こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

本記事の内容
- 給料をランキング形式で紹介
- 給料の推移
- 差が生まれる理由
地方公務員になりたいと考えたとき、気になることの1つが給料ですよね。
地方公務員の平均月給は、37万円ほど。
ボーナスなどを含めると年収630万円ほどになります。
この記事では、地方公務員の給料を場所別や職種別にランキング表にまとめました。
「地方公務員になりたいけど、給料ってどれくらいもらえるの?」
こんな疑問をお持ちの受験生はぜひ、参考にしてみてください。
もくじ
地方公務員【場所別】給料ランキングTOP50
まずは場所別で給料を1位〜50位までランキング形式で紹介していきます。
47都道府県の全ての市町村を紹介すると、とんでもない数になってしまうので今回は50位まで紹介しますね。
自分が目指している志望先の給料を詳しく知りたい方は「志望先+給料」などで調べれば、簡単に確認することができますよ。
1位〜10位
順位 | 都道府県 | 市町村名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 前年比増減率(%) |
1 | 神奈川県 | 厚木市 | 739 | 42.7 | ▲3.3 |
2 | 東京都 | 武蔵野市 | 737 | 40.8 | ▲1.7 |
3 | 東京都 | 三鷹市 | 734 | 42.3 | ▲0.1 |
4 | 東京都 | ※ | 733 | 41.8 | 1.7 |
5 | 神奈川県 | 川崎市 | 731 | 41.6 | ▲0.5 |
6 | 埼玉県 | さいたま市 | 725 | 40.3 | ▲1.4 |
6 | 東京都 | 杉並区 | 725 | 42.6 | ▲1.1 |
8 | 千葉県 | 千葉県 | 724 | 41.3 | 1.7 |
9 | 東京都 | 小平市 | 719 | 39.6 | ▲3.4 |
10 | 愛知県 | 豊田市 | 717 | 41.7 | ▲4.8 |
11位〜20位
順位 | 都道府県 | 市町村名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 前年比増減率(%) |
11 | 三重県 | 鈴鹿市 | 716 | 41.8 | 0.1 |
12 | 愛知県 | 名古屋市 | 715 | 41.2 | ▲1.4 |
12 | 大阪府 | 大阪市 | 715 | 43.6 | ▲0.3 |
14 | 兵庫県 | 神戸市 | 713 | 42.5 | ▲3.2 |
14 | 兵庫県 | 三田市 | 713 | 44.8 | 0.1 |
16 | 東京都 | 小金井市 | 711 | 41.4 | 0.5 |
17 | 神奈川県 | 藤沢市 | 709 | 41.0 | ▲4.0 |
18 | 大阪府 | 守口市 | 707 | 41.7 | 0.1 |
19 | 大阪府 | ※ | 704 | 42.3 | 1.2 |
19 | 京都府 | 京都市 | 704 | 43.2 | ▲0.6 |
21位〜30位
順位 | 都道府県 | 市町村名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 前年比増減率(%) |
19 | 千葉県 | 佐倉市 | 704 | 43.1 | ▲3.0 |
19 | 東京都 | 足立区 | 704 | 40.8 | ▲0.3 |
23 | 千葉県 | 市川市 | 703 | 43.0 | ▲0.6 |
23 | 東京都 | 港区 | 703 | 41.1 | 4.0 |
23 | 大阪府 | 豊能町 | 703 | 48.1 | ▲1.8 |
23 | 兵庫県 | 西宮市 | 703 | 40.2 | 0.6 |
27 | 東京都 | 目黒区 | 702 | 41.2 | ▲1.4 |
27 | 東京都 | 日野市 | 702 | 43.0 | ▲3.4 |
29 | 神奈川県 | ※ | 701 | 43.2 | 1.1 |
29 | 神奈川県 | 横浜市 | 701 | 40.6 | 1.1 |
30位〜40位
順位 | 都道府県 | 市町村名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 前年比増減率(%) |
29 | 神奈川県 | 小田原市 | 701 | 42.3 | 1.1 |
29 | 奈良県 | 宇陀市 | 701 | 47.8 | 1.1 |
33 | 東京都 | 新宿区 | 700 | 40.3 | ▲3.7 |
34 | 東京都 | 狛江市 | 699 | 40.1 | ▲1.4 |
35 | 東京都 | 八王子市 | 698 | 42.8 | ▲0.7 |
35 | 東京都 | 国分寺市 | 61298 | 42.1 | 1.9 |
35 | 神奈川県 | 逗子市 | 698 | 43.9 | ▲2.0 |
38 | 宮城県 | 仙台市 | 697 | 42.3 | ▲0.5 |
39 | 三重県 | ※ | 696 | 47.8 | 0.6 |
39 | 千葉県 | 浦安市 | 696 | 40.3 | ▲9.0 |
41位〜50位
順位 | 都道府県 | 市町村名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 前年比増減率(%) |
39 | 千葉県 | 印西市 | 696 | 44.1 | ▲8.0 |
39 | 東京都 | 町田市 | 696 | 41.8 | ▲0.4 |
43 | 広島県 | 呉市 | 695 | 46.1 | ▲3.8 |
44 | 東京都 | 東村山市 | 694 | 41.3 | 0.2 |
44 | 大阪府 | 田尻市 | 694 | 44.8 | ▲3.8 |
46 | 岡山県 | 岡山市 | 693 | 44.3 | ▲1.5 |
46 | 東京都 | 中央区 | 693 | 38.7 | ▲0.8 |
46 | 東京都 | 豊島区 | 693 | 41.9 | ▲0.8 |
46 | 東京都 | 西東京市 | 693 | 41.0 | 0.0 |
46 | 大阪府 | 豊中市 | 693 | 43.0 | ▲3.3 |
- 市町村名が「※」の部分は都道府県庁直員
- 「▲」はマイナス
- 出典:令和2年度地方公務員給与実態調査より

