地方公務員

東京消防庁の試験内容とは?試験科目ごとに解説【独自の特徴あり】

2022年5月3日

 

こんにちは、元公務員(@kantan-koumuin)のヤットです。

公務員試験に合格するためのノウハウを解説しています。

 

東京消防庁の試験科目がいまいちわかりません・・・
悩んでいる人

 

こんなお悩みを解決できる記事になっています。

 

本記事の内容

  • 試験の特徴
  • 対策方法

 

東京消防庁の試験には、他の試験とは異なる点があります。

 

試験の内容は、大きく分けると以下のとおり。

東京消防庁の試験内容

  • 第1次試験(筆記、適正検査、論作文)
  • 第2次試験(体力、面接)

このようになっています。

 

この記事では「東京消防庁採用試験の特徴」も踏まえながら、試験科目ごとに解説しています。

 

東京消防庁の全体像を知りたい方は、東京消防庁の総合情報【仕事内容・採用試験・年収】全て解説しますを参考にしてください。

 

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消防士の採用試験の内容

 

「東京消防庁」だからと言って、他の消防本部の試験と大きく異なる訳ではありません。

一般的な消防士の試験は、以下のとおりです。

 

  • 筆記試験
  • 論作文試験
  • 体力試験
  • 面接試験

大きく分けると上記の4つの試験が実施されます。

 

消防士は地方公務員になるため、体力試験以外は市役所の試験内容とほぼ同じ。

 

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東京消防庁の試験内容

 

東京消防庁の試験は、第1次試験と第2次試験の2つに分けて実施されます。

 

第1次試験

 

出典:令和2年度 東京消防庁消防官(I類・II類・III類)採用試験案内より

第1次試験は、3種類の試験が実施されます。(※1)

 

  1. 教養試験
  2. 論(作)文試験
  3. 適正検査

 

順番に解説していきますね!

 

1、教養試験

 

消防官として必要な一般教養について、Ⅰ類は大学卒業程度、II類は短大卒業程度、Ⅲ類は高校卒業程度の筆記試験が行われます。

 

知能分野

  • 文章理解
  • 英文理解
  • 判断推理
  • 空間把握
  • 数的推理
  • 資料解釈

 

知識分野

  • 人文科学(国語、歴史、地理)
  • 社会科学(法学、政治、経済、社会事情)
  • 自然科学(数学、物理、科学、生物)

 

2、論(作)文試験

 

指定された課題と文字数、を制限時間内に用紙に書く試験になります。

 

内容

  • Ⅰ類及びII類は論文形式
  • Ⅲ類は作文形式
  • 800字以上〜1200字程度

 

論作文試験の詳細については、こちらの記事をご覧ください。

>>東京消防庁の論文試験を徹底解説【2つの特徴と具体的な対策法】

 

3、適正検査

 

消防官としての適正について検査されます。

 

内容

  • クレペリン検査
  • 三択設問(音声を試聴し、回答する)

 

※1

第一次試験では「資格・経歴評定」という試験がありますが、この試験については申請した受験生のみとなっているため、記載はしていません。

【例】国際的な大会で表彰、保有する資格、音楽の経歴等

該当する可能性がある受験生は、東京消防庁の採用担当者の指示に従い書類を提出しましょう。

内容によっては採用の際に評価されることがあります。

 

第2次試験

 

出典:令和2年度 東京消防庁消防官(I類・II類・III類)採用試験案内より

 

第2次試験は、3種類の試験が実施されます。

 

  1. 身体検査
  2. 体力検査
  3. 口述試験

 

1、身体検査

 

消防官として、職務遂行に必要な身体(四肢関節機能を含む。)、体力及び健康度(尿検査、胸部X線検査、心電図、血液検査を含む。)を検査。

 

男性の場合

  • 身長(おおむね160cm以上)
  • 体重(おおむね50kg以上)
  • 胸囲(身長のおおむね2分の1以上)
  • 視力(きょう正視力含む。0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上であること。なお、視力に制限なし)
  • 色覚(消防官として任務遂行に重大な支障がないこと)
  • 聴力(正常であること。オージメーターによる鈍音聴力検査を実施)
  • 肺活量(おおむね3000cc以上)

 

女性の場合

  • 身長(おおむね155cm以上)
  • 体重(おおむね45kg以上)
  • 胸囲(身長のおおむね2分の1以上)
  • 視力(きょう正視力含む。0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上であること。なお、視力に制限なし)
  • 色覚(消防官として任務遂行に重大な支障がないこと)
  • 聴力(正常であること。オージオメータによる鈍音聴力検査を実施)
  • 肺活量(おおむね2500cc以上)

