門試験が課されない場所を選んで受験するようにしていました。
僕は学歴が短大卒のため、大学卒業対象者の試験を受験することができません。
また、専門試験があると膨大な学習量になるため避けていました。
この辺りを考えていないと短期間で合格することが難しくなるので注意が必要です。
年齢に関する考え方:気にしない
社会人は年齢が最も大きな問題ですよね。
結論から言うと無視しておきましょう。
現実的に考えて、受験生がいくら年齢について悩んだところで若返ったりしませんよね?
つまり考えるだけ無駄。
そんなことより、できることを積み重ねていく方がよっぽど建設的。

学習方法:隙間時間を活用
少しでも時間が空けば学習する時間に充てていました。
具体的には、
- 通勤時間
- 早起きした時間
- 休憩時間
- 休日
これらの時間をフル活用してましたね。
仕事がメインになるため、仕事の合間を狙って学習していく以外に方法はありません。
休日にまとめて学習したところで、効率よく知識が蓄積されていかないので、毎日続けることが重要なんですよね。
実際に僕は、この方法でかなり得点が伸びました。
社会人はやり方次第で公務員に転職できる
ここまで記事を読んでくれたあなたは「本当に公務員になれるの?」と疑心暗鬼になってしまうでしょう。
しかし、心配いりません。
要は、間違った方法を実践しなければいいんです。
- 独学にこだわる
- 知識ばかり勉強する
- 面接を勢いで受験してしまう
こんな感じのこと。
逆をいえば、対策方法さえ間違わなければ高確率で公務員になることが可能です。
近年は、非常に公務員人気が高まり難易度が上がっていますが、どんな時代でも合格する人は必ずいます。
それが正しい努力をした人。
こういった人は、どのような状況でも公務員試験に合格してきます。
さて、あなたはどちらになりますか?
間違った努力をする人なのか、正しい動力をする人なのか決めるのはあなた次第。
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