
学校ってどんな感じなの?
詳しく教えて欲しいにゃ。

その経験を踏まえて学校について解説します。
現在は、昔の環境に比べて格段に良くなっています。
学校自体の数も増えていますし、何よりも選択肢が多すぎる気もします。
これから公務員に向けて、準備を始める受験生の皆さんで公務員系の学校に入学しようか迷っている人も居るはず。
この記事でわかること
①メリットの説明→進学を考えている人向け
②忖度なしのデメリットの説明
公務員系の学校にトータル6年間通った僕が、感じたメリット・デメリットを解説します。
もくじ
学校へ通うメリット
結論から言うと、公務員を目指すのなら学校には通った方が良いです。
なんでかと言うと、デメリットよりメリットの方が大きいからです。メリットとして4つ事柄が挙げられます。
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①プロフェッショナルに教えてもらえる
②巨大なネットワーク
③モチベーションが上がる
④危機感を持てる
詳しく解説します。
プロフェッショナルに教えてもらう
このプロフェッショナルに教えてもらえるのが一番の学校の魅力です。
要は、講師陣であったり事務員さんだったりです。
公務員試験は、時代に合わせて刻一刻と試験制度が変化していきます。
独学の場合、当たり前ですが全て自分で対応しなければなりません。
例えば、こういったことを考えなければなりません。
・教養試験の傾向(時代背景から出題されない問題あり)
・どのような人材が求められているのか
・論作文試験の傾向
・その地域特有の教養問題
これは一例です。
上記の情報は時代背景によって結構変わっていったりします。
自分だけで情報収集しようとしても全ての情報を手に入れることには限界があります。


公務員試験は、知っているか知っていないかの違いに左右されます。
やはりどんな道でもプロが居て、そういうプロに教えてもらうことが一番の近道なのです。
巨大なネットワーク
学校の強みとして、巨大なネットワークがあります。
公務員系の学校は、そのほとんどが全国展開されています。
逆に1校しかないという学校を見たことがありません。
学校の卒業生は何千人というったところも少なくありません。
その何千人もの卒業生の合格したデータが蓄積されているわけですから、その情報を見れるのであれば大変貴重です。
例えば、こんな場合どうしますか?
自分:沖縄に住んでるんだけど、北海道の公務員になりたい!
友達:それは良いね。で、どういう人材が求められてるの?最近の問題傾向とか知ってんの?
自分:「・・・。」
まぁ、普通はこうなりますね。
これは極端ですが、自分が学校に属していれば沖縄に居ながら、北海道の新鮮な公務員情報を手に入れることも可能です。
ちなみに、その地にある学校はその地の公務員の情報に圧倒的に強いのです。
全てとは言えませんが、役所の人事の人とも多少ならずとも繋がりがあることもあります。
それだけ新鮮情報を持ってる学校を利用しないという選択肢はもったいないでしょう。
モチベーションが上がる
試験の準備をする以前の問題で、モチベーションもすごく大事です。
せっかく準備してるのに、モチベーションが下がった状態でやっても身に付きません。
そんな状態ならやらない方が良いでしょう。
学校に通うとモチベーションが下がることが少なくなります。
まずは、ライバルたちの存在です。
仮に自分がモチベーション下がっている時に学校行って、自分よりもモチベーションが高い人がいたとしましょう。
そういう人たちの近くにいるだけで自分もテンションを引っ張られます。
「他の受験生に負けてられない」と気持ちを奮い立たせることも可能です。
これは独学だとまず無理でしょう。
モチベーションが下がった状態になった時に、他の受験生のことを知る術はなかなかありません。
モチベーションの低下が長引いたりするのは、独学で準備している人に多い現象とも言えるでしょう。

危機感を持てる
これは上記にも通づるところがありますが、学校に行って自分よりも頑張っている受験生を見たら「やばいかも」って思いませんか?
例えば、模試であんまり点数が取れなかった時にライバルたちがめちゃくちゃ点数を取ってきたら焦ります。
試験の準備なんかは「これくらいで良いか〜」と思った瞬間から崩れていきます。
僕は、2年ほど独学で勉強している時期がありました。
その時は、模試を受けない限り他の受験生を目にすることはありません。
なので危機感はほとんどありませんでした。
その結果、自分はできていると錯覚してしまい、勉強する頻度も落ちていました。