 

ヤット
健康に問題なければ普通にクリアできる内容です。

 

②体力検査

 

消防官は過酷な現場での活動があるため一定の体力が必要となっています。

 

内容

  • 1km走
  • 反復横跳び
  • 上体起こし
  • 立ち幅跳び
  • 長座体前屈
  • 握力
  • 腕立て伏せ

 

ヤット
体力試験は、平均以上の数値があれば問題なしです。

 

③口述試験

 

個別面接試験が実施されます。

 

近年の傾向だと面接試験の評価が重視されているようですね。これは消防官も例外なく言えることです。

 

ちなみに、第2次試験に進むためには第1次試験の点数が一定点数以上の得点が必要となります。

 

一定点数以下の場合は、その先に進むことができません。

 

口述試験についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

>>東京消防庁の面接試験の全て【評価ポイント6つと対策法を4ステップで解説】

 

東京消防庁の試験の特徴

 

東京消防庁の試験にはある特徴があります。受験生にとっては、この特徴を理解することが大切。

 

なぜなら、理解していなければ試験に合格することはできないからです。

特に第1次試験で顕著な特徴があります。

 

教養試験

 

東京消防庁では一般知能の配点が高く設定されています。

 

そもそも消防官の試験自体が知能の配点が高く設定されていますが、東京消防庁では特にその傾向がありますね。

 

ここで、ある例を見てみましょう。

Aさん

  • 知能10/20
  • 知識20/25
  • 合計30/45

 

Bさん

  • 知能18/20
  • 知識10/25
  • 合計28/45

 

Aさんは30点、Bさんは28点の得点です。この場合はBさんが合格します。

なぜなら、Bさんの方が知能で高得点をとっているから。

なので合計点数は当てにないということになります。

 

参考

東京消防庁では、消防本部で唯一試験問題の持ち帰りが認められており、答え合わせができます。

そのため、知能分野で得点している受験生が多く合格しているデータが判明しています。

 

勉強の優先順位についてはこちらの記事をご覧ください。

>>【失敗しない】公務員試験における教養・専門科目の勉強優先順位の決め方

 

論作文試験

 

東京消防庁では、第1次試験で論作文試験が実施されます。

試験案内にも記載されていますが「800字以上〜1200字程度」となっています。

これは何を表すかというと、800字以下の受験生は不合格になるとういうこと。

 

多くの消防本部は論作文試験の採点を2次試験以降にしますが、東京消防庁は別です。

 

なぜなら、受験者数が圧倒的に多いからです。

他の消防本部であれば受験者数は多くても数百人程度ですが、東京消防庁の場合は軽く1000人を超えてきます。

 

そのような受験生を1人ずつ確認していくのは大変。

そこで、大まかに選別するために文字数等の条件を設定しているのですね。

 

ヤット
知っているか、知っていないかで合否が決まるので注意が必要です。

 

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合格するために必要なこと

 

東京消防庁の採用試験のレベルは、地方上級に比べれば易しいと言われています。

 

とはいえ、何も知らない状態から目指すのであれば、独学で合格することは難しいでしょう。

そこで専門の公務員系の学校で学ぶことをおすすめします。

 

なぜ学校で学ぶべきなのか?

 

学校で学ぶべき理由は、それが合格への一番の近道だからです。

公務員試験は学ぶべきことが多くあります。

 

その中で優先順位や勉強の計画を立てていくことになりますが、それを初心者が1つ1つクリアしていくのは至難の業。

 

独学で挑戦して何年も不合格という受験者は数多く存在します。

そこでプロの力を借りて試験を受験することで、最短で合格を目指すべき。

 

公務員系学校の種類

 

現在、公務員系の学校は数多くあります。

種類としては下記のとおり。

 

  • 専門学校
  • 予備校
  • オンラインスクール

 

それぞれにメリット・デメリットがあるので、よく考えて自分に合っている学校を選んでいきましょう。

 

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試験科目をしっかり把握しよう

 

東京消防庁は紛れもなく世界No.1の消防組織です。

その組織で働けるということは、消防士として誇れることではないでしょうか。

 

東京消防庁で働きたくても、働けない受験生も多く居ます。

試験内容をしっかりと理解して最短で東京消防庁への合格の切符を掴み取りましょう。

 

この記事の要約

  • 第1〜第2次試験まで試験がある
  • 東京消防庁の特徴を理解しておく
  • 独学でなく教育機関に通う

 

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