
・こんな疑問にお答えします。
勉強に費やした期間は10年近くに及び、公務員試験に関する情報はほぼ全て網羅しています。
そんな経験から初心者の受験生にもわかり易く解説します。

公務員試験の問題には解いてはいけない問題(捨て問)というものが存在します。
このような問題は受験生をふるい落とすために、出題者側が罠を数多く仕掛けています。
しかし、こんな大切な情報を学校や参考書では、ほとんど教えてくれません。
なので、この記事で詳しく解説していきます。
解いてはいけない問題とは?
一言で「解いてはいけない問題」といってもどんなものがあるか知られていません。
受験生の皆さんは、どのように判断していますか?
問題の種類で苦手だから解いていないなんて人も居るのではないでしょうか?
それは大きな間違いです。解いてはいけない問題の定義はただ一つだけです。
パターンに当てはまるかどうかだけ
以前の記事で公務員試験はパターンの理解が命であると解説しました。
要は、問題を読んでみて自分がストックしているパターンに当てはめてみて、パターンが見つからなければ、その問題はやってはいけないのです。
そういった問題は例外なく時間がかかります。
時間がかかる問題は最悪です。
このようなことから、パターンを理解することは大切なことなんです。
パターンに当てはまらなければ?
パターンに当てはまらなければどうするのかというと、簡単です。即捨ててください。
もう振り向く必要はありません。
間違っても、「後から解いてみよう」なんてしないでください。
それは全くの無駄です。
1秒たりともその問題を解く必要はありません。
何度も言いますが、公務員試験は時間との戦いです。
最初の頃は、問題を捨てる勇気がないかもしれません。
しかし、こう考えてみてください。
パターンに当てはまらない→解くのに時間がかかる→即捨てる→違う問題を解ける→他の受験生に差をつけられる。
そう。捨て問を捨てることによって他の受験生に比べより多くの点数を稼ぐことができます。
実際の問題例
パターンに当てはまらないと言ってもピンと来ない人も居るはずです。
まだ僕自身が、ほとんどパターンを解説していないということもありますが。
そこで実際に問題例を見ながら、解説していきます。
問題例①
あるクラスの日曜から金曜までの時間割について、この表以外に次のことがわかっている。このとき、この時間割を確定させるためには、どの条件を加えればよいか。
ア、毎日5時限あり、国数英社理の5科目が全部入る
イ、縦、横、斜め(対角線)のどの方向にも5科目が必ず1つずつ入る
1、月曜日の3時限目が英語である
2、火曜日の2時限目が数学である
3、水曜日の3時限目が理科である
4、木曜日の3時限目が国語である
5、金曜日の3時限目が数学である
この問題は、「対応関係」という判断推理の問題の一つになります。
この問題において捨て問とされているのがこのタイプの問題になっています。
さて一見どこにでもありそうな問題なんですが、僕の場合、この問題を見た瞬間一瞬で捨ててしまいます。
対応関係は、公務員試験の中でも解きやすい問題なんですが、この上記のような問題は解いてはいけません。
表の中に注目してください。
そこには文字が書いてあります。
ここが「捨てる」基準になります。
文字を入れ込んでいくタイプの問題は、ほぼ例外なく時間がかかります。
今後、対応関係のパターンも解説していきますので、その際に詳しく解説させてもらいます。
問題例②
A〜Gの7人の関係は次の通りである。このとき、正しく言えるかどれか。
ア、FはAの息子である
イ、GはBの娘である
ウ、DはAの夫で、Cの息子である
エ、EはBの夫で、Cの兄である
1、AはBのいとこである
2、CはGのおじである
3、FはGのいとこである
4、BはDのおばである
5、7人のうち男は4人、女は3人である
この問題は「家系図」と呼ばれている問題です。
この問題に関しては少し特殊です。
なぜ特殊かというと、時代を反映した結果捨て問になったからです。
皆さんも考えてみてください。
現代において家系図を目にする機会がありますか?
祖先が誰で、あの人がこうなって、、、まぁ、ほとんど考えないですよね。
それもそのはず。
現代は核家族化が進んで、このような家系を気にすることがなくなったのです。
公務員試験は、その時代、時代に合わせて試験の内容が考えられています。
その問題は、
全ての人が解ける問題でないといけないとされています。
10代や20代の若者のほとんどは、家系図の存在を知りません。
そうなると平等でなくなってしまいます。
そのような問題は、公務員試験において絶対に出題されることはありません。
今後、このような捨て問は増えていく可能性があります。
今はパターンが確立されていますが、将来は通用しなくなることはあります。
いますぐではないので、しばらくはこのサイトで解説しているパターンは絶大な力を発揮するので心配は不要です。
理由は簡単で、講師でさえ知らない人が多いんです。
僕は幸運にも公務員試験のプロフェッショナルに出会えたので、なんとかこのような情報をキャッチすることができました。

まとめ
いかがでしたか?
受験生の皆さんは、まず解いてはいけない問題=捨て問が存在していることを知っていましたか?
この捨て問を勇気を持って捨てることによって、公務員試験の合格率は格段に上がります。
そして、この捨て問を捨てるためには、言わずもがなパターンを確実に理解しておく必要があります。
公務員試験を受験した人がよく言うセリフが「問題が難しくて時間がなかった」です。
これは厳密に言うと問題が難しいのではなくて、「解かなくても良い問題を必死に解いている」だけです。
つまり、厳しい言い方をすると、そんな問題を解いている人が悪いのです。
ここで紹介した問題はあくまで一例に過ぎません。
今後もパターンの解説の際に一緒に捨て問も紹介しますので、参考にしてみてください。
ポイント
・公務員試験には捨て問が存在する
・捨て問は時間を浪費させる問題
・捨て問を判断するのはパターンに該当するかどうかだけ
・捨て問を捨てられれば、他の受験生と差がつけられる