公安職

東京消防庁の年収を2つのタイプ【年齢と階級】でまとめてみた

 

こんにちは、元公務員のヤット(@kantan-koumuin)です。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

東京消防庁で働いたら一体どれくらいの年収がもらえるのですか?
悩んでいる人

 

こんな疑問を解決できる記事になっています。

 

本記事の内容

  • 年収
  • 給料の仕組み
  • 特殊な手当

 

実は、東京消防庁の年収は全国でもトップクラス。

なぜなら、東京は家賃や物価が他の地域に比べて高いためです。

 

細かい計算を抜きにした年収は以下のとおりです。

年齢別の年収

  • 18〜19歳 286万円
  • 32〜35歳 472万円
  • 56〜59歳 695万円

 

「年収を職業選択の1つの判断材料にしたいな〜」という人も、この記事がお役に立てます。

 

東京消防庁の年収以外にも生涯年収や、消防士ならではの手当についても解説しています。

この記事は、3分ほどで読んでいただくことができます。

 

東京消防庁の総合的な情報については、東京消防庁の総合情報【仕事内容・試験・年収】全て解説しますをご覧ください。

 

公務員の給料ってどうやって決まるの?

 

そもそも、公務員の給料はどのように決まるかご存知でしょうか?

地方公務員の給与は、支給方法が条例で定められています。

 

つまり、それぞれの自治体の条例によって金額が定められ支給されるので、自治体によって年収に違いが出ます

 

東京消防庁の消防官は地方公務員なので、東京都の条例に従い給料が決まりますよ。

 

ヤット
地方消防本部でも、給料が高い場所があります。

 

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東京消防庁の年収【年齢別でまとめてみた】

 

さて、ここでは東京消防庁の年収を年齢別で表にまとめています。

 

実際に、自分が東京消防庁で働くとどれれくらいの年収になるか参考にしてください。

 

東京消防庁年収グラフ

「平成30年地方公務員給与の実態」より

 

ヤット
公務員は年齢が上がることに、自然と給料が上がっていく仕組みになっています。

 

その他の年収については、下記の表にまとめています。

年齢年収
18歳〜19歳286万円
20〜23歳324万円
24〜27歳362万円
28〜31歳406万円
32〜35歳472万円
36〜39歳537万円
40〜43歳600万円
44〜47歳638万円
48〜51歳661万円
52〜55歳679万円
56〜59歳695万円

このようになっています。

 

一番若い18〜19歳の職員でも300万円近い年収があるため、民間企業に比べれば安定した年収が確保できています。

 

参考

この記事で掲載している年収等の数字は、総務省が発表している「平成30年度地方公務員給与の実態」に基づいて算出しています。

給与については毎年更新されますが、大幅に変わることはないため十分に参考になります。

 

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東京消防庁の年収と月収【階級別でまとめてみた】

 

消防官の世界には階級という制度があります。

階級によっては、1,000万円を超えるような年収になることも。

 

東京消防庁年収グラフ

「平成30年度地方公務員給与の実態」より

階級月収年収
消防士20〜37万円約300〜400万円
消防副士長20〜40万円約300〜400万円
消防士長25〜45万円約400〜500万円
消防司令補25〜45万円約400〜500万円
消防司令26〜48万円約500〜600万円
消防司令長30〜50万円約500〜600万円
消防監30〜55万円約500〜700万円
消防正監35〜57万円約700〜800万円
消防司監50〜65万円約800〜1000万円
消防総監70〜125万円約1000〜1500万円

参考

階級によっては、1000万円を超えるようなケースもありますね。

ちなみに消防総監は、東京消防庁のトップであり、全国の消防本部の中でただ1人しか居ません。

 

ヤット
階級が上がれば、相対的に年収が増えますよ。

より多くの給料を貰いたい人は上を目指しましょう。

 

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その他の収入【退職金・特殊勤務手当】

 

地方公務員法や自治体によりある程度の年収は決まっています。

 

普段の給料以外にも消防官ならではの手当があるので解説していきます。

この手当によっては年収が大きく異なる場合がありますよ。

 

退職金

 

消防官として定年までに働くと満額の退職金を貰うことができます。

消防官の平均的な退職金が平均2,200万円ほどです。

 

例えば、民間企業に勤める勤続35年の会社員の退職金平均額は下記のとおり。

 

  • 大卒 2,165万円
  • 高卒 1,484〜1,965万円

 

消防官の場合は民間よりも高い退職金を貰えていることになりますね。

 

ヤット
僕も早期退職した際に、退職金をもらいましたよ。

 

特殊勤務手当

 

消防官には他の公務員と大きく異なる点があり、その1つが特殊勤務手当と言われている手当になります。

 

例えば、東京消防庁は1995年に発生した地下鉄サリン事件のような化学テロ現場でも、活動しなければなりません。

 

そのような危険な現場に出動した隊員たちには特別な手当が支給されるようになっています。

ここでは、東京消防庁で実際に支給される手当の一例を紹介しますね。

 

東京消防庁の特殊勤務手当

  • 出動手当
  • 救急手当
  • 火災調査手当
  • 救出救助手当
  • ヘリコプター従事手当
  • 管制手当
  • 夜間緊急招集手当
  • 深夜特殊業務手当

 

少なくとも上記のような手当が該当する職員に支給されます。

 

より専門知識が求められたり危険な現場に行くような機会が多い職員は、現場に応じて手当が増えていくことになります。

 

詳しく知りたい方は、東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例施行規則をご覧ください。

 

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東京消防庁と民間の年収の違い

結論から言うと、民間に比べ東京消防庁の方が年収が高い傾向にあります。

 

国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査」によれば、民間企業の平均年収は432万円。

 

東京消防庁の職員であれば、1年目の消防士でも400万円を超す職員が居ます。

これが民間であればそうはいきません。

 

ちなみに東京消防庁の職員の平均年収は600万円を越します

民間を経験して、東京消防庁への転職を考えている受験生にとっては大変魅力に感じるはずです。

 

ヤット
東京消防庁の平均年収は、全国の消防本部の中でもトップクラスです。

 

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まとめ:東京消防庁の年収はトップクラス

 

東京消防庁の職員になると1年目から400万円を超すような人たちも居るでしょう。

 

また、民間と比べ東京消防庁の年収は高く、そして何より福利厚生がしっかりとしているため安定度は抜群です。

 

民間から東京消防庁への転職を考えていて「もしかしたら今の給料より下がるんじゃないか」と心配している受験生の人は、心配は要りませんよ。

 

東京消防庁の年収は全国でもトップクラスの年収が約束されています。

 

消防全体の年収を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

>>消防士の年収はいくら?【高級を目指すなら救命士と幹部を目指せ!】

 

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