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国家公務員

初心者でも解る国家公務員の仕事内容【職種別でまとめてみた】

 

悩んでいる人
国家公務員の仕事内容がいまいち分かりません。他のサイトでは説明が難しいので、簡単に説明してほしい・・・。

 

こんな疑問を解決します。

この記事の内容

  • 国家公務員の全体像
  • 職種別の仕事内容

 

国家公務員は職種が多く、初心者が全て把握することは難しいんですよね。

国家公務員の職種を大きく分けると、行政府・司法府・立法府に分けることができます。

この3つの中にも職種が細かく分かれています。

 

この記事では、職種別に解りやすく仕事内容をまとめています。

この記事を読んでいただければ、国家公務員の仕事内容が簡単に把握できますよ。

 

国家公務員ってどんな仕事?

 

国家公務員とは、日本の公務員の種類の1つになります。

国家公務員は、簡単に言うと国の制度に従事する公務員のことを言います。

 

人事院の統計(令和4年度)によると、全国で約58万9千人にものぼります。

出典:人事院公式ページより

仕事内容は、医療や教育、食の安全など国民の生活の根幹に関わる行政サービスを行なっています。

 

58万人ってすごい人数だよね!

 

地方公務員とは異なり海外派遣などの仕事もあり、正にワールドワイドに働ける仕事ですよね。

 

どんな所で働くの?

 

国家公務員の働く場所は大きく3つ。

それが、行政府・司法府・立法府になります。

国家公務員仕事の内容

国家公務員の種類

 

国家公務員の仕事は機関によって様々です。

 

行政府(国会)

司法府と立法府以外の国の作用を行政と呼んでいます。

行政府では幅広い仕事を担当しています。

要するに、司法府と立法府以外の全てを担当しているとイメージしておいてください。

 

司法府(裁判所)

各裁判所における裁判運営をサポートすることが主な仕事です。

裁判所事務官や裁判所書記官、家庭裁判所調査官などですね。

 

立法府(国会)

参議院・衆議院の議事運営等をサポートする仕事が主ですね。

事務局職員や法制局職員などです。

 

【国家公務員】職種ごとの仕事内容

 

上記で解説したように行政府・司法府・立法府に分けて解説していきます。

 

行政府

 

行政府は、司法府と立法府以外の全ての行政サービスを担うため仕事の幅は非常に広範囲に及びます。

組織規模が大きいため行政府は、様々な官庁に組織が分かれているんですよね。

職員の採用も官庁ごとに実施されます。

 

これがややこしい一因なんだよね!

 

ただ、採用試験の実施は「人事院」という機関が一括して実施しています。

例外として、外務省が独自に試験を実施している外務専門員の採用試験がありますね。

 

国家公務員の中で、一番有名で志望者数も多いのが国家総合職と国家一般職。

この2つに関しては、最終合格が採用ではありません。

合格後に希望する省庁に出向き、官庁訪問と呼ばれる面接を受け、合格すれば晴れて内定となります。

 

行政府は1府12省庁という巨大な組織です。

 

ここからは、各職種で細かく解説していきます!

 

>>人事院公式ページはこちら

 

国家総合職

 

主な仕事内容は、企画立案などになります。

勤務場所としては、国の中枢である霞ヶ関。

この企画立案は簡単そうに聞こえますが、国家の根幹に関わるため高度な知識、技術かつ経験が要求されます。

 

本人の希望や適性から、海外留学や他府省、民間企業への勤務など様々な勤務経験を積むことが可能です。

国家総合職は、いわゆる「キャリア組」と呼ばれており、中央官庁に幹部候補として早いスピードで昇進していきますね。

 

日本のドラマで国のエリートが出演するような場合、国家総合職のことだと思っておきましょう。

 

国家一般職

 

主な仕事は、事務処理など定型的な業務が多いですね。

中央官庁に務めることがありますが、国家総合職と異なり全国になる出先機関でも採用があります。

運が良ければ、地元で働くことのできる国家公務員として知られています。

 

国家公務員は全国転勤ありきの職種のため、希望通りにはいかない場合があります。

ただ、省庁の枠を超えての異動はありません。

 

国税専門官

 

主に税務署や国税局に勤め、法律、経済また会計を使い、国民の申告納税制度を支える専門職になります。

国税専門官と言っても、下記の3種類に分けられています。

  • 国税調査官:適正な申告が行われているか調査する
  • 国税徴収官:税金の督促や滞納した国民への処分、指導など
  • 国税査察官:悪質性の高い脱税者に対する強制捜査など

このようになっています。

 

採用後は、税務大学校と呼ばれる教育機関で基礎知識を学んだ後、税務署や告示局で働くことになります。

 

ちなみに、大きなお金を稼いでいる人たちからは嫌われている職種ですね。

 

大金を税金として持っていかれるからね!

