こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。
公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

こんな疑問を解決できる記事になっています。
本記事の内容
- 職種ごとの質問集
- 全職種共通の質問集
これから面接を受験する人は「どんな質問をされるんだろうか・・・」と不安になりますよね。
実は、公務員試験では全職種に共通する質問を職種特有の質問にわかれます。
過去の試験で質問された内容は、世の中に多く出回っているため、情報収集もしやすくなっています。
面接でされる質問については、対策の早い段階で把握しておくべきです。
なぜなら、
過去の質問の把握→過去問に沿って質問の回答を作る→模擬面接を受ける
この繰り返しだからです。
過去の質問の洗い出しは、自己分析と同じくらい大切です。本記事では代表的な質問例を掲載しているので参考にしてください。
面接は質問以外にも、数多くの押さえておくべきポイントがあります。面接について網羅した情報は下記の記事でまとめています。
参考にしてください。
>>公務員面接にあっさり合格してしまう人が実践している5つのこと
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公務員面接にあっさり合格してしまう人が実践している5つのこと
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もくじ
全職種共通の質問5選
職種によって質問の傾向はあるものの、公務員の面接試験には王道の質問というものがあります。
ここで紹介する質問は、大体の公務員試験で質問される内容なので必ず知っておきましょう。
- なぜ、公務員になると思ったのですか?
- なぜ、〇〇を選んだのですか?
- 自己PRしてください
- 学生時代に頑張ったことは?
- 希望外の配属先だったら?
①なぜ、公務員になろうと思ったのですか?
数ある職種が日本にある中で「なぜ公務員なのか?」を問われることになります。
「国民のために働きたいから」のような抽象的な回答は避けるようにしたいところですね。
自分の中で、具体的に公務員を選んだ理由を作っておくべきです。
回答のヒント
- 民間企業を否定しない
- 民間企業との違いを説明できるように
- 公務員の特徴や仕事を理解しておく
②なぜ○○を選んだのですか?
〇〇に入るのは各職種になります。
つまり、面接官はなぜ自分達の組織を選んでくれたのか気になるわけですね。
例えば、地方公務員であれば「長年住んでいるから」や「生まれ故郷だから」は弱過ぎます。
自分の将来性や、志望先の方向性などを織り交ぜていくと、質の高い回答ができるようになりますよ。
回答のヒント
- 志望先の取組み
- どのような組織を目指しているのか
- 自分の経験がどう活かせるのか
- 比較できると、なお良し
③自己PRをしてください
自己PRも、面接官に興味を持ってもらえるようね回答が良いですね。
コツとしては、回答の最後で志望先で自分の強みをどう活かしていくか説明できると良いでしょう。
回答のヒント
- 自慢話にならないように
- 先に自分の強みを伝える
- 理由や具体例を簡単に
- どう活かすか
- 具体例は経験談など
④学生時代に頑張ったことは?
受験生がどのような学生生活を送っているか聞き出そうとしています。
困難な状況を乗り越えたエピソードは、面接官に好印象を与えるのでおすすめですね。
回答のヒント
- 何を学んだのか
- 困難をどう乗り越えたのか
- 自己成長につなげたのか
- エピソードをわかりやすく
希望外の配属先だったら?
公務員は異動がつきもの。
そのため、自分の希望通りの配属先になるとは限りません。
基本的には、どんな仕事でも全力で取り組む姿勢をアピールしましょう。
上記の質問は必ずと言っていいほど質問される内容です。
そのため、回答に詰まったり、まとまっていないと大きく減点される可能性があります。
最低でも上記の質問にはスムーズに答えられるようにしましょう。
国家公務員系の質問
ここからは、国家公務員の面接での質問一覧を掲載しています。
国家総合職(院卒者・大卒者)
- 公務員試験に落ちたらどうするか
- 移動で海外とかあるけど、大丈夫
- 最近、達成感を感じたことは
- なぜ、その省庁を希望するのか
- 大きな失敗をした経験はあるか
- 人間関係で苦労したことは
- 苦手なタイプの人はいる
- ボランティアしたことあるか
- サークル内で意見の対立があった場合はどうするか
- 趣味はあるか
- 学業で力を入れたことはあるか
- 大学で学んだテーマは
- 業務説明会には参加したか
- 関心のあること
- どのように勉強してきたか
- 名前と生年月日を教えて
- 志望動機
- 公務員を目指すきっかけは
- なぜ、総合職を選んだのか
- 地方分権についてどう思うか
- なぜ、少子高齢化が問題だと思うか
- 公務員になったらどんな仕事がしたいか
国家一般職(大卒程度)
- ゼミではどんなことを学んだか
- 卒論のテーマは
- 試験勉強はどのようにやっていたか
- 苦手科目はあるか
- ストレス解消法はあるか
- 休日はどのように過ごすか
- 学生と社会人の違いはどこか
- あなたの性格を教えて
- 友人は何人いるか
- 周りからどのような評価を受けているか
- 長所と短所を教えて
- 特技はあるか
- アルバイトの経験はあるか
- 普段から心がけていることはあるか
- 自己PRをしてください
- 公務員を目指したのはいつから
