
効果のある勉強方法を教えてほしいです。
・こんな疑問にお答えします。
勉強に費やした期間は10年近くに及び、公務員試験に関する情報はほぼ全て網羅しています。
そんな経験から初心者の受験生にもわかり易く解説します。

文章理解ってこれと言った勉強方法が無いのが現実ですよね。
僕自身も10年近く勉強してきて、文章理解については幾度となく壁にぶつかり悩む時期がありました。
しかも予備校に通っていたのにも関わらず、講師のレベルが低く明確に勉強方法を教えてもらうこともできませんでした。
また、ネットを調べてもふわふわとした内容のことしか書かれていませんでした。
しかし、本記事では具体的にかつ明確に文章理解の勉強方法を解説していきます。
僕の10年間の経験から「これだ」という勉強方法を全て解説します。
もくじ
勉強方法はこれで決まり【具体例あります】
まず、下記の5つを意識して勉強しましょう。
☑️文章理解を解く時間帯
☑️一気に何問も解かない
☑️英単語は1日に5〜10個覚える(3つに分ける)
☑️解くまでにかかった時間を計測する
☑️文章を理解できなければ答えを見よう
この5つを意識さえすれば、試験でも文章理解の出題数の半分は取れるようになってきます。
文章理解を解く時間帯
文章理解の勉強をする際に解くべき時間帯があります。それが、
☑️起床後1〜3時間以内
です。
朝の時間帯は、1日の中で一番集中力が高まっている時間です。
その時間帯に文章理解を解くことによって、確実に力がついていきます。
まず、文章理解を勉強するのが苦手という人は、必ずこの時間帯にするようにしてください。
何故なら、文章理解は集中力がめちゃくちゃ要求されるからなんです。
考えてみてください。1問に割くことのできる時間は約3分です。
その3分で何千文字も解読し、筆者の主張を読み解かなければなりません。
少しでも余計なことを考えてしまうと、もう解けなくなってしまいます。
こういった理由からとにかく、より集中力が必要なわけです。
慣れていない人は1問でも良いので朝の時間帯に問題をするようにしましょう。

一気に何問も解かない
これも文章理解の勉強に慣れていない人がやりがちな間違いの1つです。
文章理解の問題を連続して解くときは、3〜6問あたりでやめておきましょう。
文章理解はとにかく解くだけで疲れます。
1問でも疲れるのに一気に10問なんてとてもじゃないけど解けません。
欲張り過ぎです。
そもそも、文章理解の出題数は大体5問〜8問程度です。
しかも、その中には現代文、英文、古文が含まれています。
・現代文4問
・英文3問
・古文1問
仮に出題された場合の問題数の内訳はこんな感じになります。
試験の種類によっては違いがありますが、大体こんな比率でしょう。
これから見ても分かるように、現代文だけを10問解くなんてことは非効率ですし、試験の観点から見てもマジでナンセンスです。
慣れていない人は、1問からでも解いていきましょう。
0→1になったらOKです。
そうやって、1→2→3問と解ける問題が増えていくわけです。
英単語は1日5〜10個覚える(3つに分ける)
以前の記事でも触れましたが、英文の勉強は英単語を暗記するだけで大丈夫です。
英単語の暗記といえば、3000語覚えれば良いとか、連想させながら暗記するとか色んな方法があります。
しかし、その辺のことは個人によって違うので、自分に合った暗記方法で覚えましょう。
ここで解説するのは1つだけです。
☑️1日を3つに分けて暗記してください
これだけです。はい。
英単語暗記で挫折する理由は、一気に何10個も暗記しようとするからです。
基本的に5個くらいで十分です。
多くても10個。
「少ないだろ!」ってお叱りを受けそうですが、僕はそんなに暗記してませんでしたよ。
使用した参考書は1冊だけでしたし。
仮に1日5個覚えたとして、10日続ければ50個です。
これが1日10個なら100個です。
これくらい暗記しておくだけでも結構英文って解けちゃいます。
それくらい英文って単純です。
話が逸れたので、戻します。
1時間で10個単語を覚えようとするからしんどいのです。それを、
・午前中3個
・お昼に3個
・夕方に4個
と小分けにして覚えてください。こう考えたら楽じゃないですか?
小分けにすることで、精神的にも楽になりますし集中力も持続し一石二鳥です。
1問でも忘れていたら、また翌日に確認する・・・。
この繰り返しだ。
勉強はチリツモ(チリも積もれば・・・)ですな!