1位は、神奈川県厚木市の793万円で3年連続のトップ。
2位は、東京武蔵野市の737万円、3位は東京都三鷹市の734万円と続いていますね。
傾向を見ると、上位は財政余力があり物価も高い傾向がありますね。
上位層は、東京都・神奈川県・千葉県など県庁所在地の自治体が目立ちます。
公務員は一般的に年功序列型。
そのため、年齢が高くなればなるほど給料も相対的に上がっていきます。
例えば、年齢層が高い自治体であれば、それだけ平均給与も上がるので注意が必要ですね。
国税庁が発表した「令和元年 民間給与実態統計調査」によれば、民間事業所に勤める人の平均年間給与は約436万円(前年比約5万円減)。
つまり、公務員は民間企業に比べて年収が多いことになります。

地方公務員【職種別】給料ランキングTOP5
ここでは、職種別で給料ランキングを作りました。
厳密に言うと、特殊な手当などを含めていないため給料が間違っている場合もあります。
しかし、おおよそは適合しているので十分参考になります。
順位 | 職種 | 平均年齢 | 平均給与月額 |
1 | 警察官 | 38.5 | 459,603円 |
2 | 高等学校教育職 | 44.8 | 443,518円 |
3 | 小・中学校教育職 | 43.1 | 419,508円 |
4 | 行政職 | 42.3 | 407,147円 |
5 | 技能労務職 | 49.6 | 382,997円 |
※出典:平成28年度地方公務員給与実態調査より
職種別に見ると警察職が1位となっています。
警察職は深夜勤務などがあるため、諸手当月額が教育職と比べ2倍にあたる、約138,000円支給されています。
深夜勤務などに代表される特殊勤務は、身体や精神に相当な負担がかかるため手当も相対的に高くなる傾向ですね。
教育職に関しては、国家を支える根幹のため、それを担う教育職は給料水準も高くなっています。

グラフで見る地方公務員の給料推移
グラフで見ると、500万円後半台が多いようですね。
上記のグラフに関しても参考程度にとどめておいてください。
地方公務員で給料の差が生まれる理由
地方公務員の給料の差は以下の3つで決まってきます。
- 地域手当の支給率
- 時間外勤務手当
- 平均年齢・年齢構成
順番に解説していきます。
地域手当の支給率
地域手当とは、その土地の民間企業の賃金水準を反映させるために支給される手当のこと。
支給率は地域ごとに違い、民間企業の賃金が高い地域に勤務すると地域手当も高くなります。
また物価などに比例して、都市部になるほど支給率が高くなることに。
ちなみに、1円も支給がない自治体もあれば20%の自治体もあるため様々。
支給率に関しては、国が決め各自治体が合わせていく形になりますね。
地域手当に関しては、以下の計算方法で求められます。
地域手当の計算方法
( 基本給 + 管理職手当など + 扶養手当 ) × 支給率 = 地域手当
参考に地域手当の高い自治体を紹介しておきます。
自治体名 | 支給率 |
東京特別区 | 20% |
茨城県(取手市・つくば市) | 16% |
埼玉県(和光市) | 16% |
千葉県(袖ケ浦市・印西市 | 16% |
東京都(武蔵野市・調布市・町田市・小平市・日野市・国分寺市・狛江市・清瀬市・ 多摩市) | 16% |
神奈川県(横浜市・川崎市・厚木市) | 16% |
※スマホの場合は、右にスクロールすることができます。
時間外勤務手当
時間外勤務手当は、給料に大きく関係していきます。
例えば、救急隊員などに代表される消防職員ですね。
救急隊員は多ければ1日に10件以上出動し、睡眠時間も数時間程度しか取れない場合があります。
また、報告書の作成などもあるため勤務時間が終わっても中々帰宅することができません。
そう言った場合には、時間外手当や深夜勤務手当が支給されます。
決められた時間以外に働くと全ての時間で、時間外勤務手当の対象になります。
平均年齢・年齢構成
地方公務員の平均給料は年齢によって大きく変わります。
それは、公務員が年功序列型だからです。
そのため、年齢層が上がれば上がるほど相対的に給料も上がっていきます。
自治体の公式ページなどでは、職員の年齢構成が掲載されているので興味があれば確認してください。

まとめ
地方公務員の給料は、職種・場所・手当・年齢の要素に左右されます。
そのため、人によって様々。
一概に自分の給料を決めることはできませんが、おおよその給料はわかりますよね。
地方公務員を目指す人は、おおよその給料相場を知っておくことが大切です。
公務員になってからも給料は、自分の人生に大切な要素であることは変わりません。
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