 

国税専門官も研修制度が充実しており、専門知識を身につけながら一定年数働くと、国家資格である税理士の資格がもらえてしまいます。

 

世の中に存在している税理士は、この国税局OBが多く居ます。

 

労働基準監督官

 

主な仕事は、労働関係法令に基づき労働者の労働条件、安全などの確保・改善を目指しています。

 

細かい仕事は以下のとおり。

  • 臨検監督:労働条件や健康管理状況等について調査や指導を行う
  • 災害調査:労働災害発生状況や原因の調査など
  • 司法処分:労働関係法令違反に対し、捜査など

 

管轄は、厚生労働省で都道府県労働局や労働基準監督署に配属されます。

近年では、ブラック企業問題が深刻化するなど労働者の環境が脅かされています。

そのような労働者の味方と言える組織でしょう。

 

外務専門官

 

あまり聞き慣れない職業ですが、外務専門官も行政の立派な仕事の1つ。

 

高い言語能力と専門知識を備え、諸外国の社会や歴史などに通じた専門家ですね。

そのため、特定の国に駐在し様々な分野で日本との橋渡し役をする仕事です。

 

勤務場所は、外務省本省と世界200ヶ所にも及ぶ大使館になります。

例えば、大学在学中に特定の言語を専攻し、ネイティブ並みに話せるようになっていれば、十分に合格を狙える試験ではないでしょうか。

 

海外に興味のある受験生はぜひ受験してほしいですね。

 

司法府

 

司法府は、裁判所など司法に司る仕事を主にしています。

裁判所職員がその仕事を担います。

 

裁判所職員は、裁判所のスムーズな運営を支える補助業務を主な仕事としています。

 

受験する高等裁判所によって裁判部門や裁判所事務官として、裁判部門に配属されることが多いですね。

  • 裁判部門:法廷事務や手続の補助
  • 司法行政部門:総務・会計などの裏方

 

>>裁判所公式ページはこちら

 

裁判長も裏方が居ないと仕事できないからね!

 

裁判所事務官(総合職・一般職)

 

国家総合職と並ぶほど難易度の高い試験で有名です。

主な仕事は、企画立案に係る高い能力活かし法廷事務などを行います。

 

家庭裁判所調査官補

 

主な仕事は、少年事件や家事事件を担当。

非行の成り立ちを解明し、加害者に対し被害について考える講習を実施したり、就労支援の窓口を紹介するなど多岐にわたります。

 

家事事件では、親権者の指定や面会交流等、未成年の利益を中心にした仕事を行っています。

 

立法府

 

最後に立法府。

立法は法を作ることなので、国会が主戦場となります。

 

衆議院・参議院事務局

 

主な仕事の両議会の運営を運営、調査、総務部門で運営サポートを行います。

国会は国権の最高機関。

そのような議会民主主義を支える重要な仕事です。

 

>>衆議院事務局の公式ページはこちら

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衆議院法制局

 

衆議院議員の立法活動を、法制的側面から補佐する組織。

主な仕事は以下のとおり。

  • 衆議院議員が提案者になる法律案(いわゆる議員立法)の立案
  • 法律案に対する修正案の立案
  • 法律案・修正案の国会審議の際の答弁の補佐
  • さらにはその他一切の法律問題に関するアドバイス

 

これらの特性上、衆議院法制局が行う仕事の重要性が分かりますよね。

 

>>衆議院法制局の公式ページはこちら

 

まとめ

 

今回解説した国家公務員試験の種類は、全てではありません。

代表的な職種を例にどのような仕事なのかを具体的に解説しました。

 

国家公務員は地方公務員と異なり、幅広い仕事内容と高い能力を求められる仕事です。

 

職種によって仕事内容が全く異なるので、事前に抑えておくことが大切です。

 

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