解くまでにかかった時間を計測する
これも意外とやらないんですよね。
文章理解は特に時間を計測するようにしてください。
理由としては、以下のとおりです。
☑️戦術の見直しができる
もし、あなたが文章理解を解くのに1問4分以上かかるのあれば、何か間違っている可能性があります。
そもそもこれに気づくには、時間を計測していないと無理なわけで。
ちなみに、自分が問題を解くのにかかる時間を測ることによって、色んなことがわかってきます。
・文章理解の問題を何番目に持ってくるか
・パターンを理解しているか
・効率の悪い解き方をしていないか
こんなこともわかってきます。
なので、文章理解を解く時は時間計測をするようにしましょう。
※時間計測はどの問題もしてください。
公務員試験はどれだけ戦術を練り込んでいくかが鍵です。
弱点があるなら確実に克服していきましょう。
文章を理解できなければ答えを見よう
文章理解の勉強をしていて、答えがでない場合に結構粘る人がいるんですけど、時間の無駄です。
4分以上かかるのなら潔く答えを見ましょう。
文章理解は、判断推理や数的推理に比べ「主観」が入りやすい科目です。
この主観が曲者です。
この主観が入ってしまえば、もう解けなくなってしまいます。粘ったところで改善される見込みはありません。
なので、思い切って答えを見てください。
そして解答を見て「あ〜その言葉が鍵になってたんだ」と分かったら、それで大丈夫です。
もし、解答を見ても理解できないようであれば、それは間違いなく悪問というヤツです。
無視してください。あなたに解けないのであれば他の人も解けません。
ちょっとでもつまったら、とりあえず置いといいて他の問題をやるくらいの感じで良いですよ。

参考書の使い方
参考書の使い方は以下の2点を意識してください。
☑️参考書は最低3回転する
☑️問題はコピーして解く
です。詳しく解説します。
参考書は最低3回転する
文章理解の参考書は何を使ってもらっても構いませんが、基本的に3回転はしてほしいところです。1回転だけ勉強して文章理解の力が身につく人はごく僅かです。
・1回転目 なんとなく文章理解の問題に触れてみる
・2回転目 パターンがわかってきた
・3回転目 確実に半分以上答えが合うようになってきた
こんな感じで考えておきましょう。3回転目は、答えを覚えてしまってるくらいになってたら最高です。
問題はコピーして解く
参考書の問題を解く時は、1〜2回転目まではコピーして解くようにしてください。
何故なら問題は最低でも3回やります。
そして問題を解いていくと、大事な言葉に印をつけます(線や丸)。
仮に直接、参考書に書いてしまうと消しゴムで消したところで跡がついてしまって汚い上に、答えを書いてしまってるようなものです。
こういった理由から最初のうちは参考書の問題をコピーして解くようにしてください。
面倒くさいかもしれませんが、コピーしたとしても3問くらいならすぐにできますよ。
まとめ
以上が、文章理解の勉強ほ方法になります。
僕もそうだったのでよく分かるんですが、文章理解は至ってシンプルです。
変に考え過ぎるから余計難しくなってしまいます。
文章理解はするべき問題は全て決まっています。
逆にその問題以外が出てきたら、勇気を持って捨てましょう。
上記のことを意識するだけで、文章理解の点数は格段に上がります。
実際に僕はそうでした。
結果的には上級試験に合格できたので、自信を持ってこの勉強方法をオススメしますよ。
文章理解もなかなか目に見えて成長が分かりにくい教科です。
1日1問でも構いません。その積み重ねが、まずは第一歩でしょう。
まずは、1日1問ずつやってみましょう。
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