そもそも、模試の活用方法が分からないです。

・こんな疑問にお答えします。
これから公務員試験を受けようとしている人は、公務員模試の存在を知らないかもしれません。
公務員模試は主に、公務員系の学校で作成されており、前年の出題傾向や学校が独自に集めているデータから模試として世の中に出ています。
僕は、ただ何となく模試を受けている時期がありましたが、実はすごくもったいないのです。
模試は、扱い方を間違うとただの時間とお金の浪費ですが、しっかりと活用すれば大きな武器となります。

勉強に費やした期間は10年近くに及び、公務員試験に関する情報はほぼ全て網羅しています。
そんな経験から初心者の受験生でもわかり易く解説します。
この記事を読んでいただければ、模試の大切さや活用方法が理解できます。
それでは解説していきましょう。
もくじ
模試は絶対受けるべき
結論から言います。
模試は絶対に受けてください。模試を受けるメリットは以下の通りです。
・自分の立ち位置がわかる
・会場に慣れることができる
この2つが大きいでしょう。詳しく解説します。
自分の立ち位置がわかる
模試を受けていると最初の方は面白いくらいに点数が取れません。
それは当たり前のことで、どの部分で点数が取れていないか確認するために受けているのです。
・点数を取れている問題の傾向
・点数を取れていない問題の傾向
・偏差値
・どの問題で時間がかかっているか
などなどです。
こういった客観的な数字は本番の試験前に是非知っておいてほしいんです。
この客観的な数字は、感情論ではなくて冷静に自分の苦手な部分を指摘してくれます。
苦手な部分を知らないまま、本番の試験を迎えるのは極めて危険なのです。僕は模試を受けていない時期がありましたが、見事なまでに本番の試験で致命的なミスを連発してしまいました。
会場に慣れることができる
模試は基本的にどこかの会場で受けることになります。
たまに自宅受験なんかもありますが、絶対に会場受験をしましょう。理由は以下の通りです。
・本番でしか味わえない緊張感を味わえる
・緊張感の中で問題を解く
・失敗できる
順番に解説します。
本番でしか味わえない緊張感
模試で味わえるものの一つとして、緊張感があります。
これは他の受験生の存在です。自分と同じような志を持った者同士が集まるわけですから、独特の緊張感があります。その緊張感は実際の会場に行かなければ味わうことはできません。
僕も自宅受験を何度かしていたのですが、本番とは全く違う環境です。
準備の段階で、いかに本番の環境に近い環境で模試を受けるかが鍵です。
この緊張感に慣れていないと、いざ本番の試験を迎えた時に必要以上に緊張してしまうことになります。
適度な緊張は集中力を高めてくれますが、過度な緊張は本来持っている力を阻害してしまいます。
緊張感を味わうだけでも練習になるので、絶対に会場にいきましょう。
緊張感の中で問題を解く
緊張感がある中で問題を解くことは非常に良いことです。
練習と本番に近い状態で問題を解くことは全く違います。
どれだけ練習で問題を解けていても、模試のような本番に近い環境で問題を解けなくては意味がありません。
急にパターンを思い出せなくなったり、いつも解けていた問題が解けなくなることはよくあることです。これは模試を受けていないと分からない感覚です。
もし、模試を自宅受験にしていたり、そもそも模試を受けずに本番の試験を迎えて、全く解けない状況を想像してみて下さい。恐ろしいことです。
失敗できる
緊張感があると思いもしない失敗をしてしまいます。それは逆に大歓迎です。
失敗をすることによって、本番の試験で同じ失敗をしなくなります。
これは実際の模試を受けていなければ分からないことです。
どんどん失敗をしていきましょう。そうすれば、経験値が上がり予想外の状況にも柔軟に対応できることになります。

模試を受けない=地図を持たずに迷路に突っ込んでいくようなものです。
本番の試験までに、1度でも良いので模試を受けましょう。
模試を受けるタイミング
タイミングが勉強するスタート時期や、本番の試験がいつにあるかによって個々で異なりますが、欲を言えば月に1回、最低でも2ヶ月に1回受けていくイメージです。
準備ができていなくても模試を受けてみる【初心者でも】
「準備ができていないから、まだ模試を受けません」という意見を聞きますが、そんな方に質問です。
いつになったら、準備が整うんですか?
はっきり言います。準備が完全に整うことなんて無いのです。
それほど公務員試験は範囲が広いですし、全てをカバーすることなど不可能です。0から公務員試験の勉強を始めた初心者でも、1ヶ月くらい勉強をすれば模試を受けてみましょう。
模試を受けるメリットは上記で解説した通りです。
模試を受けながら、自分の弱点を発見していきましょう
試験本番の1年前から勉強するのであれば、最低でも6回、半年前なら3回は模試を受けておきましょう。
公務員模試が難しいと考えている人へ
公務員模試は基本的に難しく作られています。
そのため、模試で8割以上得点することは珍しいことなのです(たまに高得点を取ってくる人も居ますが、圧倒的に少数派)。
模試が難しく作られている理由は、本番の試験での対応力を高めるためなのです。もし、模試が簡単だと対応力が低いままです。
だから難しいのです。なので、模試では5割〜6割くらい取れてれば大丈夫です。
多分、初めて模試を受ける人は下手すれば10点台とか普通にありえます。だからと言って、気を病む必要はなし。
要は本番で得点できればOKです。

笑えない・・・。
判定結果に左右されすぎない【E判定でも大丈夫】
模試を受ければ、嫌でも結果が送られてきます。
僕は最初の模試が散々な結果でした。とにかくA〜E判定のうちC以上の判定が付いたことがありませんでした。
相当メンタルがボロボロになりましたが、諦めずに模試を受け続けて最終的にA判定までもらえることができました。
継続は力なりです
ということで、平均点とかもあまり気にしすぎないことですね。
結局他の人と比べたところで、所詮他人なので比べようがありません。大事なのは自分がどうあるべきかです