

資料解釈にはいくつものパターンが存在します。
一般知能の中で一番パターンが多いのも資料解釈です。
数は多いですが、どれもシンプルな計算なのでゆっくりと理解していきましょう。
本記事の内容
①パターンの解説
②%と数字の関係
今回の記事から初めて資料解釈の解説をしていきます。
最初は簡単なものから紹介します。
資料解釈のパターンは基本的に計算方法です。
しかもいかに早く計算できるかに主眼を置いています。
それでは解説していきましょう。
資料解釈のパターン①
%から全体を求める
資料解釈の問題は嫌と言うほど%が出てきます。
その%をいちいち計算していたら時間が幾らあっても足りません。
そこで%をうまく利用しながら計算する方法を解説します。
下記の問題例を見てみましょう。
【問題例】
ある教室に男女が椅子に座っている。男は32人居て全体の25.1%に当たる。女の人数は分からない。全体の人数を答えよ。
こんな問題があるとしましょう。
皆さんならどう計算しますか?

確かに資料解釈は数字との戦いです。
しかし、数学の問題のように確実に計算する必要はありません。
%をフルに利用していきましょう。
何倍すれば100%になるかを考える
このようなイラストを描いてみましょう。

まず、全体が100%で男が25.1%なので女は74.9%となります。
注意ポイント
資料解釈の問題を解く場合、25.1%など小数点は極力四捨五入してください。25.1%であれば25%として計算しても全く問題ありません。
と言うことで、
男→25%
女→75%
と言うふうにしておきましょう。


1%くらいなら計算にお大きな支障は出ないので問題ありません。
計算方法
それではここから計算をしていきましょう。
まず、どの数字が不明なのか考えましょう。
・男の数→32人(25%)
・女の数→?人(75%)
・全体の数→?人
女と全体の人数が分かりませんね。
男も数と女の%から答えを導き出していきます。
人数と割合(%)が問題文にあれば実数は出せるので覚えておいてください。
まず、100%は25%の何倍でしょうか?
答えは25×4=100になるので、4倍となります。
つまり100%=全体の人数になるので、男の人数の4倍が全体の人数になります。
これをイラストで表すと以下の通りになります。
全体の数が分かれば、女の人数も分かります。
これが%から全体の数を求める方法です。
まとめ
今回の記事は以上となります。
資料解釈は数的推理の中で唯一と言って良いほど、雑な計算力が求められる問題です。
雑と言っても何から何まで雑にしても良いと言うわけではありません。
どの部分を雑に計算するかは、その都度紹介しますので是非自分のものにしてください。
ポイント
・雑に計算することも大切
・%と数字の2つが分かれば全体の数が出せる