- 志望理由を教えて
- なぜ国家公務員なのか
- なぜ、この省庁を選んだのか
- 公務員が批判されているが、どう思うか
国税専門官(大卒程度)
- リーダーシップを発揮した経験はあるか
- 親友はいるか
- 協調性についてどう思うか
- 好きなスポーツはあるか
- 欠点はあるか
- 自己PR
- 面接の経験はあるか
- 志望動機
- 兄弟はいるか
- 併願状況
- 国税専門官の志望順位は
- 転勤があるが大丈夫か
- 両親はどう思っているか
- アルバイトの経験はあるか
- ストレスは溜まりやすいか
- ストレスが溜まった際の解消法は
- 精神的に強い方か
- 苦手なタイプの上司がいたら、どうするか
- 学生時代に頑張ったことはあるか
- 待ち時間に何をしていたか
- 税務署訪問はしたか
- 国税専門官の仕事内容を知っているか
- 全部受かったらどうするか
- 同僚や上司と意見が違ったらどうするか
- 部活やゼミでの役割はどうだったか
裁判所総合職(家庭裁判所調査官補)
- 志望動機を簡単に教えて
- 仕事はどこで知ったか
- 調査官と話したことはあるか
- 過去の経験が活かせると思うか
- 民間は受けているか
- 地方公務員は受けているか
- 全国転勤があるが大丈夫か
- 家族はどう思っているか
- 健康状態はどうか
- 事務仕事もあるが大丈夫か
- 責任が重い仕事だが、どう思うか
- 調査官に向いていると思うか
- 違反歴や事故歴はあるか
- 裁判官と意見が食い違ったらどうするか
- プライドを傷つけられた経験はあるか
- スポーツの経験はあるか
- 今まで一番感動したことはあるか
- 最近関心を持ったことはあるか
- 集団討論の出来はどうだったか
- 名前と生年月日を教えて
東京都・特別区
東京都と特別区に分けて掲載しています。
東京都Ⅰ類(一般方式)
- 他の受験先
- 志望理由
- 学生と社会人のちがい
- どんな仕事がしたいか
- 希望外の配属先だったらどうするか
- 卒論のテーマは
- 大学院への進学は考えなかったのか
- 過去に印象に残っていること
- 達成感を得たことはあるか
- リーダーに必要なことは何か
- 自分をどんな人間だと思うか
- 失敗談はあるか
- 10年後の自分はどうか
- 関心のある社会現象はあるか
- 苦手なタイプの人はいるか
- 健康のために何をしているか
- 1分で自己PRをしてください
- 東京に長所と短所
- 都職員として達成したいこと
- 知っている都の政策はあるか
特別区Ⅰ類(一般方式)
- アルバイトの経験があるか
- チームで協力して取り組んだことはあるか
- チーム内での自分の役割
- 困難を乗り越えた経験はあるか
- 長所と短所
- 短所の克服法はあるか
- クレーム対応の経験はあるか
- ストレス解消法はあるか
- 特別区を色に例えると
- 今の気持ちを色で表現して
- 最も力を入れて取り組んだ経験はあるか
- なぜ、特別なのか
- 特別区で何をしたいか
- 控え室ではどうだったか
- 会場までかかった時間は
- 朝食を教えてください
- ボランティア経験はあるか
- 友人はいるか
- 後輩の指導はどうするか
- 特別区の欠点はあるか
- 併願状況は
- 周りからの評価はどうか
地方公務員系(上級職・大卒程度)
ここからは地方公務員の質問です。
大卒程度としていますが、高卒程度でも大きく質問内容にちがいが無いため、十分参考になりますよ。
行政職
- クレーム対応能力はあるか
- 家族の反応は
- 仕事で大切だと思うこと
- ストレス解消法は
- 趣味はあるか
- 健康状態はどうか
- 卒論について
- やってみたい仕事
- 失敗談
- 友人からの評価
- アルバイトで困った経験
- 苦手なタイプはいるか
- 社会人としての心がまえ
- スポーツはしていたか
- 不採用の場合はどうするか
- 性格について
- 協調性はあるか
- なぜ公務員か
- 第一志望なのか
- 気になる政策や取組みはあるか
- 集団討論の感想は
- パンフレットは読んだか
- 今日の面接の点数を教えて
公安職系
公安職とは消防官や警察官のことです。
事務系の公務員とは質問内容が若干変わってきますよ!
警視庁
- 朝食は取ったか
- 警察官を目指した動機は
- 他の県警ではダメなのか
- 併願先は
- 不合格の場合どうするか
- 体力はあるか
- スポーツの経験はあるか
- 忍耐力はあるか
- 寮生活はやっていけるか
- 長所と短所
- アルバイトの経験はあるか
- 休日の過ごし方は
- 愛読書はあるか
- 事故歴はあるか
- 理想の警察官像は
- 公務員試験の学校に通ったことはあるか
- 時事に関すること
- 最近気になったニュースはあるか
- なぜ警視庁なのか
東京消防庁
- 緊張しているか
- 志望動機
- 休日の過ごし方
- 1分間で自己PR
- リーダーシップはあるか
- 消防学校はやっていけるか
- 学生時代に頑張ったことは
- サークル活動は
- 大学時代の専攻分野
- 家族はどう思っているか
- どこから来たか
- どんな仕事がしたいか
- 怪我や病気の有無
- 最後に言いたいこと
全ては自己分析から始まる
職種特有の質問をされる場合がありますが、ほんの少しの割合です。
大部分は自分に関すること。
つまり、自分が考えていることや、過去のことなどを聞かれています。
自分のことを聞かれているのに、答えられないなんて勿体無いですよね。
なので、必ず自己分析を行い模擬面接で口に出す練習をしましょう。
ぶっちゃけた話、意地悪な質問に答えられなくても、素直に「分かりません」と伝えれば大きな減点はありません。