あの時は辛かった・・・。
学校へ通うデメリット
ここからは学校に通うデメリットについて解説していきます。
デメリットに関しても3つの事柄が挙げられます。
このデメリットが自分にどのように影響を及ぼすか考えてみましょう。
3つのデメリット
①お金がかかる
②学校のレベルが低いことがある
③他の受験生の存在
順番に説明していきます。
お金がかかる
学校を通おうと思ったらお金がかかります。
これは当たり前ですよね。
義務教育ではなくて、自分の意思で入学するので当然お金がかかってきます。
学校に通うわない人が理由にするのは、まずお金です。
予備校か専門学校に通うかで金額が全然違いますが、予備校で1年通うなら、大体50万円前後。
専門学校なら100万円を超えてきます。
この値段が高いか安いかは人それぞれです。
自分の人生がかかっている試験です。お金を理由にして学校に通わないのは勿体ない気がします。
実際に学校に通ってさえいれば公務員になれた人を何人も知っています。
どうしても、自分で学費を払えないのなら(というより、高校生にはそもそも無理な話です)、親御さんを頼りましょう。
また、学校が用意している奨学金制度や学費免除制度もあります。
そういったものをフルで使いながら、入学を考えましょう。

学校のレベルが低い場合がある
これも死活問題です。
僕は経験しているのですが、レベルが著しく低い人は実際にいます。
これは事務員の人や講師の人も同じです。
レベルの低い講師の講義を受けるだけで学力が低下するんじゃないかと思えてきます。
入学してみないと分からない部分もあるので、判断に困ります。
しかし、この問題もある程度は回避できます。
それが無料セミナーや体験講義を受けることです。
公務員系の専門学校や予備校はほぼ間違いなく、体験を定期的に開いています。
気になる学校があるのなら、迷いなく応募してみることです。
そこで、「あ〜この雰囲気は僕には合わないかな」と思ったのなら、入学を止めれば良いだけです。
公務員系の学校は山ほどあるので、色んな学校の無料体験をしてみることです。
もし体験をしてないような学校は、そもそもナンセンスです。最初から選択肢から除外しましょう。

とにかく足で稼ぐです。
他の受験生の存在
これはメリットの方で良いパターンを紹介したのですが、デメリットもあります。
それが、やる気のない人です。
ごくまれに自習室でも勉強せずに喋ってるだけとか、「お金払って何しに来たんだよ」と思える連中がいます。
このような人たちを見たりするだけで確実にモチベーションは下がってしまいますね。
僕は予備校時代に上記のような人たちに遭遇してしまい、相当のストレスでした。
最初は耐えていましたが、我慢の限界で注意したら言い争うなんて面倒なことにもなりましたね。
こういった人間が居れば、迷わず学校の先生や事務の人たちに言いつけてやりましょう。
大体は対応してくれますし、そういった輩は自然と消えていきます。
何せやる気が無いのですから。
これはあくまで、学校におけるデメリットの一例です。これ以上のデメリットもあるかもしれません。

友人の話なんかを聞いてるとどこの学校にも居るようなので注意してください。
まとめ:初心者は学校に通った方が無難です
以上が僕が感じた学校のメリットとデメリットです。
ここで気づいた人も居るかもしれませんが、デメリットよりメリットの方が大きいのです。
上記に挙げたデメリットも対応できる問題ですし、死活問題とまでは言えないのでしょうか。
僕自身は、学校に所属していたからこそ上級の公務員試験に合格したと確信しています。
学校に通っていたからこそ、知り得た情報も数多くありますし、それが結局合否に繋がったと言えます。
もちろん、学校に入学して良いことばかりではありませんでした。
様々な悩みや、問題が次々と発生していったのです。
そのことについては、いずれお話するとしましょう。
ただ、学校に入学したからといって、合格を約束するものではありません。
学校があくまで、公務員試験合格の1つのツールなのです。
このツールはうまく使えば最強です。
入学を迷っている受験生は、この最強のツールを使ってみてください。
特にこれから公務員試験の準備をする人や、高校生は学校に入学した方が良いでしょう。
ポイント
・メリットは4つ
・デメリットは3つ
・デメリットよりメリットの方が大きい
・初心者は学校に通